ランスの街のお土産といえば「シャンパン」ですが、お土産を渡す相手がお酒を飲めないこともあるでしょうし、予算や荷物の制約もあるかもしれません。
そこで、シャンパーニュ(ワイン)ではない、ランスでおすすめのお土産を8つを選びました。
購入できるお店の情報に加えて、おすすめポイントも付けましたので、お土産選びの参考にしてください。
ランスで買いたいお土産【食べ物編】
ビスキュイ・ローズ
ランス銘菓といえば、この「Biscuit Rose(ビスキュイ・ローズ)」。
「シャンパーニュに浸す」という伝統的な食べ方を持つお菓子です。
主な材料は、卵、卵白、砂糖、小麦粉で、特徴的なピンク色は天然着色料によるもの。
ビスキュイ・ローズといえば「FOSSIER(フォシエ)」社で、ランス市街に直営店があります。
地元スーパーやお土産店でも販売されていますが、直営店の方が次のように品揃えが豊富。
- サイズの違うビスキュイ・ローズ
- ビスキュイ・ローズ味のお菓子
- 「ランスのノートル・ダム大聖堂」などが描かれたデザイン缶入りビスキュイ・ローズ
お土産にしやすい「少量サイズ」(上写真のサイズ)を購入したい方は、直営店に向かってください。
ビスキュイ・ローズは、お菓子作りにもよく利用されるため「製菓用ビスキュイ・ローズ」も販売されています。
色合いも、味わいも、「いちご」との相性が良い印象。
お菓子作りが好きな方は、ぜひ挑戦してみてください。
フォシエ製「ビスキュイ・ローズ」が有名ですが、ランスのパン屋さん・お菓子屋さんに行くと、手作りのビスキュイ・ローズを販売しています。甘さや食感など、店によって違う味わいが楽しめます。
Fossier(フォシエ)
住所:25 cours Jean-Baptiste Langlet 51100 Reims
日曜定休
コルク型サブレ
ビスキュイ・ローズと同じフォシエが製造・販売する、シャンパーニュのコルク型サブレ「Sablé Champenois(サブレ・シャンプノワ)」。
チョコレートあり・なしの2パターンがあります。
「ビスキュイ・ローズ」よりも、コルクの形のおかげで「シャンパーニュ旅行してきました」と伝わりやすいお土産かもしれません。
Fossier(フォシエ)
住所:25 cours Jean-Baptiste Langlet 51100 Reims
日曜定休
ランス・ビネガー
Clovis(クローヴィス)製「Vinaigre de REIMS(ヴィネーグル・ド・ランス)」。
平たく言えば「白ワインビネガー」ですが、名前に「ランス」と付くのは、原料の白ワインに「シャンパーニュ地方産白ワイン」を使用しているからです。
ランス産ワインビネガーもあります。原料の白ワインは、シャンパーニュ産ワインです。
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) September 6, 2021
マスタードもビネガーも、地元の家庭でよく使われています。Fossier(ビスキュイ・ローズで有名)直営店か、地元スーパーで購入できます。 pic.twitter.com/pPbFz9KleF
シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエのワインを使用。
オーク樽で1年間の熟成を経たビネガーは、少しふくよかさのある味わいです。
表ラベルには「Champagne-Ardenne(シャンパーニュ・アルデンヌ)」のブドウ品種のワインと記載されていますが、実際はシャンパーニュ産です。シャンパーニュの原産地呼称に配慮しつつも何とか伝えたいメーカーの努力と工夫を感じます。
Fossier(フォシエ)
住所:25 cours Jean-Baptiste Langlet 51100 Reims
日曜定休
ランス・マスタード
前出のランス・ビネガーを使用したマスタードが、Clovis(クローヴィス)製「Moutarde de Reims(ランス・マスタード)」。
マスタードといえば、ディジョンが有名ですが、ランスにもあります。裏ラベルの原材料欄には「ワインビネガー(vinaigre de vin)」と素気なく書かれていますが、そのビネガーの原料はシャンパーニュ産のワイン。
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) September 5, 2021
ワインではないシャンパーニュ土産を探している方におすすめです。 pic.twitter.com/d1w2Gzoftk
上写真は、粒ありタイプ「Moutarde de Reims ANCIENNE(昔風)」です。
定番マスタードの他、「ハーブ入りマスタード」や「ハチミツ入りマスタード」もあります。
直営店では、小瓶入りのアソートや、ランス・ビネガーと組み合わせたセットなど、お土産やプレゼントにしやすい商品も販売されています。
ビネガーもマスタードも、地元で愛される品。家庭の食卓はもちろん、星付きレストランでも地元食材として多用されています。
Fossier(フォシエ)
住所:25 cours Jean-Baptiste Langlet 51100 Reims
日曜定休
マール入りコルク型チョコレート
ランスのチョコレート店といえば「La Petite Friande(ラ・プティット・フリアンド)」。
1832年創業の老舗ショコラティエです。
微笑みの天使がデザインされた箱に収まった「マール・ド・シャンパーニュ入りのコルク型チョコレート」は、ランス土産にぴったり。
ランスのチョコレート店といえば「ラ・プティット・フリアンド」。1832年創業の老舗。贈り物や手土産に買い求めるレモワ(ランスの人)はたくさんいます。コルク型のチョコレートは、マール(蒸溜酒)入り。 pic.twitter.com/W2eAqvW1HD
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) March 11, 2024
店主・チョコレート職人のHugues Jubin(ユーグ・ジュバン)氏が、チョコレートとシャンパーニュについて地元紙に語った内容が興味深いので一部紹介します。
「シャンパーニュは、フレッシュで、溌剌として、酸味のある味わい。一方、チョコレートは丸くて、温かく、なめらかで甘い。しかし、この2つの中には、トーストしたパン、コーヒー、柑橘類とその皮という共通する香りがある。そして、これらの調和のもと、マリアージュが成立する」。
そのためには、ベネズエラまたはエクアドル産の上質なチョコレートを選ぶ必要がある。「私は無糖のガナッシュを使う。シャンパーニュの中に直接浸す。シャンパーニュがチョコレートを冷やす」(中略)「私はブラン・ド・ノワールでこの体験をするのが好きだ。構成がよりしっかりとしたシャンパーニュだからだ」(中略)「ベネズエラ産のダーク・チョコレートのマカロンも、シャンパーニュとの相性はとても良い」。
引用:Union, La petite friande, une chocolaterie rémoise incontournable (Publié : 5 juin 2021 à 10h00)、筆者翻訳
店主のコメントをアドバイス代わりにして、チョコレートとシャンパーニュの相性を探るのも楽しいかもしれません。
La Petite Friande(ラ・プティット・フリアンド)
住所:15 cours Jean-Baptiste Langlet 51100 Reims
日曜定休
ランスで買いたいお土産【グッズ編】
スタッド・ランス公式グッズ
地元クラブ「Stade de Reims(正式には「スタッド・ド・ランス」)」の公式グッズは、所属する伊藤純也選手と中村敬斗選手の活躍により、熱心なファンに限らず、せっかくランスに来たのだから手に入れたい思う方も多いのではないでしょうか。
スタッド・ランスのホーム・スタジアム「スタッド・オーギュスト・ドローヌ」敷地内の公式ショップには、ユニフォームはもちろん、オリジナル・グッズが揃っています。
スタッド・ランス公式ショップには、ユニフォームはもちろん、オリジナルグッズも。赤ちゃんの「よだれかけ」「おしゃぶり」もありました。 pic.twitter.com/KpSvDDAqn1
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) November 13, 2023
公式ショップ営業時間:
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) November 10, 2023
火〜土曜 10〜19時
試合のある日曜 キックオフ前の2時間 pic.twitter.com/GwcYL2rGdV
ランス旅の思い出になりそうな、ちょっとした小物が数ユーロから販売されています。チームカラーの赤をメインにした可愛らしいデザインの物も多い印象です。
Boutique officielle du Stade de Reims(スタッド・ランス公式ブティック)
住所:33 Chaussée Bocquaine, 51100 REIMS
営業日時:
- 火〜土 10〜19時
- 試合がある日曜 キックオフ前の2時間
シャンパーニュ瓶入り「キャンドル」
Marsault(マルソー)製「キャンドル」は、100%植物性ワックス(大豆・ココナッツオイル)を使用。
マルソーのキャンドルの魅力は、単に地元産というだけではなく、「地元らしさ」が詰まっているところ。
キャンドルには、シャンパーニュ地方のブドウ栽培エリアが名付けられています。
- Montagne de Reims(モンターニュ・ド・ランス)
- Côte des Blanc(コート・デ・ブラン)
- Vallé de la Marne(ヴァレ・ド・ラ・マルヌ)
キャンドルの容器は、使用済シャンパーニュ瓶をカットしたもの。
キャンドルのサイズは3種類あり、シャンパーニュのボトルサイズに倣っています。
- ドゥミ(37.5 cl) = 30時間 (160g)
- ブテイユ(75 cl) = 35時間 (300g)
- マグナム(150 cl) = 50時間 (650g)
ラベルには、ワインのヴィンテージのように、キャンドルの製造年を記載。
シャンパーニュならではのアイデアが詰まったキャンドルです。
マルソーは、大手メゾンのオリジナル・キャンドルも手がけています。上写真はシャルル・エドシック(Champagne Charles Heidsieck)。
販売店:
L’office du tourisme du Grand Reims (ランス観光事務所)
住所:6 Rue Rockefeller 51100 Reims
Diapason
住所:6 Galerie d’Erlon 51100 Reims
HG Décoration
住所:4 Rue de Tambour 51100 Reims
※ランス市街の一部ホテル内で販売
シャンパーニュ瓶製「プレート皿」
使用済シャンパーニュ瓶を平らに加工した「プレート皿」は、前出のキャンドルと同じMarsalut(マルソー)によるもの。
皿の名前「Cochelet(コシュレ)」とは、「収穫が終わった後のお祭り」を意味するシャンパーニュ地方の言葉で、「収穫後の打ち上げ」といったところ。
リラックスした雰囲気で、サラミやチーズなど、アペリティフを楽しむのにぴったりなプレート皿です。
ワインが入ったボトルと、おつまみが乗ったボトルをテーブルに並べるのは、楽しそうですね。
販売店:
L’office du tourisme du Grand Reims (ランス観光事務所)
住所:6 Rue Rockefeller 51100 Reims
Diapason
住所:6 Galerie d’Erlon 51100 Reims
HG Décoration
住所:4 Rue de Tambour 51100 Reims
※他、ランス市内の一部ホテルで販売
ランスで「シャンパーニュ」を買う店・飲む店のおすすめはこちらです。
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