旅行前に知りたい、フランス基本情報【シャンパーニュ地方編】

時差、気温、服装、持ち物、お金(通貨、両替、クレジットカード)、電気プラグ・電圧、治安…

フランス旅行の準備をするにあたり、疑問が湧きそうな点を「フランス基本情報」として紹介します。

また、フランスの一般的な情報だけではく、もう少し深堀りして「シャンパーニュ地方ならではの情報」もできる限り盛り込みました。

ぜひ旅行前に読んで、旅行の準備に役立ててください。

目次

基本情報

フランスの基本情報

フランス共和国(首都:パリ)
La République Française
面積約55万㎢
(フランス本土、2022年)引用:フランス国立統計経済研究所(Insee)
日本の国土面積(38万㎢)の約1.5倍
人口約6600万人
(フランス本土、2024年1月1日)引用:フランス国立人口研究所(Ined)
日本の人口(約1億2600万人)のほぼ半分
出入国手続ビザ(査証):滞在期間が3ヵ月以内の観光ならばビザは不要
パスポート:入国時、3ヶ月と滞在日数以上の有効期間が必要
出入国カード:不要
日本との時差マイナス8時間
(例)日本が20時の時、フランスは12時
日本との時差
(サマータイム時)
マイナス7時間
サマータイムは、3月最終日曜~10月最終日曜(2024年は3月31日~10月27日)
(例)日本が20時の時、フランスは13時
通貨ユーロ(€)
言語フランス語
祝祭日 1月 1日 元旦(Jour de l’an)
4月 1日 復活祭の翌日の月曜日(Lundi de Pâques)
5月 1日 メーデー(Fête du Travail)
5月 8日 1945年5月8日戦勝記念日(Victoire du 8 mai 1945)
5月 9日 昇天祭(Ascension)
5月20日 聖霊降臨祭の翌日の月曜日(Lundi de Pentecôte)
7月14日 革命記念日(Fête Nationale)
8月15日 聖母被昇天祭(Assomption)
11月 1日 諸聖人の日(Toussaint)
11月11日 1918年休戦記念日(Armistice 1918)
12月25日 クリスマス(Noël)
セール時期セール時期は国によって定められており、年2回(冬と夏)。
・冬のセール:1月上旬から約1か月(2024年冬は1月10日~2月6日でした)
・夏のセール:6月最終週から約1カ月(2023年夏は6月28日~7月25日でした)

シャンパーニュ地方の基本情報

シャンパーニュ地方は、下の地図の左上、「グラン・テスト地域圏(Grand Est)」にあります。

引用:フランス政府(GOUVERNEMENT)(Publié 25/11/2014)
地域圏グラン・テスト地域圏(Grand Est)

グラン・テスト内で、パリのあるイル・ド・フランス地域圏に接している部分が、かつての「シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏(Champagne-Ardenne)」です。

引用:franceinfo(Publié le 08/02/2010 18:21)

「行政区画」と「ワイン産地」のシャンパーニュ地方には、多少の違いがあります。

シャンパーニュ・アルデンヌ地域圏
(行政区画)
全4県
マルヌ県
オーブ県
アルデンヌ県
オート・マルヌ県
シャンパーニュ地方
(ワイン産地)
全5県
マルヌ県
オーブ県
エーヌ県
オート・マルヌ県
セーヌ・エ・マルヌ県
引用:シャンパーニュ委員会(CIVC)

ワイン産地としてのシャンパーニュ地方の各県について、もう少し詳しく紹介します。

シャンパーニュ地方は、パリの東約150kmに位置するワイン産地で、5県により構成されています。

シャンパーニュ地方
La Champagne
ブドウ栽培面積:34,300ha
²)とほぼ同じ面積
ブドウ畑は、5県319村(クリュ)に広がる
ユネスコ世界文化遺産「シャンパーニュの丘陵、メゾン、カーヴ」に登録(2015年)
マルヌ県
La Marne
県庁所在地:シャロン・アン・シャンパーニュ(Châlons-en-Champagne)
ランス(Reims)、エペルネ(Epernay)もある
シャンパーニュ地方のブドウ畑の66%を占める
次のブドウ栽培エリアを含む:モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブラン、コート・ド・セザンヌ
オーブ県
L’Aube
県庁所在地:トロワ(Troyes)
シャンパーニュ地方のブドウ畑の23%を占める
次のブドウ栽培エリアを含む:コート・デ・バール
エーヌ県
L’Aisne
県庁所在地:ラン(Laon)
オー・ド・フランス地域圏
シャンパーニュ地方のブドウ畑の10%を占める
次のブドウ栽培エリアを含む:ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
オート・マルヌ県
L’Haute-Marne
県庁所在地:ショーモン(Chaumont)
チーズで有名な「ラングル(Langres)」がある
ブドウ畑は、バール・シュル・オーブ東端のごく一部
セーヌ・エ・マルヌ県
La Seine-et-Marne
県庁所在地:フォンテーヌブロー(Fontainebleau)
イル=ド=フランス地域圏の一部
ブリー・チーズで有名な街「モー(Meaux)」がある
ブドウ畑は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ西端のごく一部
引用:ブドウ栽培面積、各県の栽培占有率はCIVC、福岡市の面積は国土地理院

交通

飛行機(東京→パリ)

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フライト東京からパリまでの通常の飛行時間は、往路13時間20分、復路11時間30分、大阪からパリまでは、往路12時間35分、復路11時間35分(エールフランス
日本からパリまでの直行便を就航する航空会社は3社(2024年2月現在):エールフランス(Air France)、日本航空(JAL)、全日空(ANA)
筆者

東京ーパリ間のフライトは、国際情勢の影響により、各社とも迂回ルートで運航しています。迂回ルートのフライト時間(直行便)は、往路14時間30分~、復路13時間30分~かかります(※2024年2月時点)。

CDG空港→ランス

空港からの移動は「車」がおすすめ
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1時間30分
電車TGV(高速鉄道)30分 ※シャンパーニュ・アルデンヌ駅着
長距離バス2時間40分〜 ※シャンパーニュ・アルデンヌ駅着

パリ→ランス

パリからの移動は「電車」がおすすめ
Image by Erich Westendarp from Pixabay
1時間30分~
(渋滞で実際はもっとかかることが多い)
電車TGV(高速鉄道)で45分
長距離バス1時間40分~ ※シャンパーニュ・アルデンヌ駅着
(渋滞で実際はもっとかかることが多い)
筆者

グラン・テスト地域圏内の電車移動に限りますが、50%引になる割引券があります。パリ東駅からグラン・テスト圏に移動する場合も割引が適用されるので、電車の使用を考えている方は購入を検討しても良いかもしれません。

ランスからの移動

エペルネまで40分
トロワまで1時間25分
電車エペルネまで35分
※ランスートロワをつなぐ電車はありません

天気

気温の比較

下表は、ランス、パリ、東京、札幌の月別平均気温(℃)です。

ランストロワパリ東京札幌
1月3.53.64.35.7-4.4
2月3.94.04.67.3-2.7
3月6.77.07.412.94.9
4月10.210.510.716.39.2
5月13.914.314.319.013.8
6月17.317.917.723.219.3
7月19.420.019.828.723.8
8月19.019.619.429.226.7
9月15.916.216.426.721.5
10月12.112.512.618.913.3
11月7.47.57.914.46.7
12月4.24.44.89.4-0.7
ランス、パリ、東京、札幌の月別平均気温(℃)
(引用:ランス、トロワ、パリはClimate Data「TABLEAU CLIMATIQUE(1991-2021年)」、
東京と札幌は気象庁「日平均気温の月平均値(2023年)」)

シャンパーニュ地方の2つの街(ランスとトロワ)とパリの天気に、ほとんど違いはありません。

緯度を比べると、ランスは北海道よりもさらに北に位置しています。

  • ランス 北緯49度
  • 稚内市 北緯45度(=宗谷岬の突端「日本最北端の地の碑」)
  • 札幌市 北緯43度(←フランス南部、マルセイユとほぼ同緯度)
筆者

単純に緯度だけで比べられる訳ではありませんが、東京よりも「ランスは涼しい・寒い」です。そして、乾燥しています。

ランスの天気

「ランスの天気」をさらに詳しく紹介します。

下表は、ランスの月別気象データです。





(°C)






(°C)




(°C)



(mm)
湿

(%)






1月3.51.166584%92.9
2月3.90.87.35981%84.0
3月6.72.510.95876%85.9
4月10.25.314.76072%98.3
5月13.99.218.27273%98.9
6月17.312.421.66670%89.9
7月19.414.723.76367%810.3
8月1914.323.56868%89.2
9月15.911.620.35772%77.2
10月12.18.715.76679%85.2
11月7.44.710.16986%93.4
12月4.21.86.78186%103.0
ランスの月別気象データ
(引用:TABLEAU CLIMATIQUE REIMS, Climate Deta
※1991-2021年のデータに基づく。日照時間のみ1999-2019年のデータ)

平均最低気温と最高気温を見ると、気温差が大きいことがわかります。

ランスの天気は「昼夜の寒暖差が大きい」ことが特徴のひとつ。

たとえ昼間は暖かい・暑い天気だとしても、夜は「涼しい・寒い」と感じることはよくあります。

夏時間(4~10月)の季節は、日照時間が長く、夜10時頃でも明るいため、屋外で食事やシャンパーニュを楽しむことができます。

服装

筆者の経験をもとに、シャンパーニュ地方を旅する際のざっくりとした服装のイメージを季節別にお伝えします。


3〜5月
昼間は温暖でも、夜は冷え込むため、気温変化に対応した服装を。
春らしい軽い素材の服装でも大丈夫ですが、重ね着できる上着の準備を忘れずに。
セーター・カーディガン
さらに上から羽織るコート・ジャケット

6〜8月
夏の装いに、軽い上着があると安心。
日本の夏の服装でOKです。とはいえ夜は冷えることもあるので、上着は1つあった方が安心。
軽めの上着…サマーセーター・カーディガン、コットンやデニム素材のジャケット等

9〜11月
暑さと寒さに対応できる準備を。
10月頃まで日中は夏のように暑く半袖で過ごせる日もあれば、年によっては9月後半で暖炉に火を入れる寒さが訪れることも。11月は「東京の冬」の服装で良さそうです。
セーター・カーディガン
ダウンジャケット(9月頃は薄めでOK)
ストール

12〜2月
寒さ対策をしっかりと。
1・2月は、朝晩のみならず日中でもマイナス5度くらいまで冷え込む日があります。
防寒性の高いダウンジャケット、暖かいコート
マフラー、手袋
寒がりの方は、保温効果の高い下着・シャツ、暖かい靴・靴下
筆者

四季は東京とほぼ同じですが、シャンパーニュ地方は「昼夜の寒暖差」があります。「季節に応じた上着」を用意して、気温の変化に対応できるようにしましょう。

日中、観光をする際の靴は、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめ。

気がつけば結構な距離を歩くことになるからです(例えば、エペルネのシャンパーニュ通りを往復するだけで2km!)。

レストランなど、少しドレスアップして行く場所のための靴は、必要に応じて持参しましょう。

シャンパーニュ生産者のセラー見学の服装

ヴーヴ・クリコのセラー見学

シャンパーニュ生産者を訪問、セラー見学をする予定がある方に、服装に関するアドバイスが2つあります。

セラー見学をする際の服装のアドバイス2つ

  1. 夏でも「上着」を持参する
  2. 底が「平らな靴」を履く

シャンパーニュ生産者の地下セラー内の気温は、年間を通じて10〜12度ほどです。

地下セラーを訪れると、外との気温差により「冬は暖かく、夏は涼しく」感じます。

特に気をつけたいのは夏。

「寒い」と感じる方もいますから、上着を忘れないようにしましょう。

また、地下セラーの湿度も一定で、80%ほどあります。

セラーの床は滑りやすいため、底が平らな靴(スニーカーや滑り止め効果のある靴がベター)をおすすめします。

持ち物

「必携」とまでは言いませんが、日本から持って来た方が良さそうなものをリスト形式で紹介します。

  • 歯ブラシセット…ホテルの部屋にない場合も多いです。
  • 折り畳み傘…シャンパーニュ地方は雨が多いです。風が強い時もあるので、少し丈夫なものがおすすめ。
  • 薬…体調不良の時に薬局に出向いたり、薬局で意思疎通するのは大変です。
  • 変換プラグ…フランスのプラグはC型。変換プラグを購入する場合は、全プラグ形状に対応した「マルチ変換プラグ」の購入をおすすめします。
  • 変圧器…フランスの電圧は、電圧は220V/50Hz。日本の家電を使用する場合には、変換プラグと変圧器が必要。ただし、スマートフォンの充電には変圧器は不要です。

フランスでワイン・シャンパーニュを購入する予定がある方は、ボトルを梱包する時に使う文房具は日本から持参することをおすすめします。

  • プラスチック製の緩衝材(プチプチ)
  • ガムテープ
  • はさみ (※必ず「預け荷物」の中に入れてください)

お金

通貨

Image by Peter Stanic from Pixabay

フランスの通貨は「ユーロ(€)」です(EURO、EURと表記されることもあり)。

小数点以下の単位は「サンチーム」で、1ユーロ=100サンチーム。

フランスで使用されている、紙幣とコインは次のとおりです。

ユーロ(紙幣)7種類:5、10、20、50、100、200、500
ユーロ(コイン)2種類: 1、2
サンチーム(コイン)6種類:1、2、5、10、20、50

ユーロ/円のレートは、下表のEUR/JPY欄を参考にしてください。

現金

現金の持参は、必要最小限にすることをおすすめします。

どこでも、クレジットカードで支払いができるからです。

筆者

一般的に、フランス人はほとんど現金を持ち歩いていません。わたしも、フランスでほとんど現金を使いません。パッと思い浮かぶのは、パン屋さんでバゲットを1本購入する時や、マルシェ(朝市)に出店する農家さんから購入する時くらいです。

  • 現金を用意する時は、50€以下の紙幣(50・20・10)をおすすめします。
  • 10000€以上の多額の現金(ユーロ、その他の通貨、小切手を含む)を持ち込む場合には申告が必要です。
  • 一般的な商店は、大きな紙幣を嫌うため、店によっては100・200・500€札での支払いを断る場合もあります。

商店で50€以上の紙幣を支払った際に、店員がお札を透かして見たり、専用の機械に通して、本物かどうかを確かめることがあります。偽札が多く出回っているためにする作業です。支払った人(=あなた)を疑っているわけではありませんから、怒ったり落ち込んだりしないでください。

両替

  • 両替をする場合は、日本で済ませてくることをおすすめします。
  • 海外ATM対応のクレジットカードで、現地ATMから現金を引き出す方法もあります。
  • フランスは大きな紙幣を嫌うため、両替の際は50€以下のお札で、20€・10€札が多めの構成にすると便利です。

クレジットカード

Image by Republica from Pixabay

ほとんどの場所でクレジットカード払いが可能ですが、クレジットカードのブランドには注意が必要です。

フランス旅行には、VISA(ビザ)またはMASTER(マスター)のどちらかのクレジットカードを持参することを強くおすすめします。

下表は、シャンパーニュ地方(ランス・エペルネ界隈)でクレジットカード払いの状況です(※筆者の経験に基づきますが、フランスの地方都市はあまり大差がないと思われます)。

Visa〇 どこでも使えます
Master〇 どこでも使えます
JCB✖ ほぼ使えません
(筆者の知る限り、使える場所がありません)
American Express△ 店・施設によります
Diners✖ ほぼ使えません
(AMEXが使える店でも、Diners不可だった経験あり)
筆者

JCBとアメリカン・エクスプレスを主カードとして使っている方は、注意が必要です。必ずビザ or マスターを携帯しましょう。

ちなみに、フランスのカード支払端末で「タッチ決済できる金額は50€まで」です(※スマートフォンのタッチ決済は除く)。

それ以上の金額は、端末にカードを差し込んで4桁のコードを入力する必要があります。

所持するクレジットカードの各コードを旅行前に確認しておきましょう。

チップ

旅行ガイドや旅行社のサイトを見ると、「チップ」の記載がありますが、フランスでチップは不要です。

「良いサービスを受けた」と感じた時、もしくは「手間・迷惑をかけてしまった」と感じた時に、チップを支払うと良いでしょう。

筆者

飲食店やタクシーで(チップを払わなければ…)と思う必要はありません。フランスでチップを払う義務はないです。

とはいえ、チップを払う場面もあるかもしれませんので、目安を記します。

  • 高級レストラン:食事代の5%前後
  • ビストロ・カフェのような気軽な店:釣銭を残す程度

免税

フランスの付加価値税(英語:VAT、フランス語:TVA)の標準税率は20%です(一部、食品などは税率5.5%)。

パリのようにわかりやすく「免税」を謳った店は、シャンパーニュ地方にはほとんどありません。

しかし、税金払戻アプリ「Wevat(ウィヴァット)」を使えば、パリはもちろん、地方で買い物をしても、払戻手続きをすることができます。

英語のアプリですが、仕組みを理解すれば難しくありません。

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ダウンロード後、promo code欄 に REH8ZDQJ をコピぺしてください。

生活情報

フランスの水は石灰分の強い「硬水」です。

水道水を飲んでも健康に問題はありませんが、ミネラルウォーターを買って飲む人が多いです。

商店や飲食店で水を頼む時に、知っておくと便利な「水」の表現は次のとおりです。

  • Eau platte(オー・プラット):ミネラルウォーター
  • Eau gazeuse(オー・ガズーズ):ガス入りミネラルウォーター
  • Carafe d’eau(カラフ・ドー):カラフ入りの水(お冷のこと。水道水)

ミネラルウォーターが必要な人は、買える時に買っておくことをおすすめします。

筆者

例えば、シャンパーニュ通りは1kmほどの距離がありますが、ミネラルウォーターの販売店・自販機はありません(テラスで水を注文することはできると思いますが…)。こまめに水分補給したい方は、タイミングを見つけてミネラルウォーターを購入しておくことをおすすめします。

営業時間

各業態のビジネスアワーをざっくりと把握しておくと便利です。

パリは大都市なので日曜日も営業しているお店は多いですが、シャンパーニュ地方の日曜日は多くの店は閉まります。

また、ランスのような比較的大きな街でも、昼休みをしっかり取る店もありますから気を付けてください。

銀行月~金9:00~17:00 ※銀行により異なる
郵便局月~金9:00~18:00、土9:00~12:00 ※局により異なる
商店月~土10:00~19:00 ※昼休み(12~14時が多い)を取る店もある
カフェ毎日営業8:00~24:00頃
レストランランチ12:00~14:00、ディナー19:00~22:00頃 ※日・祝、月曜休みが多め

喫煙

フランスでは、以下の場所での喫煙は禁止されています。

  • 教育施設(小中高校、大学、専門学校など)
  • 未成年者が使うスポーツ・研修施設
  • 医療施設
  • 飲食店・商業施設の屋内(レストラン、カフェ、ショッピングセンター、ナイトクラブなど)
  • 職場
  • 子どもの遊び場
  • 未成年者のいる自動車内

上記の禁煙の施設のうち、飲食店・商業施設・職場には、「喫煙所」が設けられていることがあります。

禁煙施設の喫煙所以外の場所で吸った場合は、罰金が科せられますからくれぐれも気を付けてください。

集団が利用する施設で喫煙所外で喫煙した場合、最高450€の罰金が科される。未成年者のいる自動車内で喫煙した場合、最高700€の罰金が科される。

引用:フランス行政公式サイト(Service-Public.fr)の記事を筆者が翻訳

テラス席のある飲食店では、タバコを吸うことができます。

飲食店の屋内でタバコが吸いたくなったら、店の外に出て喫煙しましょう。

電話のかけ方

フランスから日本にスマートフォンで電話をかける方法は次のとおりです。

  1. 「0」ボタンを長押しして「+」を入力
  2. 日本の国番号「81」を入力
  3. 電話番号の先頭の「0」を除いた電話番号を入力
  4. 「発信」ボタンをタップ

「海外発信アシスト機能」を使って電話をかけることもできます。

引用:SoftBank

逆に、日本からフランスにスマートフォンで電話をかける場合はフランスの国番号「33」を入力してください。

トイレ事情

シャンパーニュ地方には、パリのように有料トイレはほとんど設置されていません。

ホテル、レストラン、観光施設など、トイレがある場所を見逃さないようにしてください。

ひと昔前に比べれば、飲食店のトイレで嫌な思いをすることは少なくなりましたが、残念ながら使い方が汚い人もいるのは事実です。

筆者

日本の清潔なトイレに慣れていると、ちょっと馴染めないという方もいるかもしれません。気になる方は「除菌シート」など準備をしておくと良いでしょう。

あいさつ

お店やレストランに入った時は、店員さんに「ボンジュール」と声をかけましょう。

フランスでは、お客さまは神様ではありません。

「ボンジュール」と伝えることは、思っている以上に大切です。

フランス語はできなくても、次の3つの表現は覚えておくことをおすすめします。

覚えておきたい3つの表現

Bonjour(ボンジュール)=こんにちは

Merci (メルシー)=ありがとう

~s’il vous plaît(シルヴプレ)=お願いします

あいさつの大切さを表す良い例として、次の投稿を紹介します。

上の投稿を和訳すると次のとおりです。

テラス席のコーヒーの価格

  • “コーヒー1杯”……7€
  • “コーヒー1杯お願いします”……4,25€
  • “こんにちは、コーヒー1杯お願いします”……1,40€

(あいさつができない人にはコーヒーを高く売ってやる!)という、カフェ店員さんの気持ちが出ています。

フランス語ができなくても、発音が少し変でも大丈夫ですから、あいさつは必ずしましょう。

筆者

日本人に限らず、お店の人に挨拶する習慣を持っていない国はあります。エペルネの某店主は「あいさつもしないで、店に入ってきて、商品をベタベタ触られるのは気分が悪い」と言っていました。大なり小なり、こうした感覚を持っている人は少なくありません。

治安

筆者

シャンパーニュ地方の治安は悪くないと思います。残念ながら、安全と言い切ることはできませんが、少なくとも日々の暮らしの中で治安の面で怖い思いをした経験はありません。

とはいえ、パリほどではないものの、盗難は珍しいことではありません。

スマートフォンや荷物から離れないようにしてください。

テロ、暴動

筆者

悲しいことですが、パリで起きたテロや暴動が海外で大きく報道されることがあります。その度に家族や友人から「フランス、大丈夫?」とメッセージを受けますが、シャンパーニュ地方を含め、他の地方は何も問題がないことがほとんどです。

ひとり旅

性別を問わず、シャンパーニュ地方をひとり旅する方は珍しくありません。

日帰りでも、泊まりでも楽しめると思います。

シャンパーニュ地方の観光

パリから日帰り可能

シャンパーニュ地方は、パリからの日帰り旅行が可能な立地です。

旅行や出張でパリに滞在する予定がある方は、少し足を延ばして、日帰り旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

シャンパーニュを満喫

ワインが好きな方にとっては、数日かけてシャンパーニュ生産者を訪問したり、いろいろなシャンパーニュを飲み比べる楽しさがあるはず。

サッカー観戦

サッカー観戦を目的に、ランスを訪れる日本人サッカーファンも増えています。

ランスの地元チーム「スタッド・ランス」には、伊藤純也・中村敬斗の両日本人選手が所属。

素晴らしい活躍で、フランス人ファンからも注目されています。

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