シャンパーニュ生産者が直接運営するホテルやB&Bが増えています。
ブドウ畑のある村で、シャンパーニュ生産者が所有する宿泊施設を紹介します。
シャンパーニュ旅行の宿泊先選びの参考にしてください。

コート・デ・ブラン
1. ジャック・セロス(Avize)

シャンパーニュ生産者の宿で、最も人気が高い「レ・ザヴィゼ(Les Avisés)」。
有名生産者「ジャック・セロス(Champagne Jacques Selosse)」直営のホテル&レストランです。
ここに来るために、シャンパーニュ地方を旅するというワイン愛好家も大勢います。
週に数回、ホテル宿泊者を対象としたドメーヌ訪問&シャンパーニュ試飲(有料)が行われています。
ただし、決まった曜日に必ず行われるという訳ではなく、セロス家(アンセロムさん、ジェロームさん)の予定次第で行われないこともあります。
「数ヶ月前からホテルを予約して、ドメーヌ訪問を楽しみにしていたのに、宿泊当日は行われなかった」(涙)という経験談を何度か聞いたことがあります。
筆者宿泊者向けのドメーヌ訪問&試飲は(宿泊当日に開催されたらラッキー!)くらいの心持ちでいた方が良いかもしれません。
2. ドワイヤール(Vertus)
人気生産者がいくつもドメーヌを構える、コート・デ・ブランのプルミエ・クリュ「ヴェルテュ(Vertus)村」。
ドワイヤール(Champagne Doyard)も、ヴェルテュの人気生産者のひとつです。
シャルドネ100%のブラン・ド・ブランを中心に生産していますが、珍しい「ドゥー(Doux=極甘口)」の造り手でもあります。
Le Clos Margot(ル・クロ・マルゴ)
住所:39 Avenue General Leclerc 51130 Vertus
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3. フレール・ミニョン(Cramant)
若い生産者ですが、世界のシャンパーニュ愛好家からは熱い視線が注がれている生産者「フレール・ミニョン(Champagne Frère Mignon)」が経営する宿です。
宿は、ドメーヌと同じく、グランクリュのクラマン(Cramant)村にあります。
「ミニョン兄弟」を意味する名前が示すとおり、シャンパーニュ造りは兄弟で行っていますが、宿の運営は兄ジュリアンさんと奥様が行っています。
Gîte 8 à 14 personnes en Champagne avec jacuzzi(ジャグジー付8〜12人用宿)
住所:253 Rue du Général de Gaulle, 51530 Cramant
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筆者広いジャグジーや大勢で囲める長いテーブルがあり、グループ旅行におすすめのB&Bです。
モンターニュ・ド・ランス
4. ニコラ・マイヤール(Écueil)
『8000 Champagnes』の著者であり、シャンパーニュの専門家として知られる、スウェーデン人のRichard Juhlin氏が選ぶ「2021年度最優秀シャンパーニュ生産者」に選ばれた、二コラ・マイヤール(Champagne Nicolas Maillard)。
モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ、エクイユ(Ecueil)村にあります。
夫妻でアパルトマン形式の宿「クロ・1753」(最大8名宿泊可能)を所有、宿泊客を迎えています。
「宿泊時にボトル1本サービス」の特典を謳っています。
Clos 1753(クロ・1753)
住所:5 Rue de Villers aux Noeuds 51500 Écueil
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5. パルメ(Chigny-les-Roses)
シャンパーニュの品質が高いことから「パルメ(Palmer)」の名称使用について、ボルドー「シャトー・パルメ(Chateau Palmer)」からお墨付きをもらったというエピソードを持つ、シャンパーニュ・パルメ(Champagne Palmer)。
シャンパーニュ造りのためのブドウを供給する畑・合計415haのうち、200ha以上がモンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュとプルミエ・クリュに占められています。
自然の中にあるエレガントな趣のホテル「ゲストハウス・ドメーヌ・デュ・シャレ」で、宿泊客は、専属シェフによる食事を楽しむこともできます。
食事を希望する場合は、宿泊予約の際に希望を伝えた上で、詳細を確認してください。
Guesthouse Domaine du Chalet(ゲストハウス・ドメーヌ・デュ・シャレ)
住所:26 rue du Chalet, 51500 Chigny-les-Roses
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6. ロジェ・クーロン(Vrigny)
モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ格付ヴリニー(Vrigny)村の優良生産者として知られる「ロジェ・クーロン(Champagne Roger Coulon)」。
ジャック・セロスやエグリ・ウーリエ、ラルマンディエ・ヴェルニエなど、スター揃いの生産者グループ「Trait d’Union(トレ・デュニオン)」のメンバーのひとつです。
ロジェ・クーロンは、洋館を改装した素敵なプチ・ホテルを所有しています。
5部屋(うちスイート1室)のみの小さなホテルは、各室とも「シャンパーニュ」をモチーフにした素敵なインテリアでまとめられています。
筆者可愛らしい村にある、美しい洋館で味わうシャンパーニュは、また格別なはず。ランスからヴリニー村までは車で20分ほどです。
Le Clos des Terres Soudées(ル・クロ・デ・テール・スーデ)
住所:25 rue Saint Vincent 51390 Vrigny
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ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
7. アンリ・ジロー(Aÿ)
シャンパーニュ地方を旅する日本人観光客にとって、屈指の人気訪問先と言える「アンリ・ジロー(Champagne Henri Giraud)」。
アンリ・ジローが、満を持してオープンした宿が「マノワール・アンリ・ジロー&スパ」です。
スパの名前のとおり、プール、ジャグジー、マッサージの設備・サービスを備えています。
筆者アンリ・ジローには、観光客向けに「食事とシャンパーニュのペアリング・プラン」(有料)があります。希望する方は、ホテル予約時にその旨を伝えると良いでしょう。
8. クリスチャン・ゴセ(Aÿ)
アイ村の「クリスチャン・ゴセ(Champagne Christian Gosset)」は、2015年に創業した比較的新しいドメーヌです。
ゴセ家といえばアイの名家で、クリスチャンさんは家業ゴセ・ブラバン(Champagne Gosset-Brabant)で35年間シャンパーニュ造りをした後に、兄ミシェルさんとと袂を分けて独立。
経験豊かなヴィニュロンによって、主にグランクリュ・アイ産のブドウを使用したシャンパーニュはリリース直後から評判を呼びました。
そのクリスチャン・ゴセが、2025年アイ村に一軒家丸ごと貸切タイプのB&Bをオープン。
4寝室・3バスルームあり、大人数での滞在向きです。
筆者生産者直営の一軒家貸切タイプの宿は珍しいです。プレソリア、大手メゾンに至近の立地。
Les Tanins d’Ay(レ・タナン・ダイ)
住所:17 Rue Jeanson 51160 AY
9. ラ・パルセル(Connigis)
山羊が描かれたラベルが印象的な「ラ・パルセル(Champagne La Parcelle)」。
ブドウ栽培のプロとしてキャリアを積んだカップルが、2012年に設立したドメーヌです。
ラ・パルセルのあるコニジ(Connigis)村は、エペルネから西に40kmほど離れた場所にあります。
宿は「ラ・カバーヌ(La Cabane)」の名前が示すとおり、水辺にある「小屋」。
自然にどっぷりと浸ることができそうな宿です。
筆者初リリースされた時、わずか数百本の生産量にも関わらず、シャンパーニュのプロや熱心な愛好家の間でとても話題になったことを覚えています。BIOシャンパーニュが好きな方には、特に興味深い宿だと思います。
La Cabane(ラ・カバーヌ)
住所:31 Hameau de Launay 02330 Connigis
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コート・デ・バール
10. グルミエ(Buxeuil)
ロゼ・デ・リセイで有名なLes Riceys村にほど近い場所にあるChampagne Gremillet(グルミエ)が運営する宿です。
グルミエは、シャンパーニュ地方全体でも数少ないクロ(生け垣や壁などで囲まれたブドウ畑)「Le Clos Rocher(ル・クロ・ロシェ)」を所有する生産者のひとつです。
Villa Les Rives Champenoises – Côte des Bar – SPA
(ヴィラ・レ・リヴ・シャンプノワーズ – コート・デ・バール – スパ)
住所:Rue des Lavoirs, 10110 Buxeuil
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まとめ
- シャンパーニュの世界遺産登録以降、シャンパーニュ生産者が運営する宿が増加中
- シャンパーニュ生産者ならではのサービス(ウエルカム・シャンパーニュ、ドメーヌ案内・試飲など)がある場合も
シャンパーニュ生産者直営の宿は、ほかにもたくさんありますが、宿の立地や生産者の日本における知名度などを考慮して、筆者が選んで紹介しました。
シャンパーニュ生産者の直営のホテル・B&Bが増えていますが、シャンパーニュ生産者による食事の提供・レストランの運営も増えています。
日帰り旅行の方もシャンパーニュと食事のペアリングは楽しむことが可能です。
詳しい情報は、下の記事をご覧ください。


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