秋のシャンパーニュ地方では、ブドウ畑が黄色やオレンジ、赤に色づき、美しい紅葉の景色が広がります。
紅葉スポットの多くは郊外にありますが、車がなくても徒歩や電車、ミニバンツアーで秋の景色を楽しめます。
シャンパーニュ地方のおすすめ紅葉スポットはもちろん、紅葉の見頃や、レストラン・ホテル、交通手段別の楽しみ方も紹介します。

シャンパーニュ地方在住
現地のシャンパーニュ生産者で働きながら、その経験をもとに観光やワインの実用的な情報を発信しています。
シャンパーニュの紅葉の見頃
シャンパーニュ地方のブドウ畑の紅葉は、例年10月中旬から11月上旬頃が見頃です。
秋になるとブドウの葉が黄色やオレンジ、赤に色づき、丘陵地に美しい紅葉が広がります。
色づく時期や色合いは、ブドウの品種や天候によって異なります。
筆者2026年のシャンパーニュ地方のブドウ畑の紅葉タイミングは、例年並みといえそうです。
モンターニュ・ド・ランスの紅葉スポット
Verzenay

ヴェルズネ(Verzenay)は、モンターニュ・ド・ランス地区にあるグラン・クリュ(特級畑)の村です。
村の高台に建つ風車「ムーラン・ド・ヴェルズネ(Moulin de Verzenay)」からは、丘陵地に広がるブドウ畑を一望できます。
筆者紅葉に染まるブドウ畑の丘に建つ「風車」は、写真映えします。
Rilly-la-Montagne
リリー・ラ・モンターニュ(Rilly-la-Montagne)は、モンターニュ・ド・ランス地区にあるプルミエ・クリュ(1級畑)の村です。
秋には村を囲むブドウ畑が黄色や赤に色づき、美しい紅葉を楽しめます。
ランスまたはエペルネから電車でもアクセスできます。
ヴァレ・ド・ラ・マルヌの紅葉スポット
Hautvillers

オーヴィレ(Hautvillers)は、ドン・ペリニヨン修道士ゆかりの村として有名です。
エペルネから車で約15分と近く、ミニバンツアーの多くが立ち寄ります。
村の展望スポットからはマルヌ渓谷に広がる世界遺産のブドウ畑を一望でき、秋には美しい紅葉を楽しめます。
筆者村の展望スポットはドン・ペリニヨンが眠る教会の裏手にあります。サンドイッチを持って、ピクニックをするのにもおすすめの場所です。

Aÿ
アイ(Aÿ)は、エペルネ近郊にあるグラン・クリュ(特級畑)の村。
電車ではエペルネの隣駅にあたり、アクセスも便利です。
シャンパン体験施設「プレソリア(Pressoria)」の目の前にはブドウ畑が広がり、秋には美しい紅葉を楽しめます。
併設レストランからもブドウ畑の景色を眺められます。
ボランジェやアンリ・ジローなど、有名シャンパン生産者の訪問と組み合わせるのもおすすめです。
筆者アイ村は電車で行けるので、最もアクセスしやすいグランクリュ。小さな村ですが、レストランや宿泊先の選択肢もあるので「車はないけれど、村を楽しみたい・泊まりたい」方にはおすすめです。


Champillon
シャンピヨン(Champillon)は、エペルネ近郊の高台に位置する村。
5ツ星ホテル「Royal Champagne」から、紅葉を眺めながら食事や宿泊を楽しめます(後ほど詳しく紹介)。
ホテルそばにある展望スポットからは、マルヌ渓谷に広がるブドウ畑を一望でき、秋には美しい紅葉を楽しめます。
Mutigny

ミュティニー(Mutigny)は、エペルネ近郊の高台に位置するプルミエ・クリュ(1級畑)の村。
村の教会の展望スポットからは、マルヌ渓谷に広がるブドウ畑を一望でき、秋には美しい紅葉を楽しめます。
村にはブドウ畑に囲まれたホテル「Loisium」もあり、紅葉を眺めながら食事や宿泊を楽しめます(後ほど詳しく紹介)。
Châtillon-sur-Marne
シャティヨン・シュル・マルヌ(Châtillon-sur-Marne)は、マルヌ渓谷を見渡す高台にある村です。
村のシンボルであるローマ教皇ウルバン2世の巨大な像の周辺には展望スポットがあり、秋には黄色や赤に染まるブドウ畑のパノラマを楽しめます。
筆者パリ方面からA4高速道路のDormans出口を利用してエペルネへ向かうなら(もちろん、エペルネ→パリ方面も)、途中でシャティヨン=シュル=マルヌに立ち寄るのもおすすめです。
Boursault
ブルソー(Boursault)は、エペルネ近郊のマルヌ渓谷に位置する村です。
村のシンボルである「シャトー・ド・ブルソー(Château de Boursault)」は、マダム・クリコゆかりの城として知られています。
紅葉した木々に包まれたブルソー城は、秋ならではの風景です。
筆者パリ東駅からエペルネ駅へ向かう電車の車窓からも見えます。ドルマン駅(Dormans)を過ぎた後、エペルネ駅に到着する前に進行方向右側に注目してください。
Mareuil-sur-Aÿ

マルイユ・シュル・アイ(Mareuil-sur-Aÿ)は、エペルネ近郊にあるプルミエ・クリュ(1級畑)の村。
村にはマルヌ川に並行する運河が流れ、背後の丘陵地にはブドウ畑が広がっています。
運河沿いには、Champagne Billecart-Salmon(ビルカール・サルモン)が所有するChâteau de Mareuil-sur-Aÿ(シャトー・ド・マルイユ・シュル・アイ)の美しい姿が見えます。
秋には色づいたブドウ畑と運河が織りなす美しい景色を楽しめます。
筆者たっぷりと時間がある方にしかおすすめしませんが、アイ駅からマルイユ・シュル・アイには歩いて行けます。駅を出て運河が見えたら、駅を背にして、散歩道を右に進むとたどり着きます。
コート・デ・ブランの紅葉スポット
Cramant
クラマン(Cramant)は、コート・デ・ブラン地区にあるグラン・クリュ(特級畑)の村です。
村の展望スポット「Belvédère de Cramant」からは、丘陵地に広がるブドウ畑を一望できます。
筆者モエが所有する私邸シャトー・サランはシュイィ(Chouilly)村にありますが、クラマンに寄った場所にあります。サラン城の目の前の丘の上にある小屋は、観光局のパンフレットなどでもよく登場する写真映えする風景です。

Avize
アヴィーズ(Avize)は、コート・デ・ブラン地区にあるグラン・クリュ(特級畑)の村です。
村にはシャルドネのブドウ畑が広がり、秋には黄色や黄金色に染まる美しい景色を楽しめます。
ジャック・セロスが手がけるホテル・レストラン「Les Avisés」の裏手にある「Parc Vix(パルク・ヴィックス)」からは、ブドウ畑を見渡せます。
筆者クラマンとアヴィーズの2村を紹介しましたが、エペルネからコート・デ・ブランを南下する秋のドライブは本当に気持ちが良いのでおすすめです。
Chavot-Courcourt

シャヴォ=クルクール(Chavot-Courcourt)は、コート・デ・ブランに近い「コトー・シュッド・デペルネ(Coteaux Sud d’Épernay)」と呼ばれるエリアにある村です。
ブドウ畑が広がる丘の上に立つサン=マルタン教会(Église Saint-Martin)は、村を代表する風景。
秋には黄色やオレンジに色づいたブドウ畑と教会が織りなす、美しい景色を楽しめます。
筆者丘に上るよりも、裾野から紅葉に染まるブドウ畑と教会を眺めるのがおすすめです。
紅葉を楽しめるレストラン&ホテル
Royal Champagne
シャンピヨン(Champillon)の高台に建つ5つ星ホテル「Royal Champagne Hotel & Spa」。
ブドウ畑とマルヌ渓谷を一望できる絶好のロケーションが魅力です。
館内にはミシュラン1つ星レストラン「Le Royal」と、カジュアルに楽しめるシックなビストロ「Le Bellevue」があり、宿泊せずに食事だけの利用も可能です。
秋には色づいたブドウ畑を眺めながら、優雅なランチや贅沢なホテルステイを楽しめます。
筆者テラス席で食べるには寒いかもしれませんが、食前または食後にテラスに出て、ぜひ景色を楽しんでください。
| レストラン予約 | Le Royal Le Bellevue |
|---|---|
| ホテル予約 | Booking.com Expedia Hotels.com |
Loisium

ミュティニー(Mutigny)の丘の上に建つ4つ星ホテル「Loisium Wine & Spa Hotel Champagne」。
目の前にはブドウ畑が広がります。
館内にはレストランやスパがあり、宿泊だけでなく食事のみの利用も可能。
秋には色づいたブドウ畑を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
筆者Loisiumの前には、色づいたブドウ畑の丘が連なる美しい景色が広がります。秋のLoisiumは本当におすすめです。宿泊する方はブドウ畑側の部屋かどうかをよく確認して予約してください。
| レストラン予約 | L‘Horisium |
|---|---|
| ホテル予約 | Booking.com Agoda Expedia Hotels.com |
Château de Sacy
ランス近郊のサシー(Sacy)に建つ5つ星ホテル「Château de Sacy」。
ブドウ畑に囲まれた小さなホテル・レストランです。
館内のレストランからはブドウ畑を一望でき、宿泊せずに食事だけの利用も可能。
秋には黄色や赤に染まるブドウ畑を眺めながら、優雅なひとときを楽しめます。
交通手段別|ブドウ畑の紅葉の楽しみ方
【徒歩】市街でブドウの紅葉を楽しむ

基本的に、ブドウ畑は郊外にあります。
しかし、ランスやエペルネを拠点に観光、車がなくても徒歩でブドウ畑を訪ねる方法はあります。
ブドウ畑に隣接する生産者のセラーツアーを予約すれば、セラー見学と一緒にブドウ畑に行けます。
| Lanson | ランソンは、ランス市街からトラムに乗ると便利です。壁に囲まれた畑、クロ・ランソンからはランス大聖堂の姿も見ることができます。 Winalistで見る |
|---|---|
| Mercier | メルシエは、エペルネ駅から徒歩で行けます。メルシエの真裏に畑があります。丘を少し登れば、エペルネのランドマーク「カステラーヌ塔」とブドウ畑の写真を撮れます。 Winalistで見る |
【電車】窓からブドウ畑の紅葉を楽しむ
電車の車窓から眺めるブドウ畑の紅葉も、秋のシャンパーニュ地方ならではの楽しみ方です。
紅葉の景色を楽しむなら、次のTER(在来線)の乗車がおすすめです。
【TER】パリ東駅~エペルネ駅
| パリ東駅 | ー |
| シャトー・ティエリー駅 | シャンパーニュ地方の玄関口。ブドウ畑が見えるのは、ここを過ぎてから。 |
| ドルマン駅 | ドルマン駅を過ぎて、まもなくエペルネ駅という頃、右側の車窓から「ブルソー城」が見えます。 |
| エペルネ駅 | ー |
【TER】ランス駅~エペルネ駅
| ランス駅 | ー |
| フランシュ・デスペレ駅 Franchet-d’Espèrey | サッカー「スタッド・ランス」のスタジアム最寄駅。 |
| ランス・メゾン・ブランシュ駅 Reims-Maison-Blanche | ー |
| リリー・ラ・モンターニュ駅 Rilly-la-Montagne | これといった観光スポットはありませんが、レストランも数軒あります。 |
| ジェルメーヌ駅 Germaine | ー |
| アヴネ・ヴァル・ドール駅 Avenay Val-d’Or | ミュティニーまで徒歩で行けますが、坂道をしばらく歩く覚悟が必要です。 |
| アイ駅 Aÿ | 運河沿いを右に行けばマルイユ・シュル・アイ。運河を渡り、通りに出て左に進めばアンリ・ジロー他生産者、プレソリア、ブドウ畑の方へ行けます。 |
| エペルネ駅 | ー |
筆者TGVからブドウ畑の景色はほとんど見えません。
\ フランス国鉄公式サイト /
\ 日本語で検索できる /
【ミニバンツアー】に参加、紅葉を楽しむ

車がない方には、ランスやエペルネ発のミニバンツアーもおすすめ。
移動中の車窓からブドウ畑の紅葉を楽しめるほか、多くのツアーでは、マルヌ渓谷を一望できるオーヴィレにも立ち寄ります。
小規模シャンパン生産者を訪問するツアーなら、ブドウ畑に囲まれた村の秋景色も楽しめます。
運転を気にせず、シャンパンの試飲と紅葉を満喫できるのが魅力です。
\ 予約手数料なし・期日前ならキャンセル無料 /
日本語で検索&予約できます♪
【レンタカー・自家用車】自由に巡る

レンタカーや自家用車なら、シャンパーニュ地方に点在する紅葉スポットを自由に巡れます。
特におすすめなのが、ブドウ畑の中を通る「シャンパーニュ街道(Route Touristique du Champagne)」沿いのドライブ。秋には黄色や赤に染まるブドウ畑の美しい景色が広がります。
気になる村や展望スポットに立ち寄ったり、レストランで食事を楽しんだりと、自分のペースで紅葉を満喫できます。
まとめ│秋のシャンパーニュでブドウ畑の紅葉を楽しもう
- シャンパーニュ地方のブドウ畑の紅葉は、例年10月中旬~11月上旬が見頃
- モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブランには、美しい紅葉スポットが点在
- ブドウ畑を一望できるホテルやレストランで、秋ならではの景色を満喫
- 車がなくても、徒歩・電車・ミニバンツアーで紅葉を楽しめる


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