海外旅行で買ったワインを日本に持ち帰るとき、スーツケースに入れるのは少し不安。
そんな時に頼りになるのが、ワイン専用スーツケースや梱包グッズです。
ワインのプロ・愛好家も利用する、ワインの持ち帰りに便利なワイン専用スーツケース・梱包グッズを紹介します。

ワイン専用スーツケース、おすすめ3選
ワイン専用スーツケースがなくてもワインを運ぶことはできますが、ワイン専用スーツケースがあるとより安全にボトルを運べることは確かです。
配送料が高騰しているため、旅先からボトルを送るよりも、ワイン専用スーツケースを購入して無料受託荷物として預けた方が安く済む場合もあります。
次のような方はワイン専用スーツケースの購入を検討しても良いかもしれません。
- 旅先でワインをまとめ買いすることがある
- ワイン会など、まとまった量のボトルを持って移動する機会がある
ワイン専用スーツケースにも種類があり、外観は旅行用スーツケースそのもので内側にボトルの形が繰りぬかれた緩衝材が詰まっているタイプもあれば、折り畳み可能なタイプもあります。
ここでは、国内外のプロや愛好家からも信頼されているワイン専用スーツケース3つを紹介します。
筆者ワイン用スーツケースは、ワイン産地に行けば入手できそうな気がするかもしれませんが意外と現地で入手できません(探し回る観光客によく出会います)。購入を希望する方は、日本で購入して持参するか、もしくは日本出発前にネット注文して現地の宿泊先受取にするか。いずれにせよ、日本出発前に準備しておくことをおすすめします。
Lazenne(ラゼンヌ)
フランスやヨーロッパのワイン旅行者にとって定番のブランド「LAZENNE(ラゼンヌ)」。
ワインを安全に持ち運ぶためのスーツケース・バッグなどの商品を展開しています。
LAZENNE ELITE PRO(ラゼンヌ・エリート・プロ)は、ワインボトル12本用のスーツケースです。
筆者日本では取扱いがないので購入を希望する方は、「ネットで購入して宿泊先に送る」方法で入手すると良いでしょう。宿泊先への事前連絡を忘れないようにしてください。
ラゼンヌにはソフトカバータイプのワイン専用スーツケースもあります。
ソフトカバータイプはファスナーで閉めるタイプのバッグのため、必ず「南京錠」を用意してください。

VinGardeValise
アメリカ発の高級ワイントラベルスーツケース「VinGardeValise」。
外観は「スーツケース」そのものですが、スーツケースを開くとワインボトルの形の穴が開いた緩衝材が詰まっています。
Forbes、CNN.com、Wall Street Journalなど、100以上の一流メディアで紹介、全米の高級デパート・専門店が唯一採用するワインスーツケースで、世界500以上のワイナリーでも採用されています。

オンボード・ボトル・フライヤー・プロ
12本収納可能なワイン用キャリーバッグ。
折り畳み可能なので、行きはスーツケースの中に入れて、帰りはバッグを組み立ててボトルを入れて持ち帰ることができます。
保冷剤ポケット付きで、ワインや日本酒の運搬はもちろん、仕切りを外せばクーラーバッグとして活用できます。
ファスナーによる開閉のため、飛行機の受託荷物にする場合はTSAロックを別途用意してください。


ワイン専用スーツケース3種の比較
ワイン専用スーツケース3種の内容を比較しました。
購入を検討する方は参考にしてください。
![]() LAZENNE | ![]() VinGardeValise | ![]() ボトルフライヤー・プロ | |
|---|---|---|---|
| 素材 | ハードケース | ハードケース | ポリエステル100% |
| 収容ボトル本数 | 12本 | 12本 | 12本 (シャンパーニュは9本) |
| 重さ | 4.8 kg | 6.1 kg | 5.4 kg |
| サイズ | 50 x 30 x 70cm | 68.50 x 45 x 35 cm | 使用時 43 X 39 X 42 cm 折畳み時 43cm X 22cm X 42 |
| TSAロック | あり | あり | なし ファスナーで開閉 |
| 保冷機能 | なし | なし | 保冷剤用ポケット付 |
| 保証 | 10年 | 生涯保証 | なし |
| 日本での購入 | 不可 | 可 | 可 |
| 販売店 | Amazon.fr Lazenne公式 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 |
ワインを守る梱包グッズ
ワイントボトル保護バッグ
バッグは、ボトル1本を入れるのにぴったりのサイズ。
バッグの内側にプチプチのような緩衝材があり、バッグの口を閉じれば、万が一ボトルが割れたとしても、液体がスーツケース内で漏れることはありません。
「繰り返し使用可能」「使用前は平らなので場所を取らない」のも、このバッグの利点です。

プチプチ
スーツケースの中に、衣類などの荷物と一緒に、ワインを数本入れて持ち帰りたい時は「プチプチ」を日本から持参すると便利です。
ボトルを包めるくらいの大きさにカットしておいて、必要な分だけ持参すると良いでしょう。

筆者個人使用で100枚入りは持て余す可能性が高いと思いますが、商品が想像しやすいように商品リンクで紹介しました。ワインボトル型があるかはわかりませんが、100均ショップでボトルを包める大きさの梱包材(プチプチ)を購入すると良いと思います。
ワイン専用ダンボール
ボトルごとに仕切られた「ワイン専用ダンボール」を調達してワインを持ち帰る方法もあります。
ダンボールは、たとえ折り畳んであったとしても嵩張るため、日本から持参するのはあまり現実的ではありません。
現地調達ということになりますが、箱をどうやって入手するのかという問題が残ります。
筆者そこで、わたしが知るベテランのシャンパーニュ愛好家のお客さんが使う方法を紹介しますので、よろしければ参考にしてください。
日本出発前
- フランスの通販サイトを通じて、ワイン12本専用ダンボールを必要な数だけ、日本から注文する。
- シャンパーニュで泊まる宿に予め連絡、注文したダンボールの受取・保管を依頼する。
フランスに到着後
- 宿にチェックイン、ダンボールを受け取る。
- 滞在中に購入したワインを、ダンボールに入れ、日本から持参したガムテープで梱包する。
シャルル・ド・ゴール空港に移動
- 帰国の日、予約しておいたハイヤー車(VTC)に、荷物とワイン入りダンボールを積んで、空港に移動する。
- 搭乗ゲートに近い車寄せで降車後、荷物をカートに乗せて、パブロで免税手続きを行う。
- 航空会社のカウンターで荷物・ダンボールを預ける。
フランスで買ったワイン、どんな方法で持ち帰っていますか?
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) April 20, 2024
🇯🇵出発前に、🇫🇷オンラインショップでワイン専用ダンボールを注文、現地で受け取り、購入したワインを持ち帰るーーというのも1つの方法です。
写真は12本用箱。発泡スチロールで3本ずつ保護する方式。お客さまは無事持ち帰りできたそう😊 pic.twitter.com/fDT8Ry5rjk
ワインボトル梱包のアドバイス
文房具は日本から持参を
ワイン専用スーツケース・梱包材の紹介をしましたが、梱包方法次第では文房具が必要です。
梱包に必要な文房具類は日本から持参すること強くおすすめします。
- ガムテープ
- はさみ (※必ず「預け荷物」の中に入れてください)
筆者文房具を探したり購入する時間はもったいないですし、文房具は日本製の方が安くて質が高いことが多いです。
スーツケースに詰めるときの注意点
衣類や小物類など他の荷物と一緒にワインやシャンパーニュのボトルをスーツケースに詰める場合は、次の3点に気を付けると良いでしょう。
- ボトルを1本ずつ包む
- ボトルを包むのは、衣服でもプチプチでもOK。
- 靴下やデニムの脚にボトルを通す方法もあり。
- スーツケースの内壁にボトルが触れないようにする
- 衝撃から守るために、スーツケースの内壁にボトルが直接触れないように詰める。
- スーツケースの底に衣服を敷くと、クッション代わりになり、ボトルへの衝撃を軽減できる。
- スーツケース内でボトル同士が触れないようにする
- ボトルが複数ある場合は互い違いに並べる。
- ボトルが直接ぶつからないように、さらに隙間に衣服やプチプチを詰めると良い。
筆者わたしは「シャンパーニュボトルに衣服を巻き付けて、スーツケースに詰める派」です。幸いにもボトルが割れた経験はありませんが、心配な方は、梱包グッズを使うと良いでしょう。
まとめ|ワイン持ち帰るなら、専用スーツケース・梱包材の準備を
- まとめて運ぶなら、ワイン専用スーツケースがあると便利。
- 専用スーツケースは、衝撃に強く12本前後を安全に収納。繰り返し使えるので長い目で見れば経済的。
- 数本だけなら梱包グッズで十分。
- ボトル保護バッグやプチプチを利用して、スーツケース内でボトルを保護。









































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