シャンパーニュを自宅で飲む際、専用のアクセサリーがあるとより美味しく楽しめます。
とはいえ、あれもこれもと道具を揃える必要はありません。
グラスは普段使いのワイングラスで十分ですし、家にあるもので代用できることも多いからです。
それでも、シャンパーニュが好きな方ほど 「専用品」を揃えたくなるもの。
そこで今回は、あると便利なアクセサリーを実用度の高い順に紹介します。
シャンパーニュ好きな方への贈り物のアイデアとしても、または「自分はちょっとこだわりたい」という方のアイテム選びの参考になればうれしいです。

基本のシャンパン・アクセサリー
無理に揃える必要はない
シャンパーニュの周辺アクセサリーを無理に揃える必要はありません。
必須というものは何もなく、自宅にある物で代用できることも多いからです。
筆者仕事柄、いろいろな道具に触れる機会は多いですが、ここで紹介する商品をわたしは自宅にすべて揃えているわけではありません。使用頻度に応じて購入を検討してください。
おすすめは「ストッパー」と「グラス」
とはいえ、シャンパーニュ専用アクセサリーがあると、自宅でシャンパーニュを「より美味しく」楽しめるのも事実。
アクセサリーを無理に揃える必要はないと前述したばかりですが、ワイン好きほど専用のアクセサリーがほしくなるものです。
そこで、基本のアクセサリーとしてまず入手するなら、ストッパーとグラスをおすすめします。
- シャンパンストッパー:ボトルに残ったシャンパーニュ(や泡のあるワイン)の泡をキープできる。
- 幅広のグラス:シャンパーニュの香りをより引き出す。シャンパーニュ専用に設計されたものもあれば、赤白ワインと兼用できるものもある。
筆者開栓したボトルは飲み切る!という方には不要ですが、まずシャンパンストッパーは1つあると便利です。
シャンパングラス
シャンパーニュ専用グラスは必ずしも必要ではありません。
しかし、良いグラスを使うことでシャンパーニュの香りや味わいを高めることができるのも事実です。
筆者赤・白ワインを入れる一般的な「ワイングラス」を持っている方は、シャンパーニュに利用できます。シャンパーニュ地方の地元のワインバーでもシャンパーニュをワイングラスに注いでいる店は多いです。こだわりたい場合は、大ぶりなグラスや飲み口が薄いグラスを使用すると、より美味しく飲めるでしょう。
シャンパーニュ・グラスについては別記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
シャンパーニュにも使えるワイングラス
シャンパーニュ用のグラスといえば「フルートグラス」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
細長いフルートグラスよりもふくらみのあるグラスでシャンパーニュを飲む方が、シャンパーニュのプロや愛好家の間では主流です。
シャンパーニュの香りや美味しさを引き立てるからです。
ふくらみのあるグラスと言っても、シャンパーニュ用として設計されたグラスもあれば、赤ワインも白ワインもシャンパーニュも使えるユニバーサルグラスもあります。
筆者自宅でシャンパーニュを飲むなら、一般的なワイングラスがあれば十分です。しかし、グラスによって味わいが大きく変わるのもまた事実。シャンパーニュ好きを自認する方は、ボトルの購入を数本見送っても、上質なグラスの購入に投資する価値は大いにあります。

筆者シャンパーニュ地方ランスに本社を置くレーマン。欧州では「シャンパーニュ・グラスといえばレーマン」というほど有名。多くの大手メゾンのグラスを製作、地元レストランでもよく見かけます。

筆者輸出市場で人気の高い小規模生産者を訪ねると高確率で使用されているのが「ザルト」。高価なグラスですが投資する価値のあるグラスです。
フルートグラス
フルートグラスは細長い形状により、シャンパーニュの泡が美しく立ち上がるのが魅力。
「パーティー感」があり、華やかさを演出する効果があります。
歴史がある分、ワイングラスメーカーだけでなく、高級ブランドが製造・販売するフルートグラスもあり、デザインの幅は広いかもしれません。
筆者フランス人でも「やっぱりシャンパーニュはフルートで飲みたい」という根強い支持層がいます。ぜひお気に入りのグラスで楽しんでください。
筆者日本ではワイングラスといえばリーデルを思い浮かべる方も多いかもしれません。フルートグラスだけでも数種類あるので、予算や好みに応じて選べます。

筆者海外のワインファンも注目する木村硝子店。シャンパーニュはもちろん、ビールにも使えるフルートグラス。お酒が好きな方へのプレゼントにも良さそうです。
筆者高級グラスとして有名なバカラ。もちろん、フルートグラスもあります。
プラスチック製グラス
ビーチやピクニックなどグラスを使用するのが心配な屋外、または大人数の時など、プラスチック製のグラスが必要な場面もあるでしょう。
シャンパーニュを飲むなら、プラスチック製といっても単なる「コップ」よりは「フルートグラス」型の方が気が利いています。
シャンパンストッパー
シャンパン・ストッパーは1つ持っていると便利。
シャンパーニュに限らず、ご家庭でスパークリングワイン(クレマン、カバ、スプマンテ等)を飲む機会がある方は、飲みかけのボトルにストッパーで栓をしておけば翌日も楽しめます。
筆者家庭にあるもので代用するのはなかなか難しいので、シャンパンストッパーを持っていない方は購入をおすすめします。


シャンパンストッパーのよくある質問(FAQ)
- シャンパンストッパーを使用した場合、何日くらい泡を保てますか?
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実際は瓶内に残っている量にもよるのですが「2~3日が目安」と考えて良いでしょう。ストッパーを利用しても開ける回数が増えればガスが逃げるので、泡は減少します。
- 違うサイズのボトルにも使えますか?
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シャンパーニュの場合、ドゥミ(375ml瓶)、ブテイユ(750ml瓶)、マグナム(1.5L瓶)の口径は同じですから、同じシャンパンストッパーを使用できます。
- 両翼で閉じるもの、ボトルをホールドするものなど、いろいろなタイプのストッパーがありますが、どのタイプがいちばん泡を保てますか?
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個人的な経験ではタイプによる差はあまり感じません。厳密に言えば、密閉性が高いモデルとそうでないものがあることは確かですが、実際に使ってみないとわかりません。あまり神経質にならず予算に合うものを購入すると良いでしょう。
- 購入する時に気を付けた方が良いポイントはありますか?
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ストッパーで栓をしたボトルを保存する場所、多くの場合は「冷蔵庫」だと思いますが、ストッパーをした状態でスペースに収まるかどうかは注意すると良いでしょう。ストッパーのモデルによっては、高さが出るので気を付けてください。
- 「バキュヴァン」はシャンパーニュに使用できますか?
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少し話はそれますが、意外とよく質問されるのでここで触れておきます。VACUVIN(バキュヴァン)をシャンパーニュに使用しません。バキュヴァンとはスティルワイン(=赤・白ワインなど泡がないワイン)の「酸化を防止するための道具」です。シャンパーニュの場合は、炭酸ガスが逃げるのを防ぐためにストッパーを利用します。
シャンパンストッパー(ガス充填式)
ガスを充てんすることで、シャンパーニュの泡を長持ちさせるストッパーが近年販売されています。
このタイプのストッパーを利用すれば、ボトルを良い状態でゆっくりと楽しめます。
ただし「専用ガスボンベ」の追加購入が必要ですから、そのコストを含めて購入を検討すると良いでしょう。
筆者ここで紹介する商品とは違う商品(日本未発売)ですが、ガス充填式のシャンパンストッパーを職場で利用しています。正しく利用すれば、シャンパーニュの泡はボトル内のワインが半分以下になっても元気な状態でキープできますから、ワインのロスが減りました。
Coravin(コラヴァン)
Coravin Sparkling(コラヴァン・スパークリング)は、スパークリングワインの保存システムです。
スパークリングワインが残った状態のボトルを専用ストッパーで栓をして、そのストッパーを通じてガスを充てんして、泡を長持ちさせます。
Coravinによれば「スパークリングワインのシャープな風味と発泡感を最大4週間保存」、「(専用の)CO2カプセルは、標準の750mLボトルを最大7本保存」できます。

筆者発売時にはシャンパーニュ業界関係者の間で話題になりました。実際に使用した人からは「素晴らしい商品なんだけど、高価なのがネック」という意見をよく聞きます。コストが折り合える方にはおすすめです。
zzysh(ズィッシュ)
zzysh(ズィッシュ)は、スイス発スパークリングワインの保存システムです。
前出のコラヴァン・スパークリングよりも、充てん装置もストッパーもコンパクト。
仕組みはコラヴァンとほぼ同じで、専用ストッパーを通じてガスを充てんします。
ズィッシュによれば、専用ガスカートリッジは「1回につき3秒間噴射した場合、約8回使用」できます。
筆者ワインバー経営者の方から教えてもらいました。彼が探した限りでは「これが最もコスパが良く、シャンパーニュのロスが減った」そうです。
シャンパンクーラー
シャンパーニュを冷えた状態で美味しく飲むために「クーラー」が必要な場面もあるでしょう。
クーラーには、氷が必要なタイプと不要なタイプがあります。
好みや使用する場面にあったクーラーを選んでください。
筆者冷蔵庫から出した冷えた状態のボトルからシャンパーニュを注いで、その後クーラーを利用するかどうかは飲み手の好み次第です。個人的には、クーラーに入れず、自然に温度を上げて飲み進めることが多いです。
バケツ
氷水を入れたバケツで冷やされたシャンパーニューー定番かつ特別感の演出です。
ステンレスやアルミ製の定番のシルバー色のバケツもあれば、透明からカラフルなものまでアクリル製のバケツもあります。
基本はブテイユと呼ばれる750ml瓶が1本入るサイズですが、複数本入るものやより大きなマグナムボトル(1.5L瓶)が入るものなどサイズが異なるバケツもあります。
筆者バケツは、パスタ鍋のような少し深いタイプの鍋でも代用できます。木桶やボトルが入るサイズの花瓶・植木鉢など、あえて違う器を好む方もいます。


スリーブ
「氷なし」でボトルを冷やせるスリーブは、卓上でも屋外でも使用できます。
スリーブは最初からボトルを冷やすよりも、既に冷えたボトルを保冷する使い方の方が向いています。
筆者わたしは、ピクニックに行く時に冷えたシャンパーニュボトルをスリーヴに入れて持参することが多いです。
保冷バッグ
持ち寄りパーティーやお店にワインを持ち込む時など、冷えたボトルを持参する機会がある方は、保冷バッグがあると便利。
保冷剤ポケット付きのキャリーバッグは、まとまった本数を運ぶことができます。
バーベキューの時などはクーラーバッグとして使えて、旅行の際はお酒用のスーツケースとして使えます。

シャンパンサーベル
シャンパンサーベルはまったく必要はありませんが、興味がある方はいるかもしれません。
サーベラージュ(サーベルでボトルを開けること)を成功させると大いに場が盛り上がりますが、正しく行わないと危険も伴いますから十分注意してください。
筆者サーベルの刃は、日本刀や包丁の鋭利さはありません。フランスでは、余興でワイングラスの底(ディスク)でボトルを開ける人もいます。
ブラインドテイスティング用スリーヴ
ワイン好き同士でワイン会をする際に、ワインラベルを隠した状態でワインを飲む「ブラインドテイスティング」を楽しむ方もいるでしょう。
紙やアルミホイル、巾着袋など、ワインラベル(またはボトル)を隠す方法はありますが、ブラインドテイスティング専用のスリーヴがあります。
番号もプリントされているので、最後の答え合わせにも便利です。
筆者ワイン仲間と一緒にブラインドテイスティングの機会がある方はぜひ。

まとめ | まずは、シャンパンストッパー&グラスがおすすめ
- シャンパーニュ周辺アクセサリーを無理に揃える必要はなく、家にある物で代用できることも多い
- シャンパーニュのアクセサリーがあると、自宅で「より美味しく」飲めるのも事実
- まず手に入れるなら「シャンパンストッパー」と「グラス」がおすすめ
- 幅広のグラスで飲むのがトレンドになりつつあるが、フルートグラスも根強い人気
- シャンパンストッパーがあれば、泡を翌日もキープできる
- ガス充填式のストッパーを使うと泡が長持ちするが、ガスを追加購入するコストがかかる
- ワインクーラーは氷を使うタイプと使わないタイプがある。






























































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