美しく安全な「近道」、エペルネ2つの公園の歩き方

エペルネ市庁舎(L'Hôtel de Ville d'Epernay)

旅行中、わざわざ「公園を訪ねる」機会は少ないかもしれません。

でも、目的地に行くために、きれいな公園を束の間歩くのは気分が良いのではないでしょうか。

目的地次第では「近道」にもなる、安全かつ美しい抜け道として、エペルネの2つの公園を紹介します。

目次

エペルネ市庁舎の公園

エペルネ市庁舎は、もともと「モエ・エ・シャンドン」社の家族の私邸だった建物です。その私邸を彩るために、19世紀に完成したフランス様式の庭園が、現在のエペルネ市庁舎の公園です。

エペルネ市庁舎(Hôtel de Ville d'Epernay)
シャンパーニュ通りから見たエペルネ市庁舎

エペルネ駅とシャンパーニュ通りをつなぐ近道

フランス国鉄(SNCF)のエペルネ駅の出口から直進すると、ロータリーの中心にある噴水が見えてきます。その噴水の左側、レストラン「Le Théâtre(ル・テアトル)」の前を通り過ぎて、横断歩道を渡ると小さな門があります。ここが、エペルネ市庁舎の公園へと続く駅から一番近い入り口です。

公園内の小道に沿って、左に池を、右に庁舎の建物の間を見ながら歩いていくと、シャンパーニュ通りに面した正門に通じます。正門を出て、シャンパーニュ通りをすぐに渡れば、モエ・エ・シャンドンの本社に到着します。柵の内側には、エペルネ随一の写真スポットであるドン・ペリニヨン像をすぐに見つけることができるでしょう。

シャンパーニュ通りから、エペルネ駅を目指す場合も、この公園を通り抜けるととても便利です。 エペルネ市庁舎前を通り過ぎて、大きなロータリーのあるレピュブリック広場(Place de la République)を経由して一般道の歩道を歩くよりも、近道である上に安全で、公園の美しい景色を楽しむこともできます。

エペルネ市庁舎の公園 (Parc de l’Hôtel de Ville d’Epernay)

住所:7Bis, avenue de Champagne 51200 Epernay

開園時間(※2021年8月現在):

毎日開園

【10~4月】月~土曜は7~20時、日曜は8~20時

【5~9月】月~土曜は7~21時、日曜は8~21時


シャンパーニュ博物館の庭園

2021年5月29日にオープンしたばかりのエペルネの新名所が、「シャンパーニュのワインと地域考古学博物館(Musée du vin de Champagne et d’Archéologie régionale)」、別名「Château Perrier(シャトー・ペリエ)」です。

シャトー・ペリエは、もともと「ペリエ・ジュエ」の家族の私邸だった建物です。そして、長い年月をかけた修復工事の後、シャトーは博物館となって生まれ変わリました。

シャトー・ペリエ(Le Château Perrier)
庭園から見たシャトー・ペリエ

庭園は入場無料、「シャンパーニュ通り」から人気レストラン・駅への近道

このシャトー・ペリエには、美しい庭園があります。博物館の見学には入場料が必要ですが、庭園を訪れるだけなら入場無料です。

シャンパーニュ通りに面した博物館の正門から入り、シャトーの左右どちらを通っても庭園に通じます。庭園には、複数のベンチ、シャトー全体を映し出す大きな池、ゆったりとした散歩道があり、エペルネ市民の新たな憩いの場となっています。

シャトーを背にして、庭園の奥へ歩みを進めていくと、散歩道には緩やかな傾斜があります。その傾斜を降りていくと、庭園の裏門に出ます。ここからさらに傾斜を下っていくと、有料駐車場に到着します。その駐車場は、ランス通り(Rue de Reims)に面しています。

ランス通りは一方通行の道です。車の進行方向(右方向)に沿って歩けば、エペルネでも指折りの人気レストランへと続いていきます。カーヴ沿いには「グリヤード・グルマンド(La Grillade Gourmande)」、マルヌ川にかかる橋を渡れば「シェ・マックス(Chez Max)」へと続きます。車の進行方向と逆に進めば、駅からエペルネ市庁舎の公園に入る時に通った門の前、噴水のある駅前のロータリーに戻ることができます。

シャンパーニュのワインと地域考古学博物館の庭園(Le Jardin du Musée du vin de Champagne et d’Archéologie régionale)またはペリエ邸の庭園(Le jardin du Château Perrier)
住所:13, avenue de Champagne 51200 Epernay

開園時間(※2021年8月現在):

毎日開園

【4~10月】8~21時

【11~3月】8~20時

まとめ

  • 現在はエペルネ市庁舎として使われている建物と庭は、モエ・エ・シャンドンの家族の元私邸でした。
  • 現在は博物館に生まれ変わったシャトー・ペリエの建物と庭は、ペリエ・ジュエの家族の元私邸でした。
  • エペルネ市庁舎の公園も、シャトーペリエの庭園も、シャンパーニュ通りから駅の方面へ通り抜けることができます。
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