シャンパーニュ生産者直営のホテルやB&Bが増えています。
メゾンやドメーヌと同じ敷地内での宿泊は、生産者やそのシャンパーニュをより深く知る特別な体験になるでしょう。
ランスとエペルネの市街地にあるシャンパーニュ生産者直営の宿泊施設を8軒紹介します。
シャンパーニュ旅行の宿泊先選びの参考にしてください。

シャンパーニュ地方在住
現地のシャンパーニュ生産者で働きながら、その経験をもとに観光やワインの実用的な情報を発信しています。
シャンパーニュ生産者直営ホテルの魅力
シャンパーニュ生産者が運営する宿泊施設には、一般的なホテルにはない魅力があります。
- ウエルカム・シャンパーニュが用意されている(※)
- カーヴ見学やテイスティングが身近(※)
- 生産者の世界観をそのまま体験できる
- シャンパーニュとの距離が圧倒的に近い
- 畑や歴史ある建物に滞在できる特別感
筆者「飲む」だけでは見えないシャンパーニュの奥行きを、「泊まる」ことで体感できるのが最大の魅力です。
生産者直営ホテル8軒の比較
| 生産者名 ランス駅orエペルネ駅からの移動時間 | 特徴&おすすめ |
| Thiénot(ティエノ) ランス駅から徒歩11分 | 2025年オープンした複合施設(カーヴ見学、シャンパーニュバー、ホテル)。モダンなインテリア。ランス市街にあり、アクセスが良い。 |
| Charles Heidsieck(シャルル・エドシック) Piper-Heidsieck(パイパー・エドシック) Rare(レア) ランス駅から徒歩15分 | 3ブランドの親グループが所有する邸宅で、アイゼンハウワー氏が居住した歴史的建築物。各ブランドのメゾンとは別の場所にある。いずれも一般向けのセラー見学を行っていないメゾンだが、宿泊客には見学チャンスがある模様。 |
| Besserat de Bellefon(べスラ・ド・ベルフォン) エペルネ駅から徒歩8分 | 2025年にオープン。スイートルーム3室限定。敷地内にテラス付のシャンパーニュバー兼ブティックあり。駅からのアクセスが良い。 |
| Leclerc Briant(ルクレール・ブリアン) エペルネ駅から徒歩12分 | シャンパーニュ通り沿い。同じ建物の1階に、テラス付のシャンパーニュバー兼ブティックあり。エペルネ市内でも、セラー見学とホテルは別の場所にあるので注意。 |
| A.Bergère(A.ベルジェール) エペルネ駅から徒歩13分 | シャンパーニュ通り沿いの生産者ホテルの中では歴史が古い。敷地内に1階にテラス付のシャンパーニュバー兼ブティックあり。 |
| de Venoge(ド・ヴノージュ) エペルネ駅から徒歩14分 | シャンパーニュ通り沿い。敷地内にテラス付のシャンパーニュバー兼ブティックあり。 |
| Michel Gonet(ミシェル・ゴネ) エペルネ駅から徒歩14分 | シャンパーニュ通り沿い。敷地内にテラスあり。 |
| Elodie D.(エロディー.D) エペルネ駅から徒歩20分 | シャンパーニュ通り沿い。レストランとスパ施設を備えたホテル。テラスあり。 |
ランス
ノートルダム大聖堂で知られるランスは、主要メゾンが集まる都市。
観光拠点として便利で、初めてのシャンパーニュ滞在にも適しています。
ランス市街には、セラー見学・試飲可能なシャンパーニュ生産者は多くありますが、宿泊施設を持つ生産者は限られています。
1. ティエノ
ティエノ(Champagne Thiénot)は、1985年創業の若いシャンパーニュメゾンです。
「ブティック・ホテル ル・トロワ・パール・シャンパーニュ・ティエノ(Boutique-Hôtel Le 3 par Champagne Thiénot)」は、2025年にオープンしました。
宿泊施設の特徴:
- 2025年にオープンした複合施設で、ホテル、セラー見学、シャンパーニュ・バーを備える
- モダンなインテリア
- ランス市街にあり、アクセスが良い。
筆者オープン間もない新スポット。人気飲食店が多い立地も魅力です。
Boutique-Hôtel Le 3 par Champagne Thiénot(ブティック・ホテル ル・トロワ・パール・シャンパーニュ・ティエノ)
住所:3 rue du Marc 51100 Reims
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2. シャルル・エドシック、パイパー・エドシック、レア
レジデンス・アイゼンハウワー(la Résidence Eisenhower)は、次の3つのシャンパーニュ生産者のオーナー、EPIグループのデスクール家(La famille Descours)が2016年に購入した建物です。
- シャルル・エドシック(Champagne Charles Heidsieck)
- パイパー・エドシック(Champagne Piper-Heidsieck)
- レア(Champagne Rare)
ひとつのシャンパーニュ銘柄が運営している宿泊施設ではありませんが、同一のオーナーによる運営です。
宿泊施設の特徴:
- シャンパーニュの3ブランドの親グループが所有する建物
- 第二次世界大戦中、1945 年 5 月 7 日にランスでドイツ降伏の調印が行われるまでの数か月間、建物がアイゼンハウワー将軍(NATO軍最高司令官、第34代アメリカ合衆国大統領。Dwight David Eisenhower、1890-1969)の滞在先として使われたことに由来する歴史的な建物
- ランディ通り(boulevard Lundy)は、ルイ・ロデレールやクリュッグの本社もある、ランスの中でも高級感のあるエリア。
筆者3銘柄のセラー見学は一般公開されていませんが、宿泊者には門戸が開かれるチャンスがありそうです。
La Résidence Eisenhower(ラ・レジデンス・アイゼンハウワー)
公式サイトから予約可能
エペルネ
「シャンパーニュの都」と呼ばれるエペルネが誇る、シャンパーニュ通り(Avenue de Champagne)には、世界的に有名な大手メゾンが軒を連ねています。
また、シャンパーニュ生産者が直接運営する宿泊施設も集中しています。
3. べスラ・ド・ベルフォン
シャンパーニュ通りから1本道を隔てた場所にある、べスラ・ド・ベルフォン(Champagne Besserat de Bellefon)。
2025年3月28日、メゾンの敷地内に高級B&B「レ・シュイット(Les Suites)」をオープンしました。
スイートルーム3部屋限定で、個性の異なるインテリアを凝らした部屋の名称は次のとおり。
- Suite Brigitte Bardot(ブリジット・バルドー)
- Suite Victor(ヴィクトール)
- Suite French Touch(フレンチ・タッチ)
宿泊施設の特徴:
- アクセスが良い(エペルネ駅、市街、シャンパーニュ通りに近い)
- 3室限定のスイートルーム
- 2025年にオープンした新施設
筆者敷地内にシャンパーニュバー兼ブティックがあり、テラス席もあります。シャンパーニュ通りを曲がったところにあり、落ち着いた雰囲気でシャンパーニュを味わえます。
Les Suites(レ・シュイット)
住所:5 Rue Jean Chandon Moët 51200 Épernay(Champagne Besserat de Bellefon内)
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4. ルクレール・ブリアン
シャンパーニュのプロ・愛好家の間では有名な醸造家、エルヴェ・ジュスタン(Hervé Justin)氏がオーナー兼醸造責任者を務めることで知られる「ルクレール・ブリアン(Champagne Leclerc Briant)」。
宿泊施設の特徴:
生産拠点と所有ブドウ畑の一部はエペルネ市内にありますが、西側の高台にある
シャンパーニュ通りにあるルクレール・ブリアンの建物の1階は直営ショップ、2階はB&Bになっています。
筆者あるお客さまは「朝食にもシャンパーニュが用意されていて、シャンパーニュで朝からシャンパーニュが飲めて最高に幸せでした!」と興奮気味に話してくれました。
Le 25bis by Leclerc Briant(ル・ヴァンサンク・ビス・バイ・ルクレール・ブリアン)
住所:25bis Avenue de Champagne, 51200 Épernay
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5. A. ベルジェール

ベルジェール(Champagne A.Bergère)は、エペルネに3軒の宿泊施設を持っていますが、おすすめはシャンパーニュ通り中腹にある「シャンパーニュ・アンドレ・ベルジェール」。
宿泊施設の特徴:
- シャンパーニュ通り沿いの生産者ホテルの中では歴史が長い(世界遺産登録前から)
- 敷地内のテラス席は、エペルネを訪れる観光客の人気スポットのひとつ。
- ドメーヌは、エペルネの南西、27km離れたフェールブリアンジュ(Fèrebriange)という村にある
筆者世界のシャンパーニュ愛好家の中には「エペルネに来たら必ずココに泊まる」と定宿にしている方も少なくありません。
Champagne André Bergère(シャンパーニュ・アンドレ・ベルジェール)
住所:40 avenue de Champagne 51200 Épernay
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6. ド・ヴノージュ

青いラインが描かれたラベルの「コルドン・ブルー」、カラフの形をしたのボトルに入った「プランス」「ルイ 15世」のシャンパーニュを生産するド・ヴノージュ(Champagne de Venoge)。
シャンパーニュ通り沿いにあるド・ヴノージュのメゾンと同じ敷地内に、ホテル「レ・シュイット・デュ・トラントトロワ(Les Suites du 33)」があります。
宿泊施設の特徴:
- シャンパーニュ通り沿い
- 5室のみで、うち1室はアパルトマン形式
- 敷地内にメゾン、シャンパーニュバー、テラス席あり
筆者敷地内のブティック兼ティスティングルーム「レキュリー(l’Ecurie)」前の優雅なテラス席でシャンパーニュを楽しめます。
Les Suites du 33(レ・シュイット・デュ・トラントトロワ)
住所:33 avenue de Champagne, 51200 Épernay
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7. ミシェル・ゴネ
シャンパーニュだけではなく、ボルドーにも複数のシャトーを所有・ワイン造りを行う「ミシェル・ゴネ(Champagne Michel Gonet)」。
シャンパーニュ通りにある邸宅「ヴィラ・シニョル・バイ・ミシェル・ゴネ(Villa Signolle by Michel Gonet)」で宿泊客を迎えています。
宿泊施設の特徴:
- シャンパーニュ通り沿い
- シャンパーニュ・テイスティングあり
- ドメーヌ(生産拠点)はアヴィーズ村にある
Villa Signolle by Michel Gonet(ヴィラ・シニョル・バイ・ミシェル・ゴネ)
住所:37 avenue de Champagne, 51200 Épernay
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8. エロディー・デ
モンターニュ・ド・ランス、エクイユ村にドメーヌを構えるエロディーD(Champagne Elodie D.)は、家族経営のレコルタン・マニピュラン(ブドウ栽培からワイン醸造まで一貫して行うシャンパーニュ生産者)。
エロディーの名前の通り、女性生産者です。
宿泊施設の特徴:
- シャンパーニュ通り沿い
- メルシエ(Champagne Mercier)創業者ユージェーヌ・メルシエ(Eugène Mercier, 1838-1904)の私邸だった歴史的な建物
- レストラン「Bulles et Bonheur(ビュル・エ・ボヌール)」、スパ施設も併設。
筆者エロディーさんが飼う鶏が産んだ新鮮な卵を、宿泊客向けの朝食に使用しているそうです。
La Demeure d’Elodie(ラ・ドゥムール・デロディー)
住所:73 avenue de Champagne, 51200 Épernay
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まとめ │ 生産者に「泊まる」特別なシャンパーニュ体験
- シャンパーニュの世界遺産登録以降、シャンパーニュ生産者が運営する宿が増加中
- シャンパーニュ生産者ならではのサービス(ウエルカム・シャンパーニュ、ドメーヌ案内・試飲など)がある場合もあり
- ランスやエペルネなら、車がなくてもシャンパーニュ生産者の宿泊施設にアクセス可能




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