フランス・シャンパーニュ地方エペルネは「シャンパーニュの都」と呼ばれるシャンパーニュの街。
世界遺産にも登録されている「シャンパーニュ通り」には、トップメーカー「モエ・エ・シャンドン」をはじめ、世界的に有名なシャンパーニュ生産者が軒を連ねています。
エペルネは、パリから電車で1時間20分で来ることができるので、日帰り旅もおすすめです。
小さな街ながら、世界のワインファンを惹きつけるエペルネの街の観光ポイントを詳しく紹介します。
エペルネの基本情報
エペルネはどこにある?
エペルネは、ランスの南27kmに位置します。
エペルネの基本情報
エペルネ(Épernay)は、マルヌ県(La Marne)の街のひとつ。
面積 | マルヌ県 :8200㎢ エペルネ市: 23㎢ |
人口 | マルヌ県 :56万人 エペルネ市: 2万人 |
エペルネ市民 | 男性:Sparnacien(スパルナシアン) 女性:Sparnacienne(スパルナシエンヌ) |
ランスと比べると、エペルネは面積は約半分、人口は8分の1ほどです。
エペルネは小さな街ですが、公共・商業施設の数・質ともに揃っている印象です。そこには「シャンパン・マネー」が大きく寄与していると言って良いでしょう。
エペルネの天気
エペルネの天気は、パリ・ランスとほぼ同じです。
昼夜の寒暖差が大きいので、平均気温はあくまで平均値であることを忘れないようにしてください。
平 均 気 温 (°C) | 平 均 最 低 気 温 (°C) | 最 高 気 温 (°C) | 降 水 量 (mm) | 湿 度 (%) | 雨 の 日 数 | 日 照 時 間 | |
1月 | 3.4 | 1.0 | 5.8 | 66 | 85% | 9 | 2.9 |
2月 | 3.8 | 0.8 | 7.1 | 59 | 81% | 8 | 4.0 |
3月 | 6.6 | 2.6 | 10.7 | 58 | 77% | 9 | 5.9 |
4月 | 10.1 | 5.4 | 14.5 | 62 | 72% | 9 | 8.2 |
5月 | 13.9 | 9.3 | 18.0 | 73 | 73% | 9 | 8.9 |
6月 | 17.3 | 12.6 | 21.5 | 66 | 69% | 8 | 9.9 |
7月 | 19.3 | 14.8 | 23.6 | 64 | 67% | 8 | 10.3 |
8月 | 19 | 14.4 | 23.4 | 67 | 68% | 8 | 9.3 |
9月 | 15.8 | 11.6 | 20.1 | 59 | 72% | 7 | 7.2 |
10月 | 12.0 | 8.7 | 15.5 | 69 | 79% | 8 | 5.2 |
11月 | 7.2 | 4.6 | 9.9 | 70 | 86% | 9 | 3.3 |
12月 | 4.1 | 1.8 | 6.5 | 82 | 86% | 10 | 2.9 |
(引用:TABLEAU CLIMATIQUE EPERNAY, Climate Deta
※1991-2021年のデータに基づく。日照時間のみ1999-2019年のデータ)
日本の気温(東京・札幌)との比較と服装のアドバイスは、別記事で詳しく紹介しています。
エペルネ市街の地図
この記事で紹介するすべての場所を、グーグルマップにまとめました。
エペルネの旅の計画、または旅の途中でお役立てください。
エペルネへの行き方
パリから
エペルネは、パリからのアクセスが比較的良いことも魅力。
パリからエペルネを目指す場合は、電車で移動することをおすすめします。
パリ東駅からエペルネ駅までTER(在来線)に乗れば1時間20分で来ることができます。
パリからエペルネまでの交通手段別の所要時間は下表のとおり。
交通手段 | 経路 | 所要時間 |
電車 (TER=在来線) | パリ東駅 ↓ エペルネ駅 | 1時間20分 |
車 | パリ ↓ エペルネ | 1時間45分~ |
高速バス | なし | ー |
上表の車での所要時間を見て「意外と近い」と感じた方もいるかもしれませんが、あくまで順調に進んだ場合の時間です。
パリ市内・パリ近郊では渋滞することが多いので、気を付けてください。
\ フランス国鉄公式サイト /
\ 日本語で検索できる /
シャルルドゴール空港から
エペルネは、シャルル・ド・ゴール国際空港からのアクセスも比較的良い場所です。
車の場合、1時間40分で来ることができます。
シャルル・ド・ゴール空港からエペルネまで来る場合、「電車」の利用はおすすめしません。
限られた旅程の中で、乗り換えに多くの時間を費やすのはもったいないからです。
交通手段 | 経路 | 所要時間 |
車 | シャルル・ド・ゴール国際空港 ↓ エペルネ市街 | 1時間40分 |
電車 | シャルル・ド・ゴール国際空港駅 ↓ TGV(高速鉄道)30分 シャンパーニュ・アルデンヌTGV駅 ↓ TER(在来線) ランス・メゾン・ブランシュ駅(またはランス駅) ↓ TER(在来線) エペルネ駅 | 1時間45分~ |
高速バス | なし |
フランスの他のワイン産地から
シャパーニュ地方の観光客の中には、数日間かけて、フランスのワイン産地を周遊する旅をする方もいます。
他のワイン産地からシャンパーニュ地方への行き方の概要は下表のとおりです。
出発地 | 交通手段・経路 | 所要時間 |
ブルゴーニュ地方 ボーヌ(Beaune)発 | 車:A31・A5・A26経由 | 3時間〜4時間10分 |
アルザス地方 ストラスブール(Strasbourg)発 | 電車(TGV):ストラスブール駅→シャンパーニュ・アルデンヌTGV駅 | 1時間16分〜1時間57分 |
電車(在来線):ストラスブール駅→エペルネ駅 | 3時間47分 | |
車:A4経由 | 3時間30分 | |
ボルドー地方 ボルドー(Bordeaux)発 | 電車(TGV):ボルドー・サン・ジャン駅→シャンパーニュ・アルデンヌTGV駅 | 4時間01分 |
車:A10・A4経由 | 6時間20分〜8時間30分 | |
ロワール地方 トゥール(Tours)発 | 電車:トゥール駅→ル・マン駅→ シャンパーニュ・アルデンヌTGV駅 | 4時間15分 |
車:A10・A14経由 | 3時間30分〜4時間40分 |
パリでの乗換に問題がない方は、出発地→パリ東駅(Paris-Est)→エペルネ駅(Epernay)で検索してください。
シャンパーニュ・アルデンヌTGV駅からエペルネ市街まで車で35分かかります。
\ フランス国鉄公式サイト /
\ 日本語で検索できる /
近隣国から
フランス北部に位置するエペルネの街は、近隣国からの車でのアクセスも良好で、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルグ、オランダから来る観光客は大勢います。
エペルネの近くに、2つの高速道路が通っています。
- A4-E50 (Paris – Strasbourg)
- A26-E17 (Calais – Troyes – Dijon)
車移動した場合、近隣国の主な街からエペルネまでの所要時間の目安は次のとおり。
国 | 街 | 所要時間 |
ルクセンブルグ | ルクセンブルグ・シティ | 3時間00分 |
ベルギー | ブリュッセル | 3時間20分 |
アントワープ | 3時間45分 | |
ドイツ | フランクフルト | 4時間40分 |
デュッセルドルフ | 4時間45分 | |
オランダ | アムステルダム | 5時間40分 |
イギリス | ロンドン | 5時間45分 |
世界遺産「シャンパーニュ通り」
エペルネの観光は「シャンパーニュ通り(Avenue de Champagne)」を抜きに語ることはできません。
フランスの全国紙「ル・モンド」は、エペルネのシャンパーニュ通りをこんな見出しをつけて紹介しました。
エペルネにある、「世界で最も裕福」な大通り
Champagne : à Epernay, l’avenue « la plus riche du monde », Le Monde
街の中心部、レピュブリック広場(Place de la République)から、シャンパーニュ通りを上るように進んで行けば、大手のシャンパーニュ生産者が現れます。
- モエ・エ・シャンドン(Champagne Moët et Chandon)
- ペリエ・ジュエ(Champagne Perrier Jouët)
- ポル・ロジェ(Champagne Pol Roger)
- ボワゼル(Champagne Boizel)
- ド・ヴノージュ(Champagne de Venoge)
- ド・カステランヌ(Champagne de Castellane)
- メルシエ(Champagne Mercier)
シャンパーニュ生産者の中でも知名度・販売規模ともに、トップクラスの大手メゾンが軒を連ねる特別な通りです。
モエ・エ・シャンドン
エペルネで忘れてならないのは、シャンパーニュ生産者「モエ・エ・シャンドン(Champagne Moët et Chandon)」です。
- 1743年創業のシャンパーニュのトップ・メーカー。
- 生産量は非公表。公式サイトでは「毎秒1本、世界中のどこかでモエ・エ・シャンドンのボトルが開けられています」と説明しています(真に受けて計算すれば、3153万6000本)。
- モエ・エ・シャンドンにとって、輸出相手国第1位はアメリカ、第2位が日本です。
- 通称「モエシャン」は、モエ・エ・シャンドンのシャンパーニュです。
- 通称「ドンペリ」は、モエ・エ・シャンドンの最高級シャンパーニュ「ドン・ペリニヨン」です。
- ドン・ペリニョン(1638-1715)は、エペルネからほど近いオーヴィエ村の修道士。シャンパーニュ造りの重要な技術「アッサンブラージュ(ブレンド)」を初めて採用した人物です。
モエ・エ・シャンドンのセラー見学
モエ・エ・シャンドンのセラー見学は、エペルネの超人気観光スポット。旅程が決まり次第、できる限り早く予約することをおすすめします。観光シーズンは1ヶ月前でも予約が取れないこともあるので気をつけてください。
セラー見学は、シャンパーニュの試飲2杯(モエ・アンペリアル、モエ・ロゼ)がついたスタンダードなコースが40€です(2023年5月現在)。
セラー見学予約は、モエ・エ・シャンドン公式サイトで可能です。ただし、公式サイトの販売条件を読む限り、予約キャンセル・返金を行なっていません。
ワイナリー見学予約専門サイト「Winalist(ウィナリスト)」経由での予約がおすすめです。公式サイトと同価格で予約可能で、予約日の7日前までは無料キャンセルできます。
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モエ・エ・シャンドンの併設ショップ
セラー見学の受付のある建物の横には、モエ・エ・シャンドンの直営ショップがあります。
モエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニヨンのボトルのほか、オリジナル・グッズの販売も行なっています。
モエの世界観を映すような、高級感あふれるお店です。買い物をしなくても、訪れる価値のある場所です。
ドン・ペリニヨン像は、撮影スポット
モエ・エ・シャンドン本社・シャンパーニュ通り側の入口で、出迎えてくれるのが「ドン・ペリニヨンの銅像」です。
セラー見学の受付や直営ショップの手前にあるので、すぐにわかります。
世界中から来た観光客が、必ず記念撮影をする人気スポット。
エペルネにお越しの際はぜひお忘れなく。
シャンパーニュ生産者のセラー見学
シャンパーニュ通りにメゾンを構えるシャンパーニュ生産者は、一般の観光客向けにセラー見学、シャンパーニュ試飲を行なっています。
ポル・ロジェ社は、観光客向けの活動を行なっていません(2024年7月現在)。
シャンパーニュ生産者のセラー見学の予約申込は専用予約サイトを使うと便利です。
当サイトでは「ウィナリスト(Winalist)」の利用をおすすめします。
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係留気球【2024年末営業終了】
エペルネには、搭乗可能な気球「バロン・カプティフ(Ballon captif)」があります。
バロン・カプティフとは、地上とロープでつながれた「係留気球」です。
地上150メートルから、エペルネの街だけでなく、周辺のブドウ畑を一望できます。飛行条件に合う天候の日しか飛ばないので、搭乗できる日・飛んでいるのが見える日はラッキーです。
係留気球「バロン・カプティフ(Ballon captif)」
住所:Esplanade Charles de Gaulle 51200 EPERNAY
シャンパーニュ博物館
2021年に開館した「シャンパーニュのワインと地域考古学の博物館(Musée du vin de Champagne et d’Archéologie régionale)」(以下「シャンパーニュ博物館」と表記)は、エペルネの新しい観光スポットです。
もともとはシャンパーニュ・ペリエ・ジュエ(Champagne Perrier-Jouët)のオーナーの自邸だった「シャトー・ペリエ」が、数年がかりの修復を経て、博物館として生まれ変わりました。
シャンパーニュ博物館の展示は、各階ごとに分類されています。
3階 | 考古学 |
2階 | シャンパーニュのワイン コレクション |
1階 | 地質学と古生物学 |
併設ショップも要チェック
見学後、シャンパーニュ博物館の併設ショップもお見逃しなく。展示品をモチーフにしたオリジナルグッズの他、シャンパーニュ関連の書籍も充実しています。
入館チケット販売窓口と同じ場所にショップがあるので、残念ながら博物館の見学時間がないという方も「ショップだけ見たい」旨を係の人に伝えれば買い物を楽しむことができます。
シャンパーニュのワインと地域考古学の博物館(Musée du vin de Champagne et d’Archéologie régionale)
住所:Château Perrier, 13, avenue de Champagne
※以下、2023年4月に公式サイトで確認した情報です。
閉館日:
- 火曜日
- 1月1日、5月1日、12月25日
開館時間:
- 4月1日~10月31日 10~19時
- 11月1日~3月31日 13時30分~18時(週末は10~18時)
※ 最終入館は、閉館時間の1時間前まで
平均見学時間:1時間30分
入館料:
- 大人 9,50 €
- 学生(13~25歳)・シニア(65歳以上) 6,30 €
- 13歳未満 無料
- 毎月第1日曜日は入館無料
- 入館料には音声ガイドの料金も含まれています。
- 音声ガイドの対応言語:フランス語、英語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語、中国語、日本語
「庭園」の訪問も忘れずに
シャンパーニュ博物館を訪れた際には、ぜひシャトー・ペリエの裏にある「庭園」を訪ねることもお忘れなく。
もっと言えば、博物館に訪れる時間はなくても、せめて庭園だけでも訪ねることをおすすめします。
博物館の開館時間よりも、庭園の開館時間は朝・晩とも数時間長いですし、庭園の入園料は無料です。
庭園の池に映るシャトー・ペリエの美しさは、シャンパーニュ通り側から見る城館とはまた違った趣。
シャンパーニュ通り側から庭園に入り、奥の方へと歩みを進めていけば、エペルネ駅にほど近いランス通り(rue de Reims)まで通り抜けることもできます。
開園:毎日
料金:無料
開園時間:
- 4月1日~10月31日 8~21時
- 11月1日~3月31日 8~20時
歩いて行けるブドウ畑
エペルネは、市街地からブドウ畑まで徒歩で行ける点も魅力のひとつです。
いちばん気軽に行けるブドウ畑は、メルシエ(Champagne Mercier)裏のブドウ畑。
駐車場とつながる階段を上れば、すぐにブドウ畑があります。
それほど大きな畑ではありませんが、ブドウ木の様子を間近に見ることができます。
エペルネのイベント
毎月最後の金曜夜は「アペリティフ」
毎月、最後の金曜夜に行われる「Les Apéros de la Halle(レ・ザペロ・ドゥ・ラ・アール)」は、エペルネ市が主催するアペリティフ(食前酒)のイベント。
エペルネの生産者(ビール、シャンパーニュ、ジュース)・商店(精肉店・鮮魚店)などが出店、その場で飲み物やおつまみを購入してアペリティフを楽しむことができます。
市民が大挙して押し寄せる大人気イベントには、月替わりでエペルネのシャンパーニュ生産者1者が出店、来場者はシャンパーニュをグラスまたはボトルで購入することができます。
地元クラフトビール生産者「Tête de Chou(テット・ド・シュー)」は毎回出店、生ビールを提供しています。
日本では考えられない安価でシャンパーニュを楽しむことができます。ちょうどよく開催日に滞在する方は、ぜひ寄ってみてください。地元の人たちの飾らないシャンパーニュの楽しみ方を垣間見ることができますよ。
Les Apéros de la Halle(レ・ザペロ・ドゥ・ラ・アール)
開催場所:Halle Saint-Thibault, Place René-Cassin 51200 EPERNAY
2024年度開催予定日時:
※開催時間は各月とも、18~20時。
- 3月29日
- 4月26日
- 5月24日
- 6月28日
- 7月26日
- 8月30日
- 9月27日
- 10月25日
- 11月29日
- 12月20日(※例年12月はクリスマス前の金曜)
7月14日夜は「ソワレ・ブランシュ」
フランスの祝日、7月14日「フランス革命記念日」の夜、シャンパーニュ通りでは「ソワレ・ブランシュ」が開かれます。
12月「アビ・ド・リュミエール」
毎年12月第2金曜日の週末は、エペルネの街を光で彩るイベント「Habits de Lumière(アビ・ド・リュミエール)」が行われます。
レストラン&ワインバー厳選6店
エペルネでおすすめのレストラン&ワインバーを6店選びました。
- Sacré Bistro(サクレ・ビストロ)
- Why Not (ホワイ・ノット)
- Symbiose(サンビオーズ)
- La Grillade Gourmande(ラ・グリヤード・グルマンド)
- Chez Max(シェ・マックス)
- Brut(ブリュット)
各店の詳細は、別記事で紹介しています。
カフェ
Kitsch Café
日曜朝も営業する「Kitsch Café(キッチュ・カフェ)」。
「街でいちばん美味しいコーヒー」との呼び声もある店です。
テイクアウトも可能。
以前はクリーニング店だった建物がカフェとして生まれ変わりました。街の中心部ですが地味な通りにあります。行きたい方は見過ごさないように気をつけてください。
Kitsch Café(キッチュカフェ)
住所:4 Rue Saint-Rémy, 51200 Épernay
COFFEA PANEM
コーヒーとサンドイッチの店で、いずれもテイクアウトが可能。
店内の座席のほか、数席ですがテラスもあります。
COFFEA PANEM
住所:31 place Bernard Stasi 51200 Epernay
ファストフード店
Le Prestige Burger
隣接する精肉店直営のハンバーガーショップ。
注文の際に「肉の焼き加減」の希望も聞いてくれます。
しっかりお腹いっぱいになりますが、「気軽な食事」として紹介します。
バーガーは「Petit(小)」で普通サイズ の印象。
Le Prestige Burger(プレステージ・バーガー)
住所:46 Rue Saint-Thibault, 51200 Épernay
Le Bosphore Kebab
「エペルネで一番おいしいケバブ」と地元の人たちに愛される店「Le Bosphore Kebab(ル・ボスフォール・ケバブ)」。
大多数のケバブ店は、外国産肉を使っているそうですが、この店は地元で評判の肉屋さんから仕入れています。
マヨネーズなどのソースも自家製だそうです。
ひさびさに食べたくなって、エペルネ「Le Bosphore Kebab」の「ガレット」をテイクアウト。(中身を見せるためにかじった後ですみませんが)肉、レタス、トマト、玉ねぎがぎっしり詰まって食べ応えがあります。個人的に、少し辛い「ハリッサ」と「ヨーグルト」のソースを入れてもらうのが好きです😋 pic.twitter.com/ReOuxIHF0e
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) March 20, 2024
わたしのおすすめはケバブよりも「ガレット」。薄く焼いたクレープ状の生地に肉やサラダを巻いてくれます。
Le Bosphore Kebab(ル・ボスフォール・ケバブ)
住所:27 Rue Gambetta, 51200 Épernay
惣菜店
Charcuterie Maingre
見た目にもきれいな気の利いた前菜・サラダ、量り売りのハム、手作りのグラタンやラザニアなどの惣菜、種類は多くないものの質の良いチーズなどが並びます。
「何を食べても美味しい」と地元客からの信頼が厚い店。
昼前、夕方は特に賑わっています。
宿泊先でシャンパーニュを飲む、またはピクニックに行くために「お惣菜・おつまみ」を探している方にいつもおすすめするお店です。エペルネ市民に愛される店の味わいをぜひ。
Charcuterie Maingre(シャルキュットリー・マングル)
住所:9 Place Hugues Plomb, 51200 Épernay
チーズ
La Cloche à Fromage
市街地で唯一のチーズ専門店。食べ頃のチーズが幅広く揃っています。
La Cloche à Fromage(ラ・クロッシュ・ア・フロマージュ)
住所:19 Rue Saint-Thibault, 51200 Épernay
Bons Vivants !
エピスリー(高級食材店)ですが、チーズも取り扱っています。
ハムやクラッカーなど、おつまみ類も豊富。
チーズではありませんが、自家製「パテ・クルート(Pâté croute)」(肉のパイ包み)がとても美味しいです。お肉がしっとりしていて、肉もパイも脂っぽさがありません。シャンパーニュともよく合いますよ。
Bons Vivants ! (ボン・ヴィヴァン)
住所:5 Place Auban Moët, 51200 Épernay
パティスリー
Vincent Dallet
エペルネでパティスリーといえば、ここ。
特に夏は、自家製のアイスクリーム&ソルベ(シャーベット)が大人気。
「シャンパーニュ」のソルベもあります。
きょうのエペルネの最高気温は24度。シャンパーニュと同じくらいアイスクリーム屋さんが大賑わい。エペルネなら、ダレ(Dallet)がおすすめです🍦😋 #epernay pic.twitter.com/UPmNAS1eij
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) June 3, 2023
エペルネでいちばん美味しいと思うのパンオショコラは、Vincent Dallet 製。お菓子&チョコレート屋さんが作るそれは、生地のサクフワ感とバターの風味が良い味わいです。#epernay pic.twitter.com/lRdlovx79d
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) July 28, 2021
ここでマカロンを購入して、テラス席で「シャンパーニュxマカロン」を楽しむ観光客もいます。ソルベ「シャンパーニュ」は、以前お店のマダムと話をした際は「ドゥーツ(Champagne Deutz)」を使っていると仰っていました。
Vincent Dallet(ヴァンサン・ダレ)
住所:26 Rue Général Leclerc, 51200 Épernay
※ランスにも支店があります。
朝市(マルシェ)
土曜朝にエペルネにいる場合は、朝市(マルシェ)に行くことをおすすめします。
野菜・果物、肉、魚はもちろんのこと、惣菜、チーズ、パン、生花なども揃います。
土曜はマルシェの日。バカンス中でいないお店もあるけれど、地元の人や、観光客で賑わっていました。#epernay #marché pic.twitter.com/aezHW4j4vM
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) August 7, 2021
今朝マルシェに行ったら、ジロール茸が並んでいました。秋🍁の味です。 pic.twitter.com/3ZM2IEMVSP
— LaLaLaChampagne🍾 (@lalalachampagne) September 11, 2021
マルシェに出かけると、シャンパーニュ生産者が買い物する姿を見かけます。
場所:Halle Saint-Thibault
時間:毎週土曜日の午前
毎日営業のスーパーマーケット
毎日営業(7:30~21:00。2023年4月現在)、日曜日も開いている貴重な店。
小さなスーパーですが、一般的な食料品と日用品は一通り揃います。
Diagonal(ディアゴナル)
住所:22 Place Auban Moët, 51200 Épernay
エペルネで買う
シャンパーニュ&ワイン
エペルネは、ランスほどワインショップは多くありませんが、内容では負けていません。
おすすめの5店を紹介します。
- le 520(ル・サンク・ソン・ヴァン)
- La Cave Salvatori(ラ・カーヴ・サルヴァトーリ)
- 75cl(ソワサント・キャーンズ・サンチリットル)
- #Brut(ブリュット)
- Le 19(ル・ディズ・ヌフ)
エペルネ土産
シャンパーニュの都・エペルネに来たとしても、「シャンパーニュではないお土産」を探すこともあるでしょう。
おすすめのエペルネ土産を紹介します。
- エマニュエル・ブリエのチョコレート
- テット・ド・シューのクラフトビール
- シャンパーニュ通りグッズ
- コルク&ボトル型ランプシェード
- ビンテージ風ポスター
- 大手メゾンのヴィンテージ・グッズ
- シャンパーニュの音がするおもちゃ
- シャンパーニュ・キーホルダー
- シャンパーニュ・Tシャツ
- シャンパーニュ柄シャツ・靴下
商品詳細・販売店情報は、別記事をご覧ください。
エペルネで泊まる
ホテル
観光客からの評判が良いホテルを紹介します。
- Jean Moët(ジャン・モエ)
- Ibis Epernay Centre Ville(イビス・エペルネ・サントル・ヴィル)
- Le Clos Raymi(ル・クロ・レミ)
- La Villa Eugène(ラ・ヴィラ・ウジェーヌ)
- Kyriad(キリアド)
各ホテルの詳細は、別記事で紹介しています。
シャンパーニュ生産者の高級B&B
シャンパーニュ通りには、シャンパーニュ生産者直営の宿がいくつもあります。
- Champagne André Bergère(シャンパーニュ・アンドレ・ベルジェール)
- Le 25bis by Leclerc Briant (ル・ヴァンサンクビス・バイ・ルクレール・ブリアン)
- Les Suites du 33(レ・スュイット・デュ・トラントトロワ)
- Villa Signolle by Michel Gonet(ヴィラ・シニョール・バイ・ミシェル・ゴネ)
各施設の詳細は、下リンクの記事で紹介しています。
エペルネ近郊のラグジュアリーホテル
エペルネから車で15分ほどの場所に、近年オープンした2つの高級スパホテルが人気を集めています。
いずれも、ブドウ畑に面した景色とスパ、そしてシャンパーニュを楽しむことができます。
仕事柄、お客さまからタクシーを呼んでほしいと依頼されることがよくあります。この数年、エペルネ郊外の高級ホテルを目的地に指定する欧米人観光客の方が増えているのを実感します。
エペルネ周辺の村
エペルネ近郊の村を訪ねてみたいという方には、次の2つの村をおすすめします。
Hautvillers(オーヴィレ)
モエ・シャンドンの最高級シャンパン「ドン・ペリニヨン」が有名な村です。
エペルネでモエ・シャンドンを見学して、オーヴィレでドン・ペリニョンの修道院を訪ねるのもおすすめのコースです。
Ay(アイ)
シャンパーニュ地方にある17のグランクリュのひとつ、アイ村。
セラー見学可能な大手メゾンが複数あります。
ブドウ畑を歩いたり、レストランで食事を楽しんだり。
小さな村ですが、いろいろと観光を楽しめます。
電車で観光できる唯一のグランクリュがアイ村。エペルネ駅から乗車すれば次の駅がアイ駅です。
まとめ
- エペルネは「シャンパーニュの都」、パリから電車で1時間20分、空港から車で1時間40分
- 見逃せない「シャンパーニュ通り」には、モエ・エ・シャンドンをはじめ、メゾンが軒を連ねる
- 係留気球「バロン・カプティフ」に乗れば、地上150mからエペルネの街と周辺のブドウ畑が一望できる
- シャンパーニュ博物館とエペルネ市庁舎の美しい公園は通り抜けできる
エペルネは小さな街なので、徒歩で観光しやすいところも、観光客にとってはメリットだと思います。
シャンパーニュ通りで、シャンパーニュのはしご酒をぜひ楽しんでみてください。
エペルネの他に、ランスを訪問する予定がある方も多いと思います。
ランスの観光について詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください。
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