英国王室御用達(ロイヤルワラント)シャンパン6銘柄&お酒

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ロイヤルワラントとは「王室御用達」のこと。

2024年12月19日、チャールズ英国王陛下は王室御用達認定リストを発表しました。

現在500超ある認定企業のうち、シャンパーニュ生産者は次の6社が選ばれています。

それぞれのシャンパーニュの英国王室との関わり、ロイヤル・ウェディングなど重要なイベントでの採用歴を紹介します。

またワインやウイスキーなど、王室御用達のお酒もまとました。

お酒を選んだり、贈ったりする際の「ちょっとしたエピソード」としてぜひ参考にしてください。

目次

英国の王室御用達(ロイヤル・ワラント)

Royal Warrant(ロイヤル・ワラント)とは「王室御用達」を意味します。

英国の王室御用達認定証(Royal Warrant of Appointment)は、企業または個人を王室への取引先として任命する文書。

王室御用達として認定された企業・個人は、商品パッケージや店頭などに「王家の紋章(Royal Arms)」と「~御用達(By Appointment to…)」と表示する権利を持ちます。

国王と王室メンバーが授与

国王と一部の王室メンバーが王室御用達認定証を授与する権限を持ちます。

チャールズ3世の治世では、3名の王室メンバーが王室御用達認定証を授与する権限を持っています。

チャールズ3世の治世の授与者
  • チャールズ国王
  • カミラ王妃
  • ウィリアム皇太子

なおエリザベス2世の治世では、3名の王室メンバーが王室御用達認定証を授与する権限を持っていました。

エリザベス2世の治世で授与者
  • エリザベス女王
  • エディンバラ公(フィリップ殿下、エリザベス女王の夫)
  • ウェールズ公(現チャールズ国王)

ロイヤル・ワラント保有者は500超

現在、538者のロイヤル・ワラント保有者がいます。

規模は個人の職人から多国籍企業まで、業種はクリーニング業者、魚屋、農業機械からソフトウェアまで、幅広く認定されています。

企業は、英国に拠点を置いている必要はありません。

また王室に対して商品やサービスを無償で提供する義務はなく、すべての取引は商業ベースで行われています。

筆者

王室御用達は高級ブランドばかりでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。例えば、日本でお馴染みの次の企業もロイヤル・ワラントに認定されています。

日本でもお馴染みの王室御用達の企業
  • Netsle(ネスレ)…チョコレート菓子「キットカット」、コーヒー「ネスカフェ」等が有名な食品メーカー
  • Schweppes(シュウェップス)…カクテルの割材としても知られる炭酸飲料
  • Burberry(バーバリー)…キャメル地のチェック柄が有名な服飾ブランド
  • Twinings(トワイニング)…紅茶の銘柄

2024年12月発表、王室御用達認定リスト

2024年、チャールズ国王は王室御用達認定リストを2回発表しました。

2024年5月国王即位後初めての王室御用達認定リストの発表
皇太子として授与した王室御用達認定企業の中から選出(152件)
2024年12月即位後2回目の王室御用達認定リストの発表
エリザベス女王が授与した王室御用達認定企業の中から選出(386社)
カミラ王妃陛下と継続的な取引がある企業(7社)

2024年12月に発表された英国王室御用達認定リスト:List of Royal Warrant Holders

参考文献

「英国の王室御用達(ロイヤル・ワラント)」項の記事作成にあたり、次のサイトを参考にしました。

英国王室御用達シャンパーニュ6銘柄

2024年12月19日にチャールズ国王が発表した最新の王室御用達認定リスト(List of Royal Warrant Holders)では、シャンパーニュ6銘柄が掲載されました。

英国王室御用達シャンパーニュ6銘柄

ローラン・ペリエは、2024年5月チャールズ国王即位後はじめて発表した王室御用達認定リストで認定されています。チャールズ皇太子から王室御用達を認められていたからです。他5銘柄は、エリザベス女王から国王御用達認定を受けていたので2024年5月の時点では審査中でした。

上記6銘柄は、いずれも国王陛下が王室御用達を授与したので、2025年からボトルなどに「the Royal Warrant of Appointment from His Majesty the King(国王陛下より王室御用達の任命を受けた)」と表示できます。

なお、エリザベス女王が認定した王室御用達シャンパーニュは8銘柄ありましたが、今回の発表で次の3銘柄は認定を失いました。

王室御用達を失ったシャンパーニュ3銘柄
  • Champagne Krug(クリュッグ)
  • Champagne Mumm(マム)
  • Champagne Lanson(ランソン)
筆者

シャンパーニュにとって、英国は重要な市場で、王室とも深い関わりがあります。毎晩1杯のシャンパーニュを嗜んだと言われるエリザベス女王は王室御用達シャンパーニュとして8銘柄を認定していましたが、そのうちの多くはチャールズ国王の治世にも引き継がれました。

2024年12月に発表された王室御用達認定リストに掲載されたシャンパーニュ6銘柄を、英国王室との歴史・エピソードを交えながら、リスト掲載順に紹介します。

ボランジェ

Champagne Bollinger(ボランジェ)は、1829年創業、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のグランクリュ、アイ村に本拠を置くメゾンです。

ピノ・ノワールを主体とした力強くもエレガントなスタイルのシャンパーニュは、映画『007』シリーズに登場することで有名で、英国市場で認知度の高いブランドのひとつ。

1884年にヴィクトリア女王から王室御用達認定を授与されて以来、現世のチャールズ国王に至るまで、ボランジェは歴代君主から王室御用達の栄誉を更新し続けています。

また「世紀の結婚式」と呼ばれたロイヤル・ウェディングでも採用された実績があります。

ボランジェが採用されたロイヤル・ウェディング

 1981年7月29日 チャールズ皇太子(当時)&ダイアナ妃の結婚式

ルイ・ロデレール

Champagne Louis Roederer(ルイ・ロデレール)は1776年創業、ランスに本拠を置く家族経営の老舗メゾン。

大手生産者の中では特に自社畑比率が高く、ビオディナミ農法をいち早く実践しています。

ルイ・ロデレールといえば、19世紀にロシア皇帝アレクサンドル2世のために作られた特別なシャンパーニュ「Cristal

(クリスタル)」が有名です。

その後、欧州の上流階級や各国の王室においても人気を博しました。

ルイ・ロデレールは、1962年にエリザベス女王陛下から王室御用達認定証を授与されました。

シャンパーニュ ルイ・ロデレール クリスタル
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モエ・エ・シャンドン

Champagne Moët & Chandon(モエ・エ・シャンドン)は、1743年創業、エペルネに本拠を置くメゾンです。

LVMHグループの中心事業のひとつで、シャンパーニュのトップ生産者であり、紛れもなく世界で最も有名なシャンパーニュでしょう。

モエ・エ・シャンドンのシャンパーニュは、多くのセレブリティや王室のイベントを彩ってきましたが、英国王室も例外ではありません。

英国王室との関わりは、1893年にヴィクトリア女王がモエ・エ・シャンドンに王室御用達認定を授与したことに始まり、1世紀以上にわたります。

モエ・エ・シャンドンのシャンパーニュは、公式晩さん会でサービスされるだけではありません。

20世紀以降の国王戴冠式で特別なシャンパーニュを造った実績があります。

モエ&シャンドンが国王戴冠式のためにシャンパーニュ

戴冠式特別キュヴェ

  • エドワード7世(1902年)
  • ジョージ5世(1911年)
  • ジョージ6世(1937年)
  • エリザベス2世(1953年)

戴冠式特別ボトル

  • チャールズ3世(2023年)
モエ&シャンドン社がチャールズ3世の戴冠式のために造った特別マグナムボトル「Coronation Cuvée 2023 」
(画像引用:La champagne de Sophie Claeys

さらに、エリザベス2世の節目を祝って限定シャンパーニュをリリースしました。

モエ&シャンドンがエリザベス2世を祝った限定シャンパーニュ
  • 銀婚式(結婚25周年)
  • 金婚式(結婚50周年)
  • ダイヤモンド・ジュビリー(即位60周年)

ポル・ロジェ

Champagne Pol Roger(ポル・ロジェ)は、1849年に創業したエペルネにある家族経営のメゾンです。

ポル・ロジェと英国のつながりは、ウィンストン・チャーチル元英首相を抜きにして語ることはできません。

所有する競走馬に「ポル・ロジェ号」と名付けるほど愛飲したシャンパーニュとして有名で、ポル・ロジェは敬意を込めて「キュヴェ・サー・ウィンストン・チャーチル」を同社の最上品として販売しています。

1877年に初めて王室御用達として認定されて以来、ポル・ロジェは歴代君主から王室御用達の栄誉を預かっています。

ポル・ロジェに王室御用達認定証を授与した君主
  • 1912年 ジョージ5世
  • 1947年 ジョージ6世
  • 2003年 エリザベス2世
  • 2024年 チャールズ3世

近年では、2人の王子の結婚式でポル・ロジェのマグナムボトルが採用されました。

ポル・ロジェが採用されたロイヤル・ウェディング
  • 2011年4月29日 ウィリアム王子&ケイト妃の結婚式(披露宴)
  • 2018年5月19日 ハリー王子&メーガン妃の結婚式
筆者

ウィリアム王子・ケイト妃の結婚式のシャンパーニュについて、当時社長だったパトリス・ノワイエルさんから直接お話を伺ったことがあります。「バッキンガム宮殿からブテイユ300本の注文があったのだけれど、すぐに言ったよ。『いやいや、マグナム300本でしょう!』ってね」。結局マグナム300本が採用されたそうです。報道によれば、ハリー王子&メーガン妃の結婚式でもマグナム300本だったようですから、すごく良い仕事をしましたね。※注:ブテイユ=750ml、マグナム=1500ml

ヴーヴ・クリコ

Champagne Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)は、1772年創業、ランスに本拠を置く老舗メゾンで、名前は女性当主だったヴーヴ・クリコ(クリコ未亡人)に由来します。

「クリケットの聖地」と呼ばれるローズでのクリケット試合、世界のモーターファンが集う祭典「グッドウッド・リバイバル」など、ヴーヴ・クリコは英国の有名なイベントに協賛しています。

英国王室との関係は、ヴィクトリア女王の時代から始まりました。

ヴィクトリア女王は、1868年にヴーヴ・クリコを直送するよう初めて注文した君主で、宮殿のセラーには常に常備しておくほどお気に入りでした。

1905年エドワード7世から授与されて以来、ヴーヴ・クリコは王室御用達の認定を保持し続けています。

ヴーヴ・クリコは、王室メンバーのために特別キュヴェをリリースした実績があります。

ヴーヴ・クリコが英国王室のために造ったシャンパーニュ
  • 1981年 チャールズ皇太子&ダイアナ妃の結婚を祝う特別キュヴェ

ローラン・ペリエ

Champagne Laurent Perrier(ローラン・ペリエ)は1812年創業、トゥール・シュル・マルヌ村に本拠を置く家族経営のメゾンです。

英国王室との最初の出会いは、1979年に当時皇太子だったチャールズ国王がローラン・ペリエ本社を訪問した時です。

ローラン・ペリエは、1998年にチャールズ皇太子から王室御用達を授与され、2024年5月新たにチャールズ国王からの認定を受けました。

チャールズ国王の治世下で、最初の王室御用達シャンパーニュとして認められました。

ローラン・ペリエが採用されたロイヤル・ウェディング
  • 2011年4月29日 ウィリアム王子&ケイト妃の結婚を祝う、チャールズ皇太子が主催した晩餐会(「ローラン・ペリエ ロゼ」が振舞われました)

参考文献

「英国王室御用達シャンパーニュ6銘柄」項の記事作成にあたり、次のサイト情報を参考にしました。

英国王室御用達のお酒

シャンパーニュ以外にも、英国王室御用達を受けているお酒はあります。

2024年12月に発表された王室御用達認定リストに掲載されているお酒を紹介します。

酒類社名
銘柄
英国産スパークリングワインCamel Valley
キャメル・ヴァレー
ポートワインTaylor’s
テイラー
Graham’s
グラハム
ジンTanqueray Gordon & Company Ltd
タンカレー、ゴードン
食前酒Pimm’s
ピムス
Dubonnet
デュボネ
コニャックThomas Hine
ハイン
ウイスキーJohn Walker & Sons
ジョニー・ウォーカー
Lochnagar Distillery
ロイヤル・ロッホナガー
D. Johnston & Co (Laphroaig)
ラフロイグ
Matthew Gloag & Son
ザ・フェイマス・グラウス
ビールShepherd Neame
シェパード・ニーム

英国王室御用達のワイン

キャメル・ヴァレー

英国南西部コーンウォールのCamel Valley(キャメル・ヴァレー)は、2018年に英国産ワインとして初めてロイヤルワラントを授与されたワイン生産者です。

キャメル・ヴァレーは、スティルワイン(赤・白など非発泡性ワイン)の生産をしていますが、王室御用達と認められたのは「スパークリングワイン」。

チャールズ国王・カミラ王妃の両陛下から王室御用達スパークリングワインとして認定を受けています。

キャメル・ヴァレーが採用された王室行事
  • 2023年11月 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を迎えた国賓晩餐会
    • 「Camel Valley Special Reserve 2015」
筆者

スパークリングワインの次なるブドウ栽培好適地として言われて久しい英国。シャンパーニュの大手メゾンも、英国でスパークリングワインの生産に取り組んでおり、英国産スパークリングワインは品質も注目度も高まっています。英国王室行事にシャンパーニュは欠かせない存在ですが、今後は自国産のスパークリングワインが登場する場面も増えていくかもしれません。

テイラー

画像引用:Taylor’s公式インスタグラム @taylorsportwine

Taylor’s(テイラー)は、1962年に創業した家族経営の老舗ポートワイン生産者です。

テイラーは、ホワイト・ポートワインの先駆者で、1934年に辛口白ポートワイン「チップ・ドライ」を開発しました。

また、澱引きしてから瓶詰めする「レイト・ボトルド・ヴィンテージ(LBV)」というスタイルは、テイラーが先駆けとなって生み出したものです。

2017年エリザベス女王陛下からロイヤルワラントを授与されました。

グラハム

Graham’s(グラハム)は、スコットランドの貿易商人ジュン・グラハムが1920年に創業したポートワイン生産者です。

現在はシミントン・ファミリーが5世代にわたって経営しており、ポルトガルのドウロ地方で高品質なポートワインを生産しています

2017年エリザベス女王陛下からロイヤルワラントを授与されました。

英国王室御用達のジン

タンカレー&ゴードン

Tanqueray Gordon & Company(タンカレー・ゴードン社)は、その名のとおりの2つのジンの生産者です。

タンカレー、ゴードンともに、「ロンドン・ドライ・ジン」の代表ブランドで、ジントニックなどのカクテルベースとして世界中で愛されています。

1925年、Tanqueray Gordon & Companyはウェールズ王女からロイヤルワラントを初めて授与されました。

ゴードン ロンドン ドライジン
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英国王室御用達の食前酒

ピムス

Pimm’s(ピムス)は、1820年代にイギリスで開発された混成酒のシリーズ。

ロンドンでオイスターバーを経営していたJames Pimm(ジェームス・ピム)氏が客に提供していた「ジン・スリング」を基に作られました。

現在ピムスはNo.1からNo.6まであり、それぞれ異なるベースアルコールを使用しています。

No.1(ジンベース)が一番人気で、炭酸飲料で割って飲むのが一般的な飲み方です。

デュボネ

Dubonnet(デュボネ)は、1846年にパリの化学者兼ワイン商人であるジョセラ・デュボネ氏によって考案された、フランスの混成酒です。

赤ワインをベースに、キナ樹皮、オレンジ皮、コーヒー豆、スパイスなどを加えて香味付けし、樫樽で熟成しています。

味わいは甘い赤ワインに似ており、ワインとキナ皮の独特な苦味が特徴。

主にアペリティフ(食前酒)として飲まれ、ストレート、ロック、またはカクテルの材料として使用されます。

英国王室御用達のコニャック

ハイン

Hine(ハイン)は、1763年に創業した歴史あるコニャック生産者です。

イギリス南西部の港ブリストルで樽熟成させる「アーリーランデッド製法」のコニャックが有名で、この製法によりフローラルな香りとより丸みのある味わいが実現するそうです。

50年以上にわたりイギリス王室にコニャックを提供、エリザベス2世女王からロイヤルワラントを授与されました。

英国王室御用達のウイスキー

ジョニー・ウォーカー

Johnnie Walker(ジョニー・ウォーカー)は世界的に有名なスコッチ・ウイスキーのブランドです。

日本では「ジョニ黒」「ジョニ赤」などの愛称で知られており、「憧れの洋酒」の代名詞だった時代がありました。

1934年にジョージ5世からロイヤルワラントを授与されました。

ロイヤル・ロッホナガー

シングルモルトウイスキー「Royal Lochnagar(ロイヤル・ロッホナガー)」を生産するLochnagar Distillery(ロッホナガー蒸留所)は、1845年にスコットランドのハイランド地方で創業しました。

ロッホナガー蒸留所は、イギリス王室の夏の休暇地として使用される「バラモラル城」の近くにあり、イギリス王室と長い関係があります。

1848年、蒸留所にヴィクトリア女王を招待、まもなく最初のロイヤルワラントを授与されました。

当時の名称は単にロッホナガーでしたが、ヴィクトリア女王の訪問から3年後にRoyal(ロイヤル=王室の)を冠した「ロイヤル・ロッホナガー」に改称しました。

ラフロイグ

Laphroaig(ラフロイグ)は、1815年に創業されたスコットランドのアイラ島にある蒸留所で製造されるシングルモルトウイスキー。

スモーキーで潮っぽい香りを持つアイラモルトの中でも、ラフロイグはスモーキーな特徴が顕著で「アイラモルトの王」として世界中のウイスキーファンから愛されています。

チャールズ国王が、皇太子時代から愛飲するウイスキーとしても有名です。

「ラフロイグ」は皇太子時代にチャールズ国王から品質の高さと香味の豊かさが認められ、1994年、シングルモルトウイスキーとして初の王室御用達許可証を下賜された。蒸溜所の建物の白い外壁にはダチョウの羽を3本あしらった別名“平和の楯”と呼ばれるプリンス・オブ・ウェールズの紋章が飾られている。皇太子時代にはチャールズ国王自ら買い付けに蒸溜所へいらっしゃったこともあり、年によってはボトルで1,000本もオーダーされた。また新製品誕生時には必ずご試飲いただくことが慣例となっていた。

引用:サントリー公式サイト「ラフロイグ蒸留所

ザ・フェイマス・グラウス

The Famous Grouse(ザ・フェイマス・グラウス)は、1896年にスコットランドで誕生したブレンデッド・スコッチウイスキーです。

ブレンド後、約1年間シェリー樽で後熟させる製法を採用しており、シェリー樽由来の柔らかく飲みやすい口当たりと甘味、ナッツの香ばしさが特徴。

ラベルには、スコットランドの国鳥「雷鳥(グラウス)」が描かれています。

1984年、ロイヤルワラントを授与されました。

英国王室御用達のビール

シェパード・ニーム

ビール「Spitfire Amber Ale(スピットファイア・アンバー・エール)」で有名なShepherd Neame(シェパード・ニーム)は1698年創業、英国で現存する最古のエールビール醸造所です。

ホップの生産で有名なケント州の中心にあり、創業以来独自の伝統を守りながら上質なエールビールを生産しています。

2024年5月、チャールズ国王から初めてロイヤルワラントを授与されました。

ロイヤル・ワラントのシャンパーニュは6銘柄

  • 2024年12月英国王室御用達認定リストを発表、王室御用達シャンパーニュは6銘柄(ボランジェ、モエ&シャンドン、ルイ・ロデレール、ポル・ロジェ、ヴーヴ・クリコ、ローラン・ペリエ)となった
  • 王室御用達6銘柄のシャンパーニュには、2025年から「王家の紋章」と「the Royal Warrant of Appointment from His Majesty the King(国王陛下より王室御用達の任命を受けた)」と表示できる

英国王室御用達銘柄にも選ばれているシャンパーニュ生産者の多くはセラー見学が可能です。

また近年ではレストランを併設、シャンパーニュと料理の相性「ペアリング」を提案する生産者も増えています。

シャンパーニュ地方を旅する時には、ぜひ訪問してみてください。

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