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    ブドウ畑の絶景を望む、シャンパーニュ地方の高級スパホテル2選

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    Royal Champagne

    世界遺産にも指定されている、シャンパーニュ地方の歴史的なブドウ畑の丘陵地に、2つのラグジュアリーホテル「ロイヤル・シャンパーニュ・ホテル&スパ」と「ロイジウム・ワイン&スパ・ホテル・シャンパーニュ」があります。

    2つのホテルの共通点は、スパ施設を備えていることと、ブドウ畑の絶景が望めることです。

    両ホテルともレストランがあるので、宿泊をしなくても食事を楽しむことができます。

    シャンパーニュとともにリラックスできる、贅沢な滞在を提案する2つのホテルについて、レストランも含めて詳しく紹介します。

    目次

    Royal Champagne Hotel & Spa

    世界遺産「シャンパーニュの丘陵・メゾンとカーヴ(Coteaux, Maisons et Caves de Champagne)」の歴史的な丘陵地の一部である、シャンピオン村(Champillon)の丘の上にそびえる5ツ星ホテルが、Royal Champagne Hotel & Spa(ロイヤル・シャンパーニュ・ホテル&スパ)です。

    また、フランス国王がランスでの戴冠式に向かう途中の立ち寄り地として機能し、ナポレオンも宿泊したと言われる歴史もあります。

    ホテル名を聞いて「フランスらしい、品の良いクラシックなホテル」を思い浮かべた方もいるかもしれません。

    ルレ・エ・シャトー(厳しい審査基準をクリアした、独立したホテル・レストランのみが加盟できる。一流ホテル・レストランの証として有名)に早くから加盟していた地元では名門ホテルでした。

    2018年7月にオープンしたホテルは、かつての名前を残したまま、アメリカ資本によるラグジュアリーホテルとして生まれ変わりました。

    客室47室(スイートルームを含む)、2つのレストラン(うち1軒は高級フランス料理で、ミシュラン1ツ星店)、バー、スパ、屋外プール、複数のレセプションスペースの設備を持っています。

    全客室はブドウ畑に面しており、マルヌ渓谷の眺望を楽しむことができます。

    シャンパーニュ地方では、随一のスパ施設を誇ります:9 つのトリートメント室、2 つのスイミング プール (屋内・屋外)、ハマム、サウナ、ホットタブ、ヨガ スタジオ、フィットネス ルーム、ビューティー サロン。

    高級化粧品ブランド2社(myBlend、Clarins Precious)と提携しています。

    ただただ完璧

    スタッフのプロ意識の高さ、細やかな気遣い、朗らかさ、つまり、完璧なサービスでした。

    Booking.com 宿泊者のレビュー(2024年2月, Carole, 筆者翻訳)

    最高

    素晴らしい宿泊施設。ホテルは完璧で何もかも素晴らしかったです。素敵な寝室、印象的な景色、レストラン「Bellevue」のとても美味しいメニューと素晴らしいワインの品揃え、見事なプールとスパ。レストラン、受付、スパのスタッフは、温かく迎えてくれて、とても親切でした。何も言うことはありません。わたしたちは滞在を楽しみました。

    すべての素晴らしいことには、お金がかかります。

    Booking.com 宿泊者のレビュー(2023年8月, Elodie, 筆者翻訳)

    夢のようなスパのある素晴らしいホテル

    ブドウ畑に面した最高のホテルとスパ。スイートルームは素敵で、浴室にはシャワーとバスタブがありました。

    Booking.com 宿泊者のレビュー(2021年12月, Sophie, 筆者翻訳)

    Royal Champagne Hotel & Spa(ロイヤル・シャンパーニュ・ホテル&スパ)

    住所:9 Rue de la République, Hameau de Bellevue, 51160 Champillon

    アクセス:

    • エペルネ駅から車で15分
    • シャンパーニュ・アルデンヌ駅から車で20分
    • ランス市街から車で25分
    • シャルル・ド・ゴール空港から車で約1時間30分
    • パリから車で約2時間

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    1ツ星レストラン「Royal」

    ロイヤル・シャンパーニュの2つあるレストランのうち「Royal(ロイヤル)」は、ミシュラン1ツ星店(ミシュラン・ガイド2023)。

    シャンパーニュの泡を思わせる照明、ナポレオンの人生を彩った4人の女性を描いた大きな肖像画など、少し大胆な演出を盛り込みつつも、エレガントな雰囲気でまとめられています。

    現在エグゼクティブ・シェフを務めるのは、Paolo Boscaro(パオロ・ボスカロ)氏。

    ロイヤル・シャンパーニュ内にある2つのレストラン(Le Royal、Bellevue)を指揮しています。

    パオロ・ボスカロ氏の経歴

    1985年英国・ロンドン生まれ、イタリア人の父とフランス人の母を持つ。

    • パリ「Lasserre**」
    • パリ「Carré des Feuillants」(閉店)
    • パリ「Meurice**」
    • パリ「Grande Cascade*」
    • パリ「Grand Véfour*」
    • 2013-2015年 パリ「Kei***」スー・シェフ
    • 2015-2017年 ピュトー「L’Escargot 1903*」シェフ、初のミシュラン1つ星を獲得。
    • 2018-2021年 スイス・ローザンヌ「Anne-Sophie Pic au Beau-Rivage Palace**」シェフ
    • 2022年 コニャック「Les Foudres*」シェフ
    • 2023年5月 シャンパーニュ地方シャンピオン「Royal Champagne」エグゼクティブ・シェフに就任

    シェフのパオロ・ボスカロがキッチンに影響を与える。胡椒入りペコリーノチーズ、サフラン、セージ・クリームと砂糖漬けの柑橘フルーツを添えた軽やかなニョッキは、ほぼ完璧に近い。セロリ、ルバーブ、若い空豆、ラヴィッジ風味のシャンパーニュソースを添えた石平目のムニエルも同様に彼の素晴らしい才能を証明する。デザートはフレッシュで軽やかでモダンだ。フレッシュなラズベリー、アスパラガスのアイスクリーム、ラズベリーソース、オリーブオイルを思い浮かべてほしい。

    Le Royal, Le Guide MICHELIN(一部抜粋、筆者翻訳)

    シェフは、ル・ロイヤルで作る料理について「私の料理のアイデンティティーと、私のフランス人とイタリア人のルーツに加わるのが、シャンパーニュのテロワールだ」(地元紙『l’hebdo du vendredi』インタビューより)と語っています。

    パリでの長い経験を感じさせる洗練されたフランス料理に、イタリア料理の要素を取り入れたスタイルといえそうです。

    Royal(ロイヤル)

    住所:9 Rue de la République, Hameau de Bellevue, 51160 Champillon

    レストラン「Bellevue」

    「Bellevue(ベルビュー=美しい景色)」の名前の通り、エペルネ方面・マルヌ渓谷に広がるブドウ畑の眺望を誇ります。

    ホテルにとって、ベルビューは「シックなビストロ」という位置づけ。

    ベルビューの料理について、シェフのパオロ・ボスカロ氏は「質の高い食材を使用、技を駆使しつつも複雑になり過ぎない、正確な料理を作りたい」と地元紙のインタビューに答えています。

    自家製ジャンボン・ド・ランス(豚肩ロース肉などブイヨンで煮込み、テリーヌ皿で形成したハム)、レンズ豆、鶏肉など、ベルビューでは地元産の食材を多用しています。

    朝食・昼食・夕食、毎日営業。

    Bellevue(ベルビュー)

    住所:9 Rue de la République, Hameau de Bellevue, 51160 Champillon

    シャンパーニュの品揃え

    シャンパーニュはさすがの品揃え。

    2024年2月に発表された、優れたワインリストを持つフランスのワインバー&レストランを表彰する「Star Wine List of the Year(スター・ワイン・リスト・オブ・ザ・イヤー)」(ワインガイド「Star Wine List(スター・ワイン・リスト)」主催)では、ベスト・スパークリングワイン・リスト部門「シルバースター賞」を受賞(フランスのトップ5)しています。

    大手メゾンはノンヴィンテージからプレステージはもちろん、マグナム、ジェロボーム等のサイズ違いの用意もあるそうです。

    人気の高い小規模生産者のシャンパーニュも広く揃えています。

    2つのレストランをつなぐスペースには、バーカウンターのあるラウンジがあります。

    ラウンジでは、シャンパーニュを楽しめるだけでなく、カクテルやウイスキーなども味わえます。

    LOISIUM Wine & Spa Hotel Champagne

    ミュティニー村(Mutigny)の丘の上にある「LOISIUM Wine & Spa Hotel Champagne(ロイジウム・ワイン&スパ・ホテル・シャンパーニュ)」は、森とブドウ畑に囲まれた自然豊かな4つ星ホテルです。

    ワイン・ツーリズムに特化したオーストリアのホテルグループ・ロイジウムのフランス初の施設として、2022年8月にオープンしました。

    デザイン建築のホテル内部は、どちらかといえば「ミニマリスト」な雰囲気ですが、コンクリート、木材、皮革、麻、羊毛など、天然素材をふんだんに用いたインテリアが上質な空間を演出。

    全体的に柔らかい配色が、自然に包まれた環境と溶け込んでいて、より寛いだ気持ちにさせてくれます。

    客室は101室(スイートルームを含む)。

    どの部屋にも大きな窓が配置され、ブドウ畑もしくは森に面しています。

    各部屋にはネスプレッソのコーヒーマシーンのほか、家具に埋め込まれた「シャンパーニュ・クーラー」を装備されており、まさにシャンパーニュを楽しむための部屋です。

    充実のスパ設備は、ブドウ畑に面した屋外温水プール、室内のリラクゼーションエリア、フィンランド式サウナ、ハマム、フィットネスルームなど。

    エステとマッサージは、高級化粧品ブランド2社(Saint-Charles Apothecary、Vinésime)と提携。

    マッサージ・トリートメントのメニューも充実しています。

    素晴らしいショートスティ、再訪したい

    親しみやすく、プロ意識の高いスタッフ。絶景を望む素晴らしい環境。シックなインテリア。とても清潔。美味しい食事。わたしたちはもう別日の滞在を予約済です。

    Booking.com 宿泊者のレビュー(2024年1月, Marie, 筆者翻訳)

    シャンパーニュ地方の美しい宝石

    すべてが整っており、総じて環境は穏やかで静かです。寝室には、高品質なアメニティとサスティナブルなアイテム。スタッフはプロ意識が高く、控えめかつ温かくもてなしてくれます。

    ありません。全てが素晴らしかった!

    Booking.com 宿泊者のレビュー(2024年1月, Maeva, 筆者翻訳)

    シャンパーニュで今まで宿泊した中で最高のホテルです!

    最上階の奥のお部屋で静かで葡萄畑の景色が素晴らしかったです!今回は1泊でしたが、次回は2泊以上ゆっくり滞在したいホテルだと思いました。スパ施設も素晴らしく、1泊では時間が足りなくて体験できないのが残念でした。

    Booking.com 宿泊者のレビュー(2023年10月, Atsuko)

    LOISIUM Wine & Spa Hotel Champagne(ロイジウム・ワイン&スパ・ホテル・シャンパーニュ)

    住所:1 Allée de la Sapinère, 51160 Mutigny

    アクセス:

    • エペルネ駅から車で15分
    • シャンパーニュ・アルデンヌ駅から車で30分
    • ランス市街から車で35分
    • シャルル・ド・ゴール空港から車で約1時間50分
    • パリから車で約2時間15分

    \ 日本語で確認・予約する /

    レストラン「L‘Horisium」

    シェフは、Antoine Madelaine(アントワーヌ・マドレーヌ)氏(下写真・右)。

    ニース近郊出身のシェフは、モナコ、ニースのネグレスコ、サン・ジャン・カップ・フェラのフォーシーズンズを経て、さらにオーストラリア、ニュージーランド、ボラボラ島でキャリアを積みました。

    アスパラガス、エスカルゴ、鶏、乳製品など、食材の8割は地元産のものを使用しています。

    贅沢な料理を提供する高級レストランではなく、ブドウ畑に囲まれた自然の中にある「ビストロノミー(※)」寄りのレストラン。

    ビストロノミー(bistronomie):

    価格と雰囲気は庶民的な”ビストロ”、皿の上は、吟味された食材と技が施されたハイレベルの美食”ガストロノミー”。この2つを併せ持つお店「ビストロノミー」が、世界中の美食家を惹きつけています。

    『料理通信』サイト

    「ここではいつも野菜が優先で、タンパク質は調味料のように使っています」(フランス版『ELLE à table』掲載インタビューより)。

    料理・デザートともにベジタリアンメニューにも積極的に取り組んでいます。

    ワインをテーマにしたホテルに相応しく、シャンパーニュは4000本のコレクションを揃えています。

    L‘Horisium(ロリジウム)

    住所:1 Allée de la Sapinère, 51160 Mutigny

    公式サイトから予約可能

    バー「Bulles」

    ホテル内にはバーがあり、その名も「Bulles(ビュル=泡)」。

    シャンパーニュはもちろん、コーヒーや軽食も楽しめるスペースです。

    スパ専用バー「LOISIUM Spa Bar」

    ワイン&スパホテルを体現したかのような、スパ専用バー「LOISIUM Spa Bar(ロイジウム・スパ・バー)」もあります。

    スパ施設で寛いでいる時も、シャンパーニュを楽しめるのがロイジウムの醍醐味。

    バスローブ姿でも、シャンパーニュや軽食を楽しめます。

    エペルネ観光との組合せもおすすめ

    ロイヤル・シャンパーニュのあるシャンピオン村も、ロイジウムのあるミュティニー村も、エペルネから車で10~15分ほどの距離。

    それぞれのホテルでゆったりとした時間を過ごす方もいますが、昼間はエペルネ観光を楽しむという方も多い印象です。

    パリから電車で来る方は、エペルネ駅でタクシーで行く方法が一番スムーズです。

    筆者

    エペルネでお会いするお客さんに「今夜はどちらへお泊りですか?」と尋ねると、「ロイヤル・シャンパーニュ」または「ロイジウム」と返ってくることが増えています。どちらのホテルも「高価なのは確かだけど、スティは最高」という感想を話してくれる方がほとんどです。

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