シャンパーニュのハート、グランクリュ「アイ」観光ポイント

シャンパーニュ地方アイ村(Ay-Champagne)

こんな方に、アイ村の訪問をおすすめします。

  • シャンパーニュ地方のグランクリュの村を訪ねたい
  • パリから電車で日帰りで旅行できる田舎を知りたい
  • ブドウ畑の景観を楽しみたい
  • 世界遺産巡りが好き

シャンパーニュ地方に17あるグランクリュのひとつ、アイ村。

観光において、アイ村は、最もアクセスがよく、見どころが多いグランクリュといえます。

エペルネからアイまでは、電車で4分、車で10分しかかかりません。

エペルネ駅で乗換は必要ですが、パリから電車で日帰り旅行をすることも可能です。

小さい村ながら、歴史的に重要なワイン産地であったアイ村は、グランクリュの中でも別格視されることも多い場所。

アイ村には、ボランジェ、ドゥーツ、アヤラ、アンリ・ジローといった有名生産者のメゾンとともに、名高いアイの畑を所有する小規模生産者のドメーヌがひしめいています。

アイのブドウ畑を歩けば、絶好の南向きの斜面、数々の大手メゾンの名前が刻まれた石標から、銘醸畑であることを実感することができるはずです。

また、五感に訴える内容でシャンパーニュを楽しみながら学べる施設「プレソリア」もあります。

シャンパーニュ地方エペルネ在住&シャンパーニュ生産者現職の筆者が、アイ観光のポイントを詳しく紹介します。

目次

アイはどこにある?

アイ村は、エペルネから約4km、ランスから約29km離れた場所にあります。

アイ村内の地図

この記事で紹介するすべての場所を、グーグルマップにまとめました。

アイの旅の計画、または旅の途中で役立ててもらえると嬉しいです。

アイの行き方、エペルネから電車で4分・車で10分

アイ駅(Gare d'Ay)
アイ駅(Gare d’Ay)

17あるグランクリュの村の中で唯一、アイは駅がある村です。

エペルネ駅からアイ駅まで、電車なら4分、車なら10分で、アクセスは良好です。

電車または車での移動をおすすめします。

アイの移動で注意したいこと(交通手段別)

この絵の左側の道を直進するとアイ駅に通じる
この絵の左側の道を直進すると、アイ駅に通じる

ランスやエペルネと違って、アイは「村」です。

交通事情が街とは全く違いますので、交通手段別に注意点を列記します。

電車の注意点:

  • エペルネから乗る場合はランス行きの電車に乗車、次の駅がアイ駅です。
  • ほとんどの電車はアイ駅に停車しますが、数は少ないものの停車しない電車もあります。
  • アイ駅は無人駅です。
  • アイ駅前には、商店、カフェ・レストランなどは一切ありません。

タクシーの注意点

  • アイ村にタクシー乗り場はありません。
  • アイからタクシー移動したい場合は、事前に予約しておいたり、訪問先で呼んでもらうなどの対応が必要です。
  • アプリ「Uber(ウーバー)」を使ったタクシーの配車は難しいことが多い印象です。

バス

  • 運行本数が少ないです。

エペルネからアイへの行き方

アイに行く場合、エペルネから出発するのが、いちばん一般的で、簡単な方法です。

交通手段所要時間メモ
電車4分エペルネ駅→アイ駅
10分
バス12分エペルネ駅前から乗車

電車の切符は、下のリンクから購入可能です。

\ 日本語で検索できる /

ランスからアイへの行き方

ランスからアイに行く場合は、電車かバスのどちらかです。

電車に乗る場合は、アイ駅に停車するかどうか確認しましょう。

交通手段所要時間メモ
電車28分ランス駅→アイ駅
40分

電車の切符は、下のリンクから購入可能です。

\ 日本語で検索できる /

パリからアイへの行き方

パリからアイに来る場合は、電車で来ることをおすすめします。

エペルネ駅で電車の乗換が必要ですが、エペルネ駅に到着したホームにランス行きの電車が待っていることが多いので、スムーズに乗換できる印象です。

交通手段所要時間メモ
電車1時間30分※エペルネで乗換が必要。
パリ東駅→エペルネ駅→アイ駅

電車の切符は、下のリンクから購入可能です。

\ 日本語で検索できる /

アイの見どころ(1)有名シャンパーニュ生産者

ドゥーツ(Champagne Deutz)の正門
ドゥーツ(Champagne Deutz)の正門

大手メゾン

アイ村には、大手メゾンの本社がいくつもあります。

  • ボランジェ(Champagne Bollinger)
  • ドゥーツ(Champagne Deutz)
  • アヤラ(Champagne Ayala)
  • アンリ・ジロー(Champagne Henri Girauld)

ドゥーツを除く、上記3社はセラー見学(有料)を行っています。

以下、見学可能な3社について、筆者のおすすめポイントとともに紹介します(※情報は2023年7月時点)。

ボランジェ(Champagne Bollinger)

筆者

おすすめポイント
シャンパーニュで唯一、自前の「樽工房」を持っているメゾンです。マグナムボトルに入れたリザーヴワインなど、独自性のある造りで、見どころがたくさんあります。

ボランジェ(Champagne Bollinger)

20 Boulevard Maréchal de Lattre 51160 Aÿ

セラー見学:要予約。自社サイトから予約可能

アヤラ(Champagne Ayala)

筆者

残念ながら、アヤラに訪問したことはありません。参加したお客さんからの評判はとても良いです。他のメゾンにはあまりない「試飲だけのプラン」は、時間が限られている方には良いかもしれません。

アヤラ(Champagne Ayala)

1 rue Edmond de Ayala 51160 Aÿ

\ 日本語で検索&期間内なら無料キャンセル可能! /

\ ここから新規会員登録すると、初回予約で10€割引特典! /

※10€の割引特典は、新規会員で最低50€の初回予約に限ります。

アンリ・ジロー(Champagne Henri Girauld)

筆者

見学・試飲コースは、他生産者に比べても高額ですが、他のグループと混ざらないプライベートツアーで、丁寧に説明してもらえるため、参加者の満足度は高い印象です。樽への深いこだわりに感銘を受けるはず。

アンリ・ジローでは「食事付コース」も用意されています。

詳しくは別記事をご覧ください。

アンリ・ジロー(Champagne Henri Girauld)

71 Boulevard Charles de Gaulle 51160 Aÿ

\ 日本語で検索&期間内なら無料キャンセル可能! /

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※10€の割引特典は、新規会員で最低50€の初回予約に限ります。

アイにドメーヌを構える小規模生産者

大手のみならず、シャンパーニュ好きの方ならば聞いたことがありそうな小規模生産者もあります。

アイのブドウ畑を持っている生産者がほとんどで、ワインガイドなどで高い評価を受けている生産者も多くあります。

日本にも輸入されている主な生産者を列記します。

  • ガティノワ(Champagne Gatinois)
  • アンリ・グートルブ(Champagne Henri Goutorbe)
  • ジェフロワ(Champagne Geoffroy)
  • クリスチャン・ゴセ(Champagne Christian Gosset)
  • ポール・ゴセ(Champagne Paul Gosset)
  • ドビー(Champagne Dauby)
  • アンドレ・ロジェ(Champagne André Roger)
  • ピエール・ブフ(Champagne Pierre Leboeuf)

シャンパーニュ生産者の訪問可否は、個別に問い合わせる必要があります。

アイの見どころ(2)ブドウ畑

アイのブドウ畑(vignoble d'Ay)

アイ村を訪れたなら、ぜひともブドウ畑を歩くことをおすすめします。

シャンパーニュ生産者のセラー見学を予約すると、生産者または予約したプランによっては、ブドウ畑を案内してくれることもあります。

アイ村にいれば、ブドウ畑は簡単に歩いて行くことができます。

ブドウ畑を歩くと、大手生産者のロゴが刻まれた標石にたくさん出会います。

生産者にとって重要なブドウ畑であることを実感することができます。

単純にブドウ畑を歩くのはとても清々しく気持ちが良いので、本当におすすめです。

アイの見どころ(3)プレソリア

プレソリア(Pressoria)

プレソリア(Pressoria)は、シャンパーニュを「五感」で学んで楽しめる見学施設です。

もちろん、見学の最後には、シャンパーニュの試飲もあります。

もともと、大手生産者ポメリー(Champagne Pommery)の圧搾所だった建物が、プレソリアとして新たに生まれ変わりました。

基本的に、日曜日も開館しているので、日曜日に行ける場所を探している方にはおすすめです。

また、映像・音響を活用していたり、実際に香りを嗅ぐといった「体験」に重きを置いた見学スタイルのため、子ども連れの見学も楽しめます。

PRESSORIA(プレソリア)
11 boulevard Pierre Cheval 51160 AY-CHAMPAGNE

\ 日本語で検索&期間内なら無料キャンセル可能! /

\ ここから新規会員登録すると、初回予約で10€割引特典! /

※10€の割引特典は、新規会員で最低50€の初回予約に限ります。

アイの見どころ(4)ルネ・ラリックの生誕の地

アイの村役場(mairie d'Ay)
アイの村役場(Marie d’Ay)。撮影時は音楽の日(fete de la musique)用に飾り付けられていた。

アイ村は、ワインとしてのシャンパーニュの産地以外の顔もあります。

アイ村は、宝飾デザイナー・ガラス工芸家として世界的に有名な、ルネ・ラリック(René Lalique, 1860-1945)が生まれた場所です。

ルネ・ラリックは、宝飾デザイナーとしてジュエリーを制作、カルティエやブシュロンといった有名宝石商に作品を提供した後、香水瓶のデザインを受けたことを契機に、ガラス工芸家としても名声を得ました。

細かいことは知らなくても「ラリック」という名前を聞いたことがあるという方も多いかもしれません。

ルネ・ラリックは、母方の家族がアイ村に住んでいたことから、子供時代の休暇をアイ村で過ごしていました。

祖父と一緒に、ブドウ畑をよく歩いたというエピソードも残されています。

ルネ・ラリック(Rene Lalique)銅像があるベンチ
アイ村役場前のルネ・ラリック像があるベンチは、人気の写真スポット

村役場の目の前には、ルネ・ラリックがベンチに腰掛けた姿の銅像があります。

観光客がルネ・ラリックの隣に座って写真を撮ることができる人気スポットです。

ルネ・ラリックを巡るコース
路面の道標を頼りに、ルネ・ラリックのコース(Parcours René Lalique)を歩くことができる

また、アイ村では、「ルネ・ラリックを巡る散歩コース」も用意されています。

村を1周できるコースになっているので、一般の観光でもこのコースに沿って歩いてみるのも良いかもしれません。

詳しいコース地図は、アイ村公式サイト「ルネ・ラリック」のページで見ることができます。

アイのレストラン&ワインバー

Rôtisserie Henri IV(ロチスリー・アンリ・カトル)

店名の通り「ロースト料理」がメインの店。

夏場はテラス席が人気で、予約必須。

シャンパーニュ生産者「アンリ・ジロー」と同じ通りにあります。

Rôtisserie Henri IV(ロチスリー・アンリ・カトル)

46 boulevard de Charles de Gaulles

Avarum(アヴァラム)

アヴァラム(Avaram)

くつろいだ雰囲気で食べられるレストラン。

良心的な価格で、食事とワインを楽しめます。

Avarum(アヴァラム)

18 rue Roger Sondag

ネット予約可能

Calsis(カルシ)

カルシ(Calsis)

『プレソリア』併設レストランが2023年7月19日に新装オープン。

前出レストラン『アヴァラム』シェフが経営しています。

ブドウ畑に面したロケーションも魅力です。

Calsis(カルシ)

11, Boulevard Pierre Cheval

ネット予約可能

La Frigousse(ラ・フリグース)

ラ・フリグース(La Frigousse)

エピスリー(高級食材店)ですが、店内・外にテーブルがあり飲食可能。

ワインバー使いがおすすめ。

村役場(le mairie)の正面にあります。

La Frigousse(ラ・フリグース)

7 place Henri Martin

アイのホテル

アイ村は、ホテルよりも、B&B式の宿泊施設が多めです。

シャンパーニュ生産者が経営する宿泊施設を紹介します。

アンリ・ジロー

YouTube “MANOIR HENRI GIRAUD” @ Champagne Henri Giraud

マノワール・アンリ・ジロー&スパは、人気生産者「アンリ・ジロー」直営の宿泊施設です。

スパ(Spa)の名前が示す通り、屋内プールやハマムの設備があり、エステ・マッサージを受けることもできます。

Manoir Henri Giraud & Spa(マノワール・アンリ・ジロー&スパ)

83 Boulevard Charles de Gaulle 51160 Aÿ

ミシェル・ジャンティオム

ラ・ジャンティオミエール(La Gentilhommière)は、アイにドメーヌがあるシャンパーニュ生産者「ミシェル・ジャンティオム」の宿です。

18世紀の建物を修復、カントリー調の内装で、フランスの田舎ならではの素朴な可愛らしさがあります。

La Gentilhommière(ラ・ジャンティオミエール)

3 rue Jules Lobet 51160 Aÿ

まとめ

  • アイ村は、アクセスが良く、観光的に見どころの多いグランクリュ
  • エペルネからの移動が便利、電車で4分・車で10分
  • 大手メゾンの本社、有名な生産者も多い
  • ブドウ畑が隣接、実際に歩くことをおすすめ

エペルネ近郊の観光では、オーヴィレ村もおすすめです。

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