エペルネの街には、搭乗可能な気球「バロン・カプティフ（Ballon captif）」があります。
バロン・カプティフとは、地上とロープでつながれた「係留気球」。
地上150ｍの地点から、エペルネの街並みはもちろん、シャンパーニュ地方のブドウ畑の丘陵を見ることができます。
シャンパーニュを飲みながら、気球からの眺めを楽しんでみてください。
係留気球「バロン・カプティフ」
エペルネの街の中心にある大きな青い球体、それが係留気球「バロン・カプティフ（Ballon Captif）」です。
係留気球とは、ロープで地上と繋がった状態の気球。
バロン・カプティフは搭乗可能で、地上150ｍの地点に10分ほど滞在して360度のパノラマの景色を楽しめます。
エペルネの街並み・シャンパーニュ通りに並ぶメゾンを見下ろしたり、コート・デ・ブラン、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、モンターニュ・ド・ランスの丘陵を見渡すことができます。
筆者シャンパーニュ付き搭乗券を購入すれば、空中でシャンパーニュを飲みながら景色を楽しむことができます。空になったグラスは持ち帰ってOK。
気球とシャンパーニュの関わり
気球とシャンパーニュの関わりには、歴史があります。
エペルネに本社を置く大手シャンパーニュ生産者、シャンパーニュ・メルシエ（Champagne Mercier）の創業者、ユージェーヌ・メルシエ（Eugène Mercier)氏が、1900年に初めて係留気球を創り、パリ世界万国博覧会で世界中から来た来場者に披露しました。
メルシエの名前の入った気球の広告効果は大きく、シャンパーニュの販売促進に大きく貢献しました。
現在のエペルネの気球は、気球とシャンパーニュの歴史への敬意の気持ちも込められたものです。
気球の運行情報に注意
搭乗当日に運行の有無を確認してからチケットを購入することをおすすめします。
気球は、気象条件によって搭乗できない日が多いからです。
当日の気球の運行の有無は、バロン・カプティフのトップページで確認してください。
例えば、こんな天気の日は、気球に搭乗できません。
- 風が強い日
- 雨の日
- 猛暑の日
シャンパーニュ地方は、風も雨も多い場所。
季節やタイミングによっては、運行できない日が数日続くこともあります。
筆者「気球に乗れたらラッキー」という感覚で、旅の計画にはゆるく含めておく方が良いかもしれません。
不定期で「夜間運行」もあり
バロン・カプティフは、不定期で夜間運行をすることもあります。
夜空から眺めるエペルネの街並みやシャンパーニュ通りの様子は、昼とはまた違った趣のはず。
エペルネの冬祭り「レ・ザビ・ド・リュミエール」では、必ず夜間飛行が行われますが、予約募集開始すると間もなく満席になるので、希望する方は公式SNSでの情報に気を付けてください。
バロン・カプティフ（Ballon captif）
係留気球「バロン・カプティフ（Ballon captif）」
住所：Esplanade Charles de Gaulle 51200 EPERNAY
※以下、2023年4月に公式サイトで確認した情報です。
営業日時：
- 2023年度は、10月29日まで毎日営業。
- 火～木曜：10～18時
- 金・土曜：10～19時
- 日・月曜：10～13時、14～18時
- 各曜日とも、最終搭乗は営業時間終了の15分前。
料金：
- 大人（搭乗のみ）14€
- 大人（シャンパーニュ1杯付） 24€（※18歳以上、空いたグラスは持ち帰り可）
- 子供（3～11歳）7€
- 子供（3歳未満）無料
- バーチャル・リアリティ体験 1人につき4€
※妊娠中の方の搭乗は禁じられています。
休業：1月
エペルネの気球に乗れば、街とブドウ畑を一望できる
- エペルネには搭乗可能な気球「バロン・カプティフ」がある
- 地上150ｍ地点から、エペルネの街並みや周辺のブドウ畑の景色を楽しめる
- シャンパーニュ付チケットを購入すれば、シャンパーニュを飲みながら搭乗できる
- 気象条件によって運行の有無が決まるため、当日のチケット購入をおすすめ
エペルネの観光について、もっと知りたい方は、エペルネ観光のポイントを紹介した記事をご覧ください。
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