シャンパーニュ地方南部のトロワの街でおすすめのお土産を、「シャンパーニュ以外」で6つ選びました。
日本ではあまり馴染みのないトロワならではの品もあります。
商品の紹介はもちろん、購入できる場所の情報も添えましたから、トロワのお土産選びの参考にしてください。

トロワについてまだ勉強中です。良い商品を見つけたら、情報を追加していきたいと思います。

トロワで買いたいお土産【食べ物編】
シャウルス・チーズ
トロワ近郊のシャウルス村で生産される白カビチーズ、シャウルス(Chaource)。
白くふわふわとしたカビに覆われ、中身はクリーミーでなめらか。
熟成が進むほど中心部もとろけるような食感になります。
マイルドな風味とミルクの甘みがありつつ、塩味とほのかな酸味のバランスがある味わい。
クセが少ないので、白カビチーズ初心者にもおすすめです。

パンに乗せるだけでも十分美味しいですが、ナッツやハチミツと組み合わせると上品なデザートのような味わいを楽しめます。
いずれもMarché central des Halles(レ・アール中央市場)内
住所:Rue Claude Huez 10000 Troyes
- Fromagerie Julien Pouillot(フロマージュリー・ジュリアン・プイヨ)
- La Fromagerie des Halles(フロマージュリー・デ・アール)
- Les Fromages d’Aurélie(フロマージュリー・ドーレリー)
メゾン・カフェのチョコレート

トロワは、世界的に有名な高級ショコラティエ「メゾン・カフェ(Maison Caffet)」発祥の街です。
チョコレート職人のパスカル・カフェ(Pascal Caffet)氏は、輝かしい実績の持ち主。
- 1989年 MOFパティシエ(Meilleur Ouvrier de France Pattisier、フランス国家最優秀菓子職人)
- 1995年 デザート職人世界チャンピオン(Champion du Monde des Métiers du Dessert)
メゾン・カフェの代名詞は、2011年に商標登録もされている「おそらく世界最高のプラリネ(SANS DOUTE LES MEILLEURS PRALINES DU MONDE®)」です。
他にも、トリュフチョコ、マカロン、焼き菓子、ギフトボックスも豊富に揃っており、お土産にもぴったり。
トロワ市街にある2店舗(モネー通りとマルシェ屋内)の他、アウトレットにも店舗があります。

ランス、エペルネ、パリ、そして東京(日本橋・高島屋)にも店舗がある世界的なショコラティエです。
Maison Caffet Troyes(トロワ店)
住所:2 Rue de la Monnaie 10000 Troyes
Maison Caffet Marché de Troyes(マルシェ店)
住所:Rue Claude Huez 10000 Troyes
Kiosque Maison Caffet, Centre McArthurGlen(アウトレットMcArthurGlen店)
住所:Pont Sainte Marie 10150 Troyes
アンドゥイエット
トロワ名物「アンドゥイエット(Andouillette)」は、豚モツの腸詰ソーセージ。
このアンドゥイエットをお土産にするなら、有名店「シャルキュトリー・モリー(Charcuterie Maury)」がおすすめです。
店主パトリック・モリー(Patrick MAURY)氏(上のInstagram写真の男性)は、アンドゥイエットのフランス&ヨーロッパ・チャンピオンの実績を持つ職人(しかも、1度だけではなく何度も!)で、現在は息子のマキシム(Maxime)さんもフランス・チャンピオン座に輝いています。
2人は、NHK『世界ふれあい街歩き』の「伝統つなぐ木組みの街 トロワ/フランス」編(2022年放送)で、トロワの名産・アンドゥイエットの味を守る親子として紹介されたこともあります。
アンドゥイエットが特に有名ですが、テリーヌやパテなどの惣菜も評判が高い店。
肉製品なので日本への持ち帰りはできませんが、滞在中に楽しむ用の土産として味わってください。

トロワの地元レストランのメニューにあるアンドゥイエットには「Maison Maury」「Maury」と書いてある店が多いです。(ただのアンドゥイエットじゃないぞ、5Aってだけじゃない、モリー製だゾ!)というメッセージが感じ取れます。
Charcuterie Maury(シャルキュトリー・モリー)
住所:28, rue du Général de Gaulle 10000 TROYES
プリュネル・ド・トロワ
プリュネル・ド・トロワ(Prunelle de Troyes)は、トロワ発祥のスモモ(仏: prunelle)を原料にしたリキュール。

18世紀から製造されているトロワの伝統的な酒で、トロワ大聖堂の向かいにあるセリエ・サン・ピエール蒸留所で、生産されています。
基本情報:
- 種類:リキュール(食後酒)
- アルコール度数:約40度前後
- 原料:実を砕いてアルコールに浸し、その後蒸留器で二回蒸留
- 色合い:琥珀色〜黄金色
- 味わい:まろやかでほのかなアーモンド香があり、甘みと苦味のバランスが特徴
飲み方:
- ストレート(常温または冷やして)
- デザートやチョコレートとともに
- カクテルベースとして

セリエ・サン・ピエール蒸留所は、サン・ピエール・サン・ポール大聖堂の目の前。古い趣のある建物が素敵なので、お酒を飲めない方も立ち寄ってみることをおすすめします。チーズによく合う「コンフィ」、地元産「ジャム」「チョコレート」など、プリュネル・ド・トロワを使用した製品も販売しています。
Le Cellier St pierre(ル・セリエ・サン・ピエール)
住所:1 place St Pierre 10000 Troyes
シードル

シードル(リンゴ酒)といえばノルマンディー地方の名産ですが、オーブ県北部「オット地方(Pays d’Othe)」は、中世から続くシードル作りの産地です。

地元品種のリンゴを使ったシードルは、爽やかな酸味とほんのり甘い香りが特徴。
トロワ市内の販売場所:
- トロワ中央市場内
- ワインショップ など
トロワで買いたいお土産【グッズ編】
ラ・プティット・マドレーヌの香水
ラ・プティット・マドレーヌ(La Petite Madeleine)は、トロワをアトリエを置く職人的な作りの香水ブランド。
ブランド名は、プルーストの『失われた時を求めて』に登場する「マドレーヌの香りの記憶」に由来し、香りが記憶を呼び起こす力をコンセプトにしています。
2021年石鹸、そして2022年香水、2023年アロマキャンドルを発売しました。
瓶やパッケージの包装紙材・印刷は、アトリエから50kmの範囲内で製造・加工したものを利用しています。
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