シャンパーニュ生産者直営のホテルやB&Bが増えています。
メゾンやドメーヌと同じ敷地内での宿泊は、生産者やそのシャンパーニュをより深く知る特別な体験になるでしょう。
ランスとエペルネの市街地にあるシャンパーニュ生産者直営の宿泊施設を8軒紹介します。
シャンパーニュ旅行の宿泊先選びの参考にしてください。

ランス
ランス市街には、セラー見学・試飲可能なシャンパーニュ生産者は多くありますが、宿泊施設を持つ生産者は限られています。
1. シャルル・エドシック、パイパー・エドシック、レア
レジデンス・アイゼンハウワー(la Résidence Eisenhower)は、次の3つのシャンパーニュ生産者のオーナー、EPIグループのデスクール家(La famille Descours)が2016年に購入した建物です。
- シャルル・エドシック(Champagne Charles Heidsieck)
- パイパー・エドシック(Champagne Piper-Heidsieck)
- レア(Champagne Rare)
ひとつのシャンパーニュ銘柄が運営している宿泊施設ではありませんが、同一のオーナーによる運営です。
ボー・ザール、アール・デコ、ルイ15世、ルイ16世の影響を受けた価値を損なわないように、数年かけて修復後、宿泊施設として一般公開されました。
レジデンス・アイゼンハウワーの名前は、第二次世界大戦中、1945 年 5 月 7 日にランスでドイツ降伏の調印が行われるまでの数か月間、建物がアイゼンハウワー将軍(NATO軍最高司令官、第34代アメリカ合衆国大統領。Dwight David Eisenhower、1890-1969)の滞在先として使われたことに由来します。
ランディ通り(boulevard Lundy)は、ルイ・ロデレールやクリュッグの本社もある、ランスの中でも高級感のあるエリア。
歴史ある邸宅で贅沢な時間を過ごせそうです。
筆者3銘柄のセラー見学は一般公開されていませんが、宿泊者には門戸が開かれるチャンスがありそうです。
2. ティエノ
ティエノ(Champagne Thiénot)は、1985年創業の若いシャンパーニュメゾン。
ランス市街に2025年オープンしたばかりの施設は、セラー見学、シャンパーニュ・バーのみならず、ホテル機能も備えています。
筆者オープン間もない新スポット。人気飲食店が多い立地も魅力です。
Boutique-Hôtel Le 3 par Champagne Thiénot(ブティック・ホテル ル・トロワ・パール・シャンパーニュ・ティエノ)
住所:3 rue du Marc 51100 Reims
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エペルネ
エペルネ・シャンパーニュ通り(Avenue de Champagne)には、シャンパーニュ生産者の宿泊施設が集中しています。
3. A. ベルジェール

ベルジェール(Champagne A.Bergère)は、エペルネに3軒の宿泊施設を持っています。
シャンパーニュの生産設備は、エペルネにはありません。
ドメーヌは、エペルネの南西、27km離れたフェールブリアンジュ(Fèrebriange)という村にあります。
3軒のうちで最もおすすめは「シャンパーニュ・アンドレ・ベルジェール」。
シャンパーニュ通りにある、シャンパーニュ生産者による宿泊施設の多くは、2015年7月「シャンパーニュの丘陵、メゾン、カーヴ」が世界遺産登録された後にできたものですが、このシャンパーニュ・アンドレ・ベルジェールは、それ以前からあります。
シャンパーニュ通りの中腹にあるアンドレ・ベルジェールのテラス席は、エペルネを訪れる観光客の人気スポットのひとつ。
観光客を迎える営業が終わった後に、宿泊客がテラス席でゆったりとシャンパーニュを楽しむ姿をよく見かけます。
シャンパーニュ通りにある多くの宿泊施設は駐車場を持っていませんが、シャンパーニュ・アンドレ・ベルジェールは、高い壁で囲まれた駐車場が敷地内にありますから、車で来る方にとっては安心です。
筆者世界のシャンパーニュ愛好家の中には「エペルネに来たら必ずココに泊まる」と定宿にしている方も少なくありません。
Champagne André Bergère(シャンパーニュ・アンドレ・ベルジェール)
住所:40 avenue de Champagne 51200 Épernay
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4. ルクレール・ブリアン
シャンパーニュのプロ・愛好家の間では有名な醸造家、エルヴェ・ジュスタン(Hervé Justin)氏がオーナー兼醸造責任者を務めることで知られる「ルクレール・ブリアン(Champagne Leclerc Briant)」。
生産拠点と所有ブドウ畑の一部はエペルネ市内にありますが、西側の高台にあります。
シャンパーニュ通りにあるルクレール・ブリアンの建物の1階は直営ショップ、2階はB&Bになっています。
筆者あるお客さまは「朝食にもシャンパーニュが用意されていて、シャンパーニュで朝からシャンパーニュが飲めて最高に幸せでした!」と興奮気味に話してくれました。
Le 25bis by Leclerc Briant(ル・ヴァンサンク・ビス・バイ・ルクレール・ブリアン)
住所:25bis Avenue de Champagne, 51200 Épernay
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5. ド・ヴノージュ

青いラインが描かれたラベルの「コルドン・ブルー」、カラフの形をしたのボトルに入った「プランス」「ルイ 15世」のシャンパーニュを生産するド・ヴノージュ(Champagne de Venoge)。
オフィスと地下セラーを備えたメゾン(建物)と同じ敷地内には、B&B「レ・シュイット・デュ・トラントトロワ(Les Suites du 33)」と、ブティック兼ティスティングルーム「レキュリー(l’Ecurie)」があります。
B&Bは、寝室4室、アパルトマン形式の部屋(6人まで宿泊可能)1室です。
Les Suites du 33(レ・シュイット・デュ・トラントトロワ)
住所:33 avenue de Champagne, 51200 Épernay
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6. ミシェル・ゴネ
シャンパーニュだけではなく、ボルドーにも複数のシャトーを所有・ワイン造りを行う「ミシェル・ゴネ(Champagne Michel Gonet)」。
アヴィーズ村にあるドメーヌとは別に、シャンパーニュ通りに所有するメゾンで宿泊客を迎えています。
Villa Signolle by Michel Gonet(ヴィラ・シニョル・バイ・ミシェル・ゴネ)
住所:37 avenue de Champagne, 51200 Épernay
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7. エロディー・デ
モンターニュ・ド・ランス、エクイユ村にドメーヌを構えるエロディーD(Champagne Elodie D.)は、家族経営のレコルタン・マニピュラン(ブドウ栽培からワイン醸造まで一貫して行うシャンパーニュ生産者)。
エロディーの名前の通り、女性生産者です。
メルシエ(Champagne Mercier)の真正面にある建物がエロディーDのB&B。
もともと、メルシエ創業者ユージェーヌ・メルシエ(Eugène Mercier, 1838-1904)の私邸として作られました。
B&Bは、6人宿泊可能なアパルトマン形式の部屋を含む計5室。
エロディーさんは、鶏を飼っていて、宿泊客向けの朝食に産みたての新鮮な卵を使用しています。
ちなみに、鶏は観光シーズンはエペルネで、オフシーズンはエクイユ村のブドウ畑で過ごすそうです。
筆者レストラン「Bulles et Bonheur(ビュル・エ・ボヌール)」も併設されています。宿泊者だけでなく、レストランのみの利用も可能です。2024年には「スパ施設」もオープン予定。
La Demeure d’Elodie(ラ・ドゥムール・デロディー)
住所:73 avenue de Champagne, 51200 Épernay
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8. べスラ・ド・ベルフォン
シャンパーニュ通りから1本道を隔てた場所にある、べスラ・ド・ベルフォン(Champagne Besserat de Bellefon)。
2025年3月28日、メゾンの敷地内に高級B&Bをオープンしました。
スイートルーム3部屋限定で、個性の異なるインテリアを凝らした部屋の名称は次のとおり。
- Suite Brigitte Bardot(ブリジット・バルドー)
- Suite Victor(ヴィクトール)
- Suite French Touch(フレンチ・タッチ)
Les Suites(レ・シュイット)
住所:5 Rue Jean Chandon Moët 51200 Épernay(Champagne Besserat de Bellefon内)
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まとめ
- シャンパーニュの世界遺産登録以降、シャンパーニュ生産者が運営する宿が増加中
- シャンパーニュ生産者ならではのサービス(ウエルカム・シャンパーニュ、ドメーヌ案内・試飲など)がある場合も




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