フランス・シャンパーニュ地方、ブドウ畑のエリアと地図

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「そもそも、シャンパーニュ地方ってどこにある?」、「ラベルに書いてあるプルミエ・クリュって何?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。

ワイン産地としての「シャンパーニュ地方」のブドウ畑について、大きなエリアから順に、県・地区・村・区画を紹介します。

シャンパーニュ地方のブドウ畑に関心のある方の中には、「シャンパーニュ地方の地図がほしい」方もいるかもしれません。

無料または有料で入手可能なシャンパーニュの地図・本も紹介します。

目次

シャンパーニュのブドウ畑はどこにある?

フランスのワイン産地のひとつである「シャンパーニュ地方」は、パリから東へ約150㎞に位置します。

他の国や地域のスパークリングワインと混同されることがありますが、シャンパーニュ(シャンパン)を生産できるのは、フランス・シャンパーニュ地方だけです。

AOC(原産地呼称制度)で制定されたChampagne(シャンパーニュ)のブドウ栽培面積は、約34200ヘクタール。

フランス全体のワイン用ブドウ栽培面積の4,3%にあたります。

筆者

ワインも地域も同じ表記「Champagne(シャンパーニュ)」なので、少しややこしいかもしれません。フランス語では、Le Champagneはワインとしてのシャンパーニュ、La Champagneはシャンパーニュ地方を意味します。

シャンパーニュ地方は5県にまたがる

画像引用:Syndicat Général des Vignerons de la Champagne “POKET 2024 WEB

シャンパーニュ地方のブドウ栽培エリアは、5つの県に広がっています。

大手メゾンの本社が集中するランスとエペルネの街を擁するマルヌ県が最も割合が高く、歴史的要所でもあるトロワの街を抱えるオーブ県が続きます。

シャンパーニュ地方のブドウ畑が広がる5県

ブドウ畑に占める割合
la Marneマルヌ県66%
l’Aubeオーブ県23%
l’Aisneエーヌ県10%
la Haute-Marneオート・マルヌ県
la Seine-et-Marneセーヌ・エ・マルヌ県
引用:CIVC “Le vignoble champenois

行政区域とワイン産地は違う

細かい話ですが、行政区域とワイン産地のある場所は違います。

グラン・テスト地域圏(Grand Est)は旧アルザス、シャンパーニュ=アルデンヌ、ロレーヌの3つの地域圏が統合地域圏で、ワイン産地のシャンパーニュ地方のほとんどは、このグラン・テスト地域圏(Grand Est)に含まれます。

ワイン産地としてのシャンパーニュ地方は、3つの地域圏、5つの県にまたがっています。

地域圏ブドウ栽培面積比率
Grand Est
グラン・テスト
la Marne
マルヌ
66%
l’Aube
オーブ
23%
la Haute-Marne
オート・マルヌ
Hauts-de-France
オー=ド=フランス
l’Aisne
エーヌ
10%
Île-de-France
イル=ド=フランス
la Seine-et-Marne
セーヌ・エ・マルヌ
筆者

日本でいうところのJR東日本、JR東海…のような括りは、フランスの電車にもあり、ほぼ行政地域圏の分類になっています。ぼんやりと知っておくと便利かもしれません。例えば、SNCF TER Grand Est(フランス国鉄・TER・グランテスト地域圏)の乗車券が50%割引になるお得なプログラムがあります。

シャンパーニュ地方の4地区

引用:CIVC “Le vignoble champenois

シャンパーニュ地方には、4つの地区があります。

シャンパーニュ地方の4地区
  • la Montagne de Reims(モンターニュ・ド・ランス)
  • la Vallée de la Marne(ヴァレ・ド・ラ・マルヌ)
  • la Côte des Blancs(コート・デ・ブラン)
  • la Côte des Bar(コート・デ・バール)

引用:CIVC “Le vignoble champenois

モンターニュ・ド・ランス地区

Montagne de Reims(モンターニュ・ド・ランス)は、ヴェル川とマルヌ川の間に位置します。

マルヌ県
主なブドウ品種黒ブドウ品種「ピノ・ノワール」
筆者

栽培面積はピノ・ノワールが優勢で、モンターニュ・ド・ランスといえばピノ・ノワールからできたブラン・ド・ノワール(=黒ブドウ100%使用したシャンパーニュ)を思い浮かべる方も多いでしょう。一方で、モンターニュ・ド・ランス内で良質なシャルドネを生む村もあったりします。

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区

Vallée de la Marne(ヴァレ・ド・ラ・マルヌ)のブドウ畑は、東から西のパリ方面へと流れるマルヌ川の両岸に広がるブドウ畑です。

マルヌ県
エーヌ県
セーヌ・エ・メーヌ県
主なブドウ品種黒ブドウ品種「ムニエ」
筆者

マルヌ川は、パリを流れるセーヌ川に合流します。パリ東駅からエペルネに向かう電車に乗ると、シャトー・ティエリー駅を過ぎたあたりからヴァレ・ド・ラ・マルヌのブドウ畑の景色を車窓から楽しめます。

コート・デ・ブラン地区

Côte des Blancs(コート・デ・ブラン)は、マルヌ県・エペルネの街よりも南に広がるブドウ栽培地区です。

マルヌ県
主なブドウ品種白ブドウ品種「シャルドネ」
筆者

コート・デ・ブランといえば、ブラン・ド・ブラン(100%シャルドネのシャンパーニュ)です。

コート・デ・バール

Côte des Bar(コート・デ・バール)は、シャンパーニュ地方で最も南にある地区で、オーブ県・トロワの街の南東に位置します。

オーブ県
主なブドウ品種黒ブドウ品種「ピノ・ノワール」
筆者

コート・デ・バールのあるオーブ県のすぐ南は、ブルゴーニュ地方のコート・ドール県。コート・デ・バールの土壌は、ブルゴーニュ地方と同じキンメリジャン土壌が広がっており、ピノ・ノワールはブルゴーニュに近しいスタイルです。

さらに細かな地域

シャンパーニュ地方の主な4地区は前述のとおりですが、さらに細かな地域分けもできます。

INAO(フランス、国立原産地名称研究所)公式サイトによれば、シャンパーニュ地方は次の14地域を含みます。

シャンパーニュ地方の14地域
  • Le Massif de Saint-Thierry (ル・マシフ・ド・サン・ティエリ)
  • La Butte de Nogent l’Abbesse (ラ・ビュット・ド・ノジャン・ラベス)
  • La Vallée de la Vesle (ラ・ヴァレ・ド・ラ・ヴェル)
  • La Vallée de l’Ardre (ラ・ヴァレ・ド・ラルドル)
  • La Montagne de Reims (ラ・モンターニュ・ド・ランス)
  • La Région d’Epernay (ラ・レジョン・デペルネ)
  • La Vallée de la Marne et les vallées affluentes (ラ・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ&レ・ヴァレ・アフリュアント)
  • La Vallée du Surmelin (ラ・ヴァレ・デュ・シュルムラン)
  • La Côte des Blancs (ラ・コート・デ・ブラン)
  • La Région de Congy – Villevenard (ラ・レジョン・ド・コンジー – ヴィルヴナール)
  • La Côte de Sézanne (ラ・コート・ド・セザンヌ)
  • La Région de Vitry-le-François (ラ・レジョン・ド・ヴィトリ・ル・フランソワ)
  • La Butte de Montgueux (ラ・ビュット・ド・モングー)
  • La Côte des Bar (ラ・コート・デ・バール)

引用:INAO, Fiche produit”Champagne

筆者

文献によって、分類・名称に多少の違いがあります。細かい分類なので、覚える必要はありません。(こんなに違う土地の個性があるんだなァ)くらいに思ってください。

シャンパーニュ地方のクリュ

シャンパーニュ地方で、cru(クリュ)とは「村」を意味します。

シャンパーニュ地方のブドウ畑は、319のクリュ(村)に広がっています。

クリュ(村)の数
la Marneマルヌ県212
l’Aubeオーブ県63
l’Aisneエーヌ県39
la Haute-Marneオート・マルヌ県2
la Seine-et-Marneセーヌ・エ・マルヌ県3
引用:INAO, Fiche produit”Champagne

エシェル・デ・クリュ

シャンパーニュ地方には「Echelle des Crus(エシェル・デ・クリュ)」と呼ばれる格付制度がありました。

エシェル・デ・クリュは、買い手と売り手の間で、ブドウの取引価格を決めるための基準で、すべてのクリュ(村)が80~100%の範囲で評価されました。

エシェル・デ・クリュを使った取引価格の例:

毎年定められるブドウ価格に対して、

  • 100%格付のクリュは、100%の価格
  • 90%格付のクリュは、90%の価格
  • 80%格付のクリュは、80%の価格

エシェル・デ・クリュで、最上格付100%のクリュは「Grand Cru(グラン・クリュ)」、次いで優れた90~99%格付けのクリュは「Premier Cru(プルミエ・クリュ)」と呼ばれたのです。

なお、グラン・クリュとプルミエ・クリュ以外は、単なる「クリュ」です。

1919年に制定されたエシェル・デ・クリュは、改定を重ねながら、ブドウ取引価格を決めるための基準として長らく利用されましたが、2004年の収穫から廃止されました。

とはいえ、「グラン・クリュ」「プルミエ・クリュ」の伝統や権威性は続いており、該当するシャンパーニュのラベルに表記することは法的に認められています。

筆者

グラン・クリュ、プルミエ・クリュは、ブドウ畑の所在地に由来するもので、品質を保証するものではありません。

319あるクリュ(村)

シャンパーニュ地方にある319クリュ(村)のうち、グラン・クリュは17村、プルミエ・クリュは44村あります。

すべてのグラン・クリュとプルミエ・クリュは、マルヌ県にあります。

シャンパーニュのグランクリュ一覧

シャンパーニュ地方にある全319クリュ(村)のうち、グラン・クリュは17村しかありません。

シャンパーニュのグラン・クリュは、下表のとおりです。

シャンパーニュ地方のグラン・クリュ一覧

モンターニュ・ド・ランス(9村)
Silleryシルリー
Puisieulxピュイジュー
Beaumont-sur-Vesleボーモン・シュル・ヴェル
Mailly-Champagneマイィ・シャンパーニュ
Verzenayヴェルズネイ
Verzyヴェルジー
Louvoisルーヴォワ
Bouzyブージー
Ambonnayアンボネ
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ(2村)
Ayアイ
Tours-sur-Marneトゥール・シュル・マルヌ
コート・デ・ブラン(6村)
Oiryオワリー
Chouillyシュイィ
Cramantクラマン
Avizeアヴィーズ
Ogerオジェ
Le Mesnil-sur-Ogerル・メニル・シュル・オジェ

シャンパーニュのプルミエクリュ一覧

シャンパーニュ地方にある全319クリュ(村)のうち、プルミエ・クリュは44村あります。

シャンパーニュのプルミエ・クリュは、下表のとおりです。

シャンパーニュ地方のプルミエ・クリュ一覧

Montagne de Reims(モンターニュ・ド・ランス)25村
Bezannesブザンヌ
Billy-le-Grandビリー・ル・グラン
Chameryシャムリー
Chigny-lès-Rosesシニー・レ・ローズ
Cormontreuilコルモントルイユ
Coulommes-la-Montagneクーロム・ラ・モンターニュ
Ecueilエクイユ
Jouy-lès-Reimsジュイ・レ・ランス
Les Mesneuxレ・メヌー
Ludesリュード
Montbréモンブレ
Pargny-lès-Reimsパルニー・レ・ランス
Rilly-la-Montagneリリー・ラ・モンターニュ
Sacyサシー
Sermiersセルミエール
Taissyテシー
Tauxièresトージエール
Trépailトレパイユ
Trois-Puitsトロワ・ピュイ
Vaudemangesヴォードマンジュ
Villedommangeヴィルドマンジュ
Villers-Allerandヴィレ・アルラン
Villers-aux-Nœudsヴィレ・オ・ヌー
Villers-Marmeryヴィレ・マルムリー
Vrignyヴリニー
Vallée de la Marne(ヴァレ・ド・ラ・マルヌ)10村
Avenay-Val-d’Orアヴネ・ヴァル・ドール
Bisseuilビスイユ
Champillonシャンピヨン
Cumièresキュミエール
Dizyディジー
Hautvillersオーヴィレ
Mareuil-sur-Ayマルイユ・シュル・アイ
Mutignyミュティニー
Pierryピエリー
Tours-sur-Marneトゥール・シュル・マルヌ
Côte des Blancs(コート・デ・ブラン)9村
Bergères-lès-Vertusベルジェール・レ・ヴェルテュ
Chouillyシュイィ
Coligny (Val-des-Marais) コリニー (ヴァル・デ・マレ)
Cuisキュイ
Etrechyエトレシィ
Grauvesグローヴ
Vertusヴェルテュ
Villeneuve-Rennevilleヴィルヌーヴ・レンヌヴィル
Voipreuxヴォワプルー
注:コミューンのフランス語表記はCIVC, CAHIER DES CHARGES DE L’APPELLATION D’ORIGINE CONTRÔLÉE
“ CHAMPAGNE “
のとおりです。

プルミエ・クリュは42?それとも44?

「プルミエ・クリュは44村」と前述しましたが、説明者や文献によって「42村」と紹介されることがあります。

この差は、ブドウによって格付が異なる次のグラン・クリュ2村によるものです。

ブドウによって、格付が異なる2つのグラン・クリュ

Tours-sur-Marne
(トゥール・シュル・マルヌ)
白ブドウプルミエ・クリュ
黒ブドウグラン・クリュ
Chouilly
(シュイィ)
白ブドウグラン・クリュ
黒ブドウプルミエ・クリュ

プルミエ・クリュの数は、上表のグラン・クリュ2村を含める場合は44村、含めない場合は42村です。

筆者

公式といえそうな資料を読んでも、42か44かで説明にバラつきがあります。細かい話ですが、参考にしてもらえるとうれしいです。

区画

シャンパーニュ地方のブドウ畑は、栽培面積34200ヘクタール、28万区画あります。

ほとんどの区画はとても小さく、平均面積は12アール(1200㎡)ほどです。

※ 数値は、CIVC “Le vignoble champenois” から引用。

リューディ

LIeu-dit(リューディ)とは、一般的に「伝統的な地名」です。

lieudit ou lieu-dit

Lieu de la campagne qui porte un nom traditionnel.

(和訳:伝統的な名前を持つ田舎の場所)

引用:Le Robert Dico en Ligne “Lieudit“, 和訳は当ブログ筆者

シャンパーニュの文脈では「リューディ=単一区画」として利用されることが多い印象です。

実際はひとつのリューディの中に複数の区画があります。

【例】コート・デ・ブランのグラン・クリュ、ル・メニル・シュル・オジェ村にあるリュー・ディ「Les Chétillons(レ・シェティヨン)」に区画を所有する生産者は複数います。

  • ピエール・ペテルス
  • ド・スーザ
  • ロベール・モンキュイ
  • パスカル・ドケ
  • ペルトワ・ルブラン など
筆者

近年「リューディ」の名前を冠したシャンパーニュの発売が増えています。リューディの中に複数の生産者の区画があるので、リューディ名をそのまま採用すれば、複数の生産者から同じ(または似たような)名前のシャンパーニュが発売されることもあるというわけです。

クロ

clos(クロ)とは、壁などで囲まれた畑です。

clos

Terrain cultivé et fermé par des haies, des murs, des fossés.

(和訳:生け垣、壁、溝で囲まれた耕作地)

引用:Le Robert Dico en Ligne “clos“, 和訳は当ブログ筆者

シャンパーニュの文脈では「クロは、壁などで囲まれたブドウ畑の区画」です。

樹齢の古い木やフィロキセラの被害を免れた木が植えられていたり、栽培条件に優れた一画であったり、「特別感のあるブドウ畑」が多いのが特徴です。

シャンパーニュ生産者は多くの場合、クロの名前を冠したシャンパーニュを最高級品として販売しています。

【例】クロの例

Champagne Billcart-Salmon
(ビルカール・サルモン)
clos Saint-Hillaine
(クロ・サン・ティエール)
Champagne Bollinger
(ボランジェ)
clos Saint-Jacques
(クロ・サン・ジャック)
clos Chaudes-Terres
(クロ・ショード・テール)
Champagne Krug
(クリュッグ)
clos d’Ambonnay
(クロ・ダンボネ)
clos du Mesnil
(クロ・デュ・メニル)
Champagne Philiponnat
(フィリポナ)
clos des Goisses
(クロ・デ・ゴワス)
筆者

Clos(クロ)は、もっとたくさんあります。小さな区画には、ブドウだけではなく、それぞれに歴史やエピソードがあります。クロやそのシャンパーニュについて興味がある方は、クロについて説明した別記事もぜひ読んでみてください。

シャンパーニュ地方の地図

シャンパーニュの地図がほしいのですが、どこで入手できますか?

という相談をよく受けます。

ワインの勉強のためにウェブ閲覧したい人もいれば、インテリアも兼ねて壁に飾りたい人もいて、要望はそれぞれ。

インターネットで閲覧可能な「無料版」と、オンライン書店で購入可能な「有料版」の地図・本を紹介します。

CIVC冊子『シャンパーニュ』

シャンパーニュを知るための「無料教材」おすすめ5選

シャンパーニュ委員会(CIVC)の制作による冊子『シャンパーニュ テロワールからワインまで(PDF版)』は、無料ダウンロードできます。

冊子の中には、前出の地図が掲載されたページがあります。

筆者

ワイン資格の公式テキスト以上の内容が盛り込まれています。シャンパーニュに興味がある方はぜひ読んでみてください。

ヴィンテージ地図付き洋書『CHAMPAGNE』

洋書『Champagne』のカバーに付いている引出しの中に、7枚の地図が収められている

洋書『Champagne: The Essential Guide to the Wines, Producers, and Terroirs of the Iconic Region』(Peter Liem著)は、タイトルどおりの「シャンパーニュ」に関する本に加えて、シャンパーニュのヴィンテージ地図7枚がセットになっています。

著者Peter Liem氏は米国のワインライターで、オンライン・シャンパーニュガイド「champagneguide.net」主宰者。

本に付属のオリジナルの地図は1940年代に制作されたので厳密には現状とは異なる内容もありますが、グランクリュなどの村の記載のみならず、各村の区画レベルまで描かれた詳細な地図です。

『CHAMPAGNE』付属の地図7枚
  1. Les vins de Champagne
  2. Montagne de Reims & Valée de l’Ardre
  3. Montagne de Reims
  4. Vallé de la Marne
  5. Vallé de la Marne et l’Aisne
  6. La Côte des Blancs
  7. Vignoble du Bar-Séquanais et du Bar-sur-Aubois

※本に同封の案内によると、1944年にフランス・Louis Larmat 社から出版されたブドウ畑の詳細な地図『Atlas de la France vinicole : Les vins de Champagne』を印刷した復刻版。

Amazonなど、日本のオンライン書店で購入可能です。

筆者

シャンパーニュの歴史から栽培・醸造、大手から中小のシャンパーニュ生産者までわかりやすく紹介した素晴らしい「シャンパーニュ・ガイド」です。美しい装丁も素敵で、シャンパーニュが好きな方への贈り物にもおすすめです。

Carte des Vins SVP

Carte des Vins s’il vous plaît(カルト・デ・ヴァン・シル・ヴ・プレ)は、ワイン本の出版やワインの地図を制作・販売する、フランスの会社。

カラフルな色合いの美しい地図が描かれたガイドブックは、日本語に翻訳されており、本にはシャンパーニュ地方のページもあります。

フランスでは、ポスター状の「シャンパーニュ地方の地図」が販売されています(Amazon.fr で見る限り、日本への発送はなし。2024年10月時点)。

La carte des vins de champagne(50 x 70cm)
created by Rinker

まとめ

  • シャンパーニュ地方は、パリの東、約150kmに位置する
  • シャンパーニュ地方のブドウ栽培面積は、34000ヘクタールあり、5県にまたがる
  • シャンパーニュ地方は、4地区(モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブラン、コート・デ・バール)に分かれる
  • シャンパーニュ地方には319クリュ(村)あり、そのうちグラン・クリュ17村、プルミエ・クリュ44村がある
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