フランス・シャンパーニュ地方ランスは、「世界遺産」と「シャンパン」で有名な街。
また日本人選手の活躍により、ランスを本拠地とするサッカークラブ「スタッド・ランス」の試合観戦を目的に訪れる日本人旅行者も増えています。
パリからのアクセスが良く、TGV(高速鉄道)で最短45分しかかかりません。
見どころの多いランスの観光のポイントを詳しく紹介します。
ランスの基本情報
ランスはどこにある?
ランス(Reims)は、パリの東北東142kmに位置する街です。
ランスの緯度は北緯49度。
札幌(北緯43度)よりも、さらに北にあります。
ランスの基本情報
ランス(Reims)は、マルヌ県(La Marne)の街のひとつ。
県庁所在地(マルヌ県の県庁所在地は、シャロン・アン・シャンパーニュ)ではありませんが、県内最大の経済規模を誇る街です。
面積 | マルヌ県:8200㎢ ランス市: 47㎢ |
人口 | マルヌ県:56万人 ランス市:18万人 |
姉妹都市 | ドイツ、エクス=ラ=シャペル(1967~) 米国バージニア州、アーリントン(2004~) コンゴ共和国、ブラザヴィル(1961~) 英国、カンタベリー(1962~) イタリア、フィレンツェ(1954~) チェコ共和国、クトナー・ホラ(2008~) 日本、名古屋(2018~) オーストリア、ザルツブルク(1964~) |
ランスは、フランスで12番目に人口が多い街。県庁所在地ではない街としては、フランスでいちばん大きな街です。愛知県名古屋市と姉妹都市で、日本とも文化的な交流があります。
ランスの気温
ランスの年間平均気温は下表のとおりですが、昼夜の寒暖差が大きいため、数字はあくまで平均値であることを念頭に置いてください。
パリとランスの天気は、ほぼ同じです(ランスが北に位置する分だけ、約0.5度寒いと言われています)。
ランス | 東京 | |
1月 | 3.5 | 5.7 |
2月 | 3.9 | 7.3 |
3月 | 6.7 | 12.9 |
4月 | 10.2 | 16.3 |
5月 | 13.9 | 19.0 |
6月 | 17.3 | 23.2 |
7月 | 19.4 | 28.7 |
8月 | 19.0 | 29.2 |
9月 | 15.9 | 26.7 |
10月 | 12.1 | 18.9 |
11月 | 7.4 | 14.4 |
12月 | 4.2 | 9.4 |
(引用:ランスはClimate Data「TABLEAU CLIMATIQUE(1991-2021年)」、
東京は気象庁「日平均気温の月平均値(2023年)」)
シャンパーニュ地方の気象情報・服装のアドバイスは、別記事で詳しく説明しています。
「ランス」違いに注意
フランスには、日本語で「ランス」と読む街が2つあります。
日本語の読みは同じですが違う街ですから、ご注意ください。
- Reims…この記事で話題にしている街です。
- Lens…「ルーヴル美術館ランス別館(Musée du Louvre-Lens)」で有名な街。
Reims をアルファベットの字面どおり「レイムス」と読む人もいます(英語圏の人に多い)が、地元のフランス人でも、理解できる人とできない人がいるので、気をつけましょう。
もしランスの正しい発音に興味がある方は、この動画の発音を参考にしてください。
Reims はフランス語の「R」の発音で始まるため、外国人にとって発音しにくい街の名前で、欧米人観光客の方から「どうやって発音するの?」とよく聞かれます。ちなみに、パリの人がパリジャン(Parisien)・パリジェンヌ(Parisienne)と呼ばれるように、ランスの人はレモワ(Rémois)・レモワーズ(Rémoise)と言います。
ランス市街地図
この記事で紹介するすべての場所を、グーグルマップにまとめました。
ランスの旅の計画、または旅の途中で役立ててもらえると嬉しいです。
観光事務所に「日本語版」あり
ランス観光事務所(ランス駅前と大聖堂そば)で、日本語版の観光地図を無料配布しています。観光スポットもコンパクトに紹介されています。 pic.twitter.com/O2wCHn5jgw
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) November 11, 2023
ランス観光事務所(2カ所あり)では、日本語版のランス市街地マップを無料で配布しています。
主要観光スポットもコンパクトな文章で紹介されています。
- Parvis de la cathédrale:6 rue Rockefeller, 51100 Reims ※ノートルダム大聖堂そば
- Gare Reims Centre:Cour de la Gare, 51100 Reims ※ランス駅を背にして、右側の小さな建物
ランスへの行き方
パリから
ランスは、パリからのアクセスが良いことも魅力。
パリからランスを目指す場合は、電車移動をおすすめします。
パリ東駅からランス駅までTGV(高速鉄道)に乗れば45分で来ることができます。
パリまで毎日TGV通勤するランス市民もたくさんいます。
パリからランスまでの交通手段別の所要時間は下表のとおり。
交通手段 | 経路 | 所要時間 |
電車(TGV=高速鉄道) | パリ東駅 → ランス駅 | 45分 |
車 | パリ → ランス | 約2時間 |
高速バス | パリ・ベルシー・バスターミナル → シャンパーニュ・アルデンヌTGV駅 | 1時間30分〜 |
上表の車・高速バスでの所要時間を見て「意外と近い」と感じた方もいるかもしれませんが、あくまで順調に進んだ場合の時間です。
パリ市内・パリ近郊では渋滞することが多いので、気を付けてください。
\ フランス国鉄公式サイト /
\ 日本語で検索できる /
シャルル・ド・ゴール空港から
ランスは、シャルル・ド・ゴール国際空港からのアクセスも比較的良い街です。
費用はかかりますが、早さ・確実さにおいて、車移動がおすすめです。
TGV(高速鉄道)に乗る場合は、シャルル・ド・ゴール空港駅からシャンパーニュ・アルデンヌTGV駅まで30分しかかかりません。
ただし1日のTGVの運行本数は少ないので、注意してください。
交通手段 | 経路 | 所要時間 |
電車 (TGV=高速鉄道) | シャルル・ド・ゴール国際空港駅 ↓ シャンパーニュ・アルデンヌTGV駅 | 30分 |
車 | シャルル・ド・ゴール国際空港 ↓ ランス市街 | 約1時間30分 |
高速バス | シャルル・ド・ゴール国際空港バスターミナル ↓ シャンパーニュ・アルデンヌTGV駅 | 2時間40分〜 |
\ フランス国鉄公式サイト /
\ 日本語で検索できる /
近隣国からのアクセスも良好
フランス北部に位置するランスの街は、近隣国からの車でのアクセスも良好。
実際に、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルグ、オランダから来る観光客は大勢います。
ランスは、2つの高速道路が通っています。
- A4-E50 (Paris – Strasbourg)
- A26-E17 (Calais – Troyes – Dijon)
近隣国の主な街からランスまでの車での移動時間の目安は次のとおりです。
国 | 街 | 所要時間 |
ルクセンブルグ | ルクセンブルグ・シティ | 2時間30分 |
ベルギー | ブリュッセル | 3時間 |
アントワープ | 3時間30分 | |
ドイツ | デュッセルドルフ | 4時間20分 |
フランクフルト | 4時間30分 | |
オランダ | アムステルダム | 5時間 |
イギリス | ロンドン | 5時間45分 |
週末のドライブ・小旅行先として、ランスを訪れる人はたくさんいます。近隣国に駐在・留学中の方に、おすすめの旅行先です。
ランスの2つの世界遺産
ランスが関わる「ユネスコ世界文化遺産」は、次の2つです。
- ランスのノートル・ダム大聖堂、サン・レミ旧大修道院及びト宮殿(1991年登録)
- シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ(2015年登録)
ノートルダム大聖堂
「ゴシック建築の傑作」と呼ばれるランス・ノートルダム大聖堂。
フランスの歴代国王が戴冠式を行なった、歴史的な要所でもあります。
微笑みの天使、バラ窓、シャガール作ステンドグラスなど、見どころの多い大聖堂。ランスの街の象徴であり、外せない観光スポットです。
Cathédrale Notre-Dame de Reims(ランスのノートル・ダム大聖堂)
住所:Place du Cardinal Luçon, 51100 Reims
トー宮殿
Palais de Tau(トー宮殿)は、1498年から1509年にかけて建設された、ランス大司教の公邸です。
ノートルダム大聖堂に隣接しており、国王の戴冠式の際は、国王が宿泊する「ホテル」として利用されました。
現在は、博物館として主に大聖堂や戴冠式に関する物を展示・収蔵しています。
Palais du Tau(トー宮殿)
住所:2 place du Cardinal Luçon 51100 Reims
※工事中。一般見学は、2025年再開予定です。
サンレミ聖堂
サンレミ聖堂(Basilique Saint-Remi)は、フランス北部におけるロマネスク美術の最も傑出した作品のひとつと言われています。
11世紀に聖人レミ(サン・レミ)の遺品や聖なる香油瓶(サント・アンプール)を収蔵するために建設されました。
聖人レミは、496年にクローヴィスを洗礼した司教です。
第一次世界大戦中ドイツ軍の攻撃により大きな被害を受けた聖堂は、1958年まで40年かけて修復されました。
世界遺産の登録名「サンレミ旧大修道院」は、聖堂の隣のサンレミ博物館が元々は修道院だったことに由来しています。
サン・レミ聖堂は、街の中心から少し離れており、ランス大聖堂・トー宮殿から徒歩25分ほどかかります。観光の際は、ゆとりを持ったスケジュールにすることをおすすめします。
Basilique Saint-Remi(サンレミ聖堂)
住所:Place Chanoine Ladame – 51100 REIMS
シャンパーニュ生産者の「カーヴ」
世界遺産「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」(2015年登録)で、ランスに関わるのは「カーヴ」の部分です。
カーヴ(地下蔵)は、「シャンパンの泡」が生まれる工程(ワイン用語「瓶内二次発酵」の工程)で、ボトルを保管・熟成させる場所。
ランスの大手生産者のカーヴは、かつて重要な建築資材だった「石灰岩」を採石した後に、数メートルの深さを持つ地下スペースを再利用したものです。
世界遺産リストに登録されているランスのカーヴは次のとおりです。
- ポメリー(Champagne Pommery)
- ルイナール(Champagne Ruinart)
- ヴーヴ・クリコ(Champagne Veuve Clicquot)
- シャルル・エドシック(Champagne Charles Heidsieck)
- テタンジェ(Champagne Taittinger)
- マーテル(Champagne Martel)
世界遺産リストに登録されているランスのカーヴは、いずれも「サン・二ケーズの丘(Les Colline de Saint-Nicaise)」と呼ばれるエリアにあります。
シャンパーニュ生産者のカーヴ見学方法は、次の項で詳しく紹介します。
ランスは「シャンパン」の街
ランスは、シャンパーニュ(シャンパン)の街。
クリュッグやテタンジェ、ヴーヴ・クリコといった、有名シャンパーニュ生産者の本社(メゾン)または生産拠点(カーヴ)がランスの街に集中しています。
シャンパーニュ生産者が行う観光客向けのカーヴ見学・シャンパーニュ試飲は、ランスで人気の観光スポットです。
主なシャンパーニュ生産者の観光向けセラー見学の受入れ状況は次のとおり(2024年7月現在)。
生産者 | セラー見学 |
Charles Heidsieck (シャルル・エドシック) | X |
Krug(クリュッグ) | X |
Lanson(ランソン) | Winalistで予約する |
Louis Roederer(ルイ・ロデレール) | X |
Mumm(マム) | Winalistで予約する |
Pommery(ポメリー) | Winalistで予約する |
Ruinart(ルイナール) | Winalistで予約する |
Taittinger(テタンジェ) | Winalistで予約する |
Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ) | Winalistで予約する |
シャンパーニュ生産者によっては、カーヴ見学や試飲以外にも、「食事付プラン」、専用の刀を使ってボトルを開ける「サブラージュ体験」など、観光客向けに独自のプランを用意しています。
こうした観光プランへの予約申込は専用サイトを使うと便利。
当サイトでは「ウィナリスト(Winalist)」の利用をおすすめします。
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サッカー観戦「スタッド・ランス」
伊東純也・中村敬斗の両日本人選手の活躍(※2024年7月現在)で、日本のサッカーファンからも注目が集まっているフランス・リーグアンのクラブチーム「スタッド・ランス(Stade de Reims)」。
「サッカー観戦」を目的にランスを訪れる日本人も増えています。
スタッド・ランスのホーム・スタジアム「スタッド・オーギュスト・ドローヌ(Stade Auguste Delaune)」は、ランス駅から徒歩でも可能な近さ(25分程度)。
ホーム試合当日は、スタジアム内を見学できる特別ツアーを開催しています。
公式ショップ営業時間:
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) November 10, 2023
火〜土曜 10〜19時
試合のある日曜 キックオフ前の2時間 pic.twitter.com/GwcYL2rGdV
スタジアム併設のスタッド・ランス公式ショップでは、公式ユニフォームだけでなく、数ユーロで購入できるちょっとしたお土産も販売しています。
Stade Auguste Delaune(スタッド・オーギュスト・ドローヌ)
住所:33 rue Chaussée Bocquaine, 51100 Reims
スタッド・ランス公式ショップの営業時間:10~19時(火~土曜)
観光スポット
フジタ礼拝堂
フジタ礼拝堂(La chapelle Foujita)は、日本人画家・藤田嗣治(1886-1968)が、1965年から1966年にかけて設計・装飾した礼拝堂です。
日本人観光客の間では、特に人気のある観光スポットです。
La chapelle Foujita(フジタ礼拝堂)
住所:33 rue du Champ de Mars – 51100 REIMS
降伏博物館
降伏博物館(Musée de Reddition)は、1945年5月7日午前2時41分、ドイツの降伏文書が署名された場所。
ヨーロッパにおける第二次世界大戦終戦です。
調印が行われた「地図の部屋」を見学できます。
Musée de Reddition(降伏博物館)
住所:12 rue Franklin Roosevelt – 51100 Reims
休館日:火曜日、1月1日、5月1日、11月1日、12月25日
開館時間:10~18時
見学料:
- 正規料金…5,50€
- 無料…25歳以下の学生(学生証の提示必要)、18歳以下など
※詳細はランス博物館サイト(日本語)をご確認ください。
マルス門
ランス駅前の公園の遊歩道の先にある、ローマ遺跡が「マルス門(Porte de Mars)」。
現存するローマ遺跡の中でも最も長いもののひとつで、長さ約32m、高さ12mを誇ります。
2世紀末頃に建てられたマルス門は、もともと4つありましたが、現在は1つだけ残っています。
Porte de Mars(マルス門)
住所:Place de la République, 51100 Reims
年間イベント
ランスで行われる大きな観光イベントを2つ紹介します。
- ジャンヌ・ダルク祭り:5月または6月(年による)
- クリスマス・マーケット(マルシェ・ド・ノエル):11月下旬〜12月下旬
【5月】ジャンヌ・ダルク祭り
ランスを訪れ、シャルル7世の戴冠式を実現したジャンヌ・ダルクの功績を称えた祭り「Fêtes Johanniques(ジャンヌ・ダルク祭り)」が、毎年開催されています(5月または6月。年による)。
【12月】クリスマスマーケット
フランスのクリスマス・マーケットといえば、アルザス地方が有名ですが、ランスの街にもクリスマス・マーケットがあります。
ランスのクリスマス・マーケットは、シャレ(山小屋風の出店)の数では、フランスで第3位の規模を誇ります。
※前出の動画は、2021年のクリスマス・マーケットの様子。2021年メイン会場はノートルダム大聖堂前でした。
食べる(レストラン&ワインバー)
ミシュラン星付レストラン3店
ランスには、ミシュランガイド2024年版に掲載された星付きレストランが3軒 あります。
ランスのミシュラン星付きレストラン3軒 (Guide Michelin 2024)
- 3ツ星:Assiette Champenoise(アシエット・シャンプノワーズ)
- 2ツ星:Le Parc Les Crayères(ル・パルク・レ・クレイエール)
- 2ツ星:Racine(ラシーヌ)
レストラン&ワインバー厳選8店
ランスに来たからには、シャンパーニュと一緒に美味しい食事を楽しみたいという方も多いでしょう。
ランスのおすすめのレストラン&ワインバー8店を厳選しました。
- La Grande Georgette(ラ・グランド・ジョルジェット)
- Gueuleton(グールトン)
- The Glue Pot(グリュー・ポット)
- Wine bar by Le vintage(ル・ワインバー・バイ・ル・ヴィンテージ)
- Sacré Burger(サクレ・バーガー)
- Le Bocal(ル・ボカル)
- Croquignole(クロキニョル)
- Brasserie Le Jardin(ブラッスリー・ル・ジャルダン)
各店の詳細は、別記事で紹介しています。
食べる(惣菜、チーズ、デザート)
ランス市街で惣菜、チーズ、デザートを購入できる店を紹介します。
- 夜はつまむ程度に軽く食べたい
- ホテルの部屋で食事を摂りたい
- ピクニックをしたい
そんな時、お腹の空き具合や好みに合わせて、パンやチーズ、パテ・ハム、惣菜を買って食べるのも楽しいものです。
ランスの惣菜店
Boucherie Brezillon(ブッシュリー・ブルジヨン)
シャルキュトリー(ハム・ソーセージなどの豚肉製品)と惣菜店も兼ねた精肉店です。
Boucherie Brezillon(ブッシュリー・ブルジヨン)
住所:32 Rue de Mars, 51100 Reims
La Bottega della Villa(ラ・ボッテガ・デラ・ヴィッラ)
イタリア食材を扱うエピスリー(高級食材店)。
店内と屋外に席があり、その場で食べることも可能です。
La Bottega della Villa(ラ・ボッテガ・デラ・ヴィッラ)
住所:32 Rue de Mars, 51100 Reims
ランスのチーズ専門店
Fromages et Vins du Boulingrin
レ・アールそばのチーズ専門店。
チーズのみならず、高品質のワイン・シャンパーニュやパテ、スナックなどおつまみ類も揃えています。
お願いをすれば、持ち帰りがしやすい「真空パック」に詰めてくれます。多くはないものの、ワイン・シャンパーニュはセレクトが効いた品揃えです。
Fromages et Vins du Boulingrin(フロマージュ・エ・ヴァン・デュ・ブーラングラン)
住所:28 Rue de Mars, 51100 REIMS
La Cave aux Fromages
フォーラム広場にあるチーズ専門店。
チーズとハム・サラミを販売しています。
La Cave aux Fromages(ラ・カーヴ・オ・フロマージュ)
住所:12 Place du Forum, 51100 Reims
Au Bon Manger
フォーラム広場そばのエピスリー(高級食材店)。
チーズ専門店に比べれば種類は限られていますが、厳選された品揃え。ハム・サラミ、テリーヌやパテも量り売りしています。
ワインに合うおつまみが豊富。
店内にはテーブルが数席あり、ワインバーとしての利用も可能です。
ショーケースで選んだ(もしくはお店におまかせで選んでもらった)チーズをおつまみにして、シャンパーニュ・ワインを店内で楽しむことができます。
Au Bon Manger(オー・ボン・マンジェ)
住所:7 rue Courmeaux, 51100 Reims
ランスの菓子店
Maison Caffet
MOFチョコレート職人・Pascal Caffet (パスカル・カフェ)氏の直営店。
地元シャンパーニュ地方出身(オーブ県トロワ)の偉大なショコラティエとして、ランスでも人気があります。
チョコレートはもちろん、ケーキ類もあります。
日本へのお土産選びにもおすすめ。
Maison Caffet (メゾン・カフェ)
住所:34 rue de Mars 51100 Reims
Boulangerie Les Halles
前出の「メゾン・カフェ」の隣にあります。
パン・お菓子を製造・販売。
通りに面したウインドウには繊細な色とりどりのケーキが並びます。
テラス席があり、飲み物を頼んでその場で食べられます。
Boulangerie Les Halles (ブランジュリー・レ・アール)
住所:32 Rue de Mars, 51100 Reims
Aux Merveilleux de Fred(オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド)
世界中に支店を持つパティスリーのランス店で、名物はメレンゲ菓子。
日本にも1店舗だけ、東京・神楽坂に支店があります。
Aux Merveilleux de Fred(オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド)
住所:3 Rue de Mars, 51100 Reims
土曜の朝は、マルシェ(朝市)の日
もし土曜日の朝にランスにいるのなら、ブーラングラン(Boulingrin)のマルシェ(朝市)に行くのもおすすめです。
例えば、魚屋さんで生牡蛎や茹で海老、肉屋さんでハム・サラミやお惣菜、チーズ屋さんでチーズをいくつかーーといった具合に、シャンパーニュに合いそうなおつまみをマルシェだけで調達できます。
他の曜日にも、同じ場所または違う場所で朝市はありますが、観光客にとって行きやすい市街の朝市で、出店数が多く賑わいがある朝市は土曜のブーラングランです。
早朝に行く必要はありませんが、12時を過ぎると店仕舞いを始める店舗があるので、午前中に行くことをおすすめします。
Halles du Boulingrin(アール・デュ・ブーラングラン)
住所:50 Rue de Mars, 51100 Reims
時間:6~14時(2023年3月現在)
毎日営業、ミニスーパー「モノップ」
モノップ(Monop’)は、スーパーマーケット「MONOPRIX(モノプリ)」系列の小さなスーパーです。
日本のコンビニほどの店舗サイズ。
ランス市庁舎・フォーラム広場のすぐそばにあります。
おつまみになりそうな惣菜類、ハム、チーズ、スナック菓子はもちろん、野菜・果物、パン、ミネラルウォーター、日用品も一通りあります。
毎日営業、夜遅くまで開いているので、知っていると便利なお店です。
フランスお土産として定番の「モノプリ・ナイロンバック」は、通常レジ前に並んでいます。衣類・雑貨も扱う大型店のモノプリはデルロン広場にありますが、日曜はお休みなので注意してください。
モノップ(Monop’)
住所:7 Rue Dr (Docteur) Jacquin
営業時間:月~土曜 7:30~23:00、日曜 8:30~21:00(2023年3月現在)
買う(シャンパーニュ)
シャンパーニュを買いにランスに来る方もいれば、せっかくランスに来たのだからシャンパーニュを買って帰りたいという方もいるはず。
ランスでおすすめのシャンパーニュ&ワインショップを紹介します。
- Cave des Sacres (カーヴ・デ・サークル)
- Le Vintage (ル・ヴィンテージ)
- La Cave Colbert (ラ・カーヴ・コルベール)
- Au bon manger (オー・ボン・マンジェ)
- Les caves du Forum(レ・カーヴ・デュ・フォーラム)
- Trésor de Champagne(トレゾール・ド・シャンパーニュ)
- Plus de Bulles(プリュス・ド・ビュル)
各店の詳細は、下リンクの記事で紹介しています。
買う(お土産)
ランス土産といえば「シャンパーニュ」ですが、お酒ではないお土産がほしい方もいるでしょう。
ランスで買えるシャンパーニュではないおすすめのお土産は次のとおりです。
- ビスキュイ・ローズ
- コルク型サブレ
- ランス・ビネガー
- ランス・マスタード
- スタッド・ランス公式グッズ
- シャンパーニュ瓶入り「キャンドル」
- シャンパーニュ瓶製「プレート皿」
商品詳細・販売店の情報は別記事で確認してください。
買う(一般的な商品)
ランスで一般的なショッピングを楽しみたい場合は、ヴェル通り(rue de Vesle)周辺に行くと良いでしょう。
ノートルダム大聖堂からも近く、アパレル系の商店が集中しています。
- Galerie Lafayette(デパート)
- ZARA
- H&M
- Etam
- Mango
一般的な商店は日曜・祝日は営業していません。
ショッピングを楽しみたい方は、月~土曜に時間を見つけてください。
ランスのGalerie Lafayetteは、食料品の販売も飲食店もありません。また、高級ブランド店舗もありません。パリ店のイメージで来店すると、だいぶ様子が違いますから気を付けてください。
ランス観光モデルコース
ランスの街の観光スポットは点在しているため、どこをどんな順序で巡ったら良いか悩む方もいるでしょう。
ランス観光の1日モデルコースを2つ用意しました。
徒歩で巡るコース | メゾン巡りコース |
【午前】 ・セラー見学「マム」 ・フジタ礼拝堂 | 【午前】 ・セラー見学「ヴーヴ・クリコ」 |
【昼食】 ・「ラ・グランド・ジョルジェット」 | 【昼食】 ・「ル・ジャルダン」 |
【午後】 ・ノートルダム大聖堂 | 【午後】 ・セラー見学「テタンジェ」 ・サン・レミ聖堂 ・ノートルダム大聖堂 |
コース通り巡るもよし、多少の変更を加えて巡るもよし。
ランスを訪れる時は、ぜひ活用してください。
泊まる
ホテル
5つ星ホテル:
- Assiette Champenoise(アシエット・シャンプノワーズ)
- Les Crayères(レ・クレイエール)
- La Caserne Chanzy(ラ・カゼルヌ・シャンジー)
ホテル:
- Best Western Premier Hotel de la Paix(ベスト・ウエスタン・プルミエ・ホテル・ド・ラ・ぺ)
- Novotel Suites Reims Centre(ノボテル・スイート・ランス・サントル)
- Grand Hôtel des Templiers(グラン・トテル・デ・タンプリエ)
シャンパーニュ生産者直営の宿
ランス市街に、シャンパーニュ生産者の宿があります。
- La Résidence Eisenhower(レジデンス・アイゼンハウワー)
次の3銘柄のオーナー、EPIグループのデスクール家(La famille Descours)の運営による宿泊施設です。
- シャルル・エドシック(Champagne Charles Heidsieck)
- パイパー・エドシック(Champagne Piper-Heidsieck)
- レア(Champagne Rare)
ランスは世界遺産とシャンパンの街
- ランスはパリから電車TGVで45分、日帰り旅行も可能
- ランスはシャルル・ド・ゴール国際空港から車で1時間30分
- ランスは「世界遺産」と「シャンパン」の街
- ノートル・ダム大聖堂とシャンパーニュ生産者のカーヴは必見
- ランス銘菓は「ビスキュイ・ローズ(ピンク・ビスケット)」
ランス観光で見逃せない、シャンパーニュ大手生産者のセラー見学の予約方法について詳しく知りたい方は、下の記事を参考にしてください。
ランスだけではなく、エペルネの観光を楽しみたい方もいるかと思います。
ランスからエペルネへの移動方法とエペルネ観光のポイントは、下の記事を参考にしてください。
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